ANAビジネスクラス搭乗記 : 成田 → デュッセルドルフ → ミラノ (NH209 / NRT-DUS & AB8740 / DUS-LIN / Business Class)

トラベル(海外)

前回のジュネーブ出張から帰還後約2週間で再び成田の土を踏みしめています。
今回は同じくヨーロッパ、ミラノへ旅立ちます。年の前半のアメリカラウンドから一転、ヨーロッパ三昧の本格的なスタートです。とはいえ、意外とご無沙汰だったミラノ、今回はどんな旅になるでしょうか。

雨の成田から今回の旅はスタートです。デュッセルドルフを経由して最終目的地ミラノまでの長い旅。途中珍しい「エアベルリン」の登場も挟んで満喫です!おなじみの機内食紹介含め、楽しんでください!

○787でまずはデュッセルドルフへ!

往路はANAの場合直行便がなく、かつスタアラ系でも良好な便がないため必然的に経由便にてミラノへ入ることとなります。なので、機材も新しく、就航地としては比較的新しいデュッセルドルフ線である「NH209便」を利用してミラノへのコネクションを作ることとしました。・・・しかしながら毎度の事とはいえ、細かなコネクションの要望や座席指定に至るまでギリギリまで決まらないスケジュールと格闘しながら便を手配してくださるエージェントの方には頭が下がります。

私の場合はメインカードであるダイナースのトラベルデスク(たまに使いますが)や、ANAのダイヤモンドデスクなどを活用しての個人でのチケットの手配ではなく、社が契約している個人のエージェントを介して、大手旅行代理店などを経由しチケットを発券するため、この調整役となるエージェント氏の苦労は並大抵ではないかと。まぁ既に私のFFP番号や座席の好み、土地勘などは熟知されているのでほぼ問題のない手配を毎度いただいております。

さて、ご覧の通り出発日は雨。しかも結構寒い日だったので、憂鬱な雰囲気漂う朝です。気温は9度程度、本当に寒いですね。

10時40分にボーディングを開始し、なんと11時にはドアクローズしタクシーアウトです。あまり搭乗客がいなかったのでしょう。この日は成田空港の47番スポットからの出発、予定飛行距離は5804mile予定飛行時間は11時間15分とのことです。

S3コネクションからJALの787、ANAの767-300ER新造機に続いて極めてスムーズにRWY34Lに到着しまして、スルスルスル〜っと11時10分には地上を離れてしまいました。幸先の良いスタートです。そのまま進路を北西にとり、一路新潟を目指し本州を横切って行きます。あ、言い忘れましたが本日私をデュッセルドルフまで運んでくれる機材は「Boeing787-8(JA823A)」です。

低い雨雲を抜けても中層に前線を伴う雲が残っており新潟へ向け上昇を続けている初期の段階ではまだ窓の外は快晴にはなっておりませんでした。そんななかアミューズの配布が始まり、ビジネスクラス・コンパートメントでは食事のゆったりした雰囲気が漂ってきています。このアミューズは、いつものチェダーチーズのオリーブオイルがけに、鰊だったかな?のマリネが入っています。基本的には前回のジュネーブ出張時に乗ったフランクフルト線と同じアミューズですね。

写真をみてデジャブを感じられた方もいるかもしれませんが、そうです、前回のフランクフルト線とご飯が一緒です(笑)。私の中では2015年のANAビジネスクラスアペタイザーの中の優秀作品(※当社比・笑)に分類されるこのディッシュ「豆乳ババロア、蒸し雲丹とアルパラゼリー添え 軽い燻製の帆立と共に」です。

よく海外出張の多いビジネスパーソンの機内食あるあるとして描かれているのが以下ですよね。

①最初の頃「機内食を食べ過ぎて降りる頃に胃もたれしている」
②慣れた頃「好みの機内食ができて機内の過ごし方にマンネリを感じ始める」
③末期の頃「機内食に期待をしなくなるり、寝て過ごすようになる」

こんな感じだったかと。

確かに気分は分かりますが、私は結構機内生活が好きなのでマンネリを少し感じつつ、毎回かならず何か違うフライトの断片を楽しんで飛んでいるように思います。読む本、聴く音楽、見る映画、機内でする仕事、CAさん達との会話、窓から見える景色、エンルート(航路)の気象変化などなど、1度として同じフライトには出くわしませんからね。そういう意味では期待をしなくとも、自分の人生の大切な時間として(たとえ寝て過ごして休息をとるにしても)ポジティブに楽しんでいきたいものです。

とはいえ(笑)やはり、メインが一緒だとさすがに食事の醍醐味は消えますね。これが嫌で超フリークエントフライヤーな方達は機内ではほぼカレーを食べて寝てるという都市伝説も聞きますが、これ結構リアルな都市伝説で実話に近い部分が多いとおもいます。

えぇ、当然デザートも一緒です。これは例のあまり美味しくないやつ。長時間放置していても色が悪くならない「明らかに体に悪そうな(笑)」フルーツ盛りを食べつつ、雲の上に出て快晴の空が広がる景色を眺めながらコーヒーをすするのです。この時点で機体は最初の巡行高度であるFL380(約38,000ft = 11,600m)へ到達し多少強めの揺れを受けながらも順調に日本海を渡って行きます。

離陸から約2時間後に一度FL370へ降下しますが、どうもジェット気流などの揺れ成分を避けるための降下の様で、1時間後くらいには元の高度へ戻しました。

先ほど書いた「機内生活にマンネリを感じる」という部分を私自身感じていたのかもしれません。通常ハーゲンダッツのアイスとコーヒーで過ごす読書タイムに「CAMUS / VSOP」を追加でオーダーしていますね。これをアイスにかけて食べるとまた格別です。アイスだけ食べるものなぁ・・・という大人な方々は是非お試しください。お酒に弱い私でも十分楽しめますが、飲める方ならもっと楽しめると思いますので。

フライトは極めて順調に工程を消化して行きます。高緯度圏+高巡行高度が相まり、宇宙に続く様な空のブルーが美しいエリアですね。航空機は地球表面の対流圏を飛びますのでその上に広がる成層圏や中間圏などに思いをやりながら空模様を眺め続けるのもとても楽しい時間の過ごし方です。特にこの日の様に地上があまり見えないときは。

離陸から約5時間半が経つ頃には機内はナイトモードで各人が想い想いの時間を過ごしています。機体はちょうどロシアの永久凍土面上空を飛行し始める頃であり、巡行高度も40,000ftに達しています。おおよそタイガ気候とツンドラ気候の境目くらいを飛行しているイメージでしょうかね。冬場の飛行時は上空気温が極端に下がるため、ジョット燃料ですら凍り始めるギリギリの大気温度だったりもするエリアです。

まぁ、そんなことを考えながら飛んでいれば結構毎回同じようなフライトでも楽しいもんですよね。下に広がる街の歴史や文化をもっと勉強すればより楽しめると思っています。

夜中に丼ものも食べたんですが、なんだかんだ本を読んでいるうちに機体はモスクワを超え、北欧からバルト海を超えるいつものヨーロッパへのエントリールートに差し掛かります。この頃には機内で朝食のサービスが始まりますので、いたるところからラーメンの香りや、カトラリーが触れ合う音が聞こえ始め、目的地到着までのカウントダウンが始まったなぁ、という情緒が機内を支配し始めます。

私もいつも通り、バゲットとフルーツ、そしてコーヒーをいただき着陸後に備えて身体を起動させて行きます。離陸から10時間52分後、いよいよ機体はデュッセルドルフ空港への着陸へ向け一気に高度を下げるポイント「TOD(Top Of Decsend)」を迎えます。場合によってはスピードブレーキ(翼の上のスポイラー)を立ち上げ高い降下率を使いながら一気にアプローチを開始するフライトのハイライトと言っても良い時間帯です。

それまで自分達が飛んでいた高校度の空を見上げつつ、そこに出来上がる飛行機雲の姿に感動しつつ肉眼でもはっきりと地上が見えてくる頃、機体は第一の目的地である「デュッセルドルフ空港(DUS/EDDL)」のRWY23Lに着陸します。飛行時間は11時間19分、ほぼ定刻運行といって良い定時性だとおもいます。

ドイツ第三の空港ではありますが、比較的こじんまりとしていて内装はヨーロッパ・ドイツを感じさせる清潔で機能的なシンプルなものとなっています。エアベルリン(Air Berlin)がハブ空港として利用しているため、フロアには数多のエアベルリンの広告などを見ることができます。

こんな感じで、「CITYJET」(エールフランスKLM傘下のコミューター航空会社)のアブロが飛んでる姿も見られなかなか趣深い景色が広がります。

別な方向に目を向ければ、まさに今乗ってきたANA Boeing787-8が、LufthansaのA319、そして丁度この頃に墜落事故を起こして話題だった「germanwings」のA320が並んで駐機していたりし、これもまた趣深い景色です。特にジャーマンウイングスはとてもタイムリーでした。。。(汗)。まぁ、遠くに目をやるととてものどかな空港ですよね。後日別の出張でデュッセルドルフに宿泊することになったのですが、街もゆったりとしていてとても良い街でした。好きな方ならご存知だと思いますが、デュッセルドルフは「アートの街」として知られており、非常に有名な美術館などもある観光もしがいのある街なんですよ。

せっかくなんで、というわけではありませんが、コネクションの関係でご当地もの?である「Air Berlin」に乗ってミラノを目指します。ミラノといえば、の有名な国際空港である「マルペンサ空港」を目指さず、より街に近い「リナーテ空港」行きである点も大きなメリットです。別のスタッフはマルペンサから入ったのですが「遠い。。。」と言葉を残し、帰りが憂鬱だと話していました(笑)。

なんとも味気のないゲートを通り機内へ足を進めます。機体はAirbus A320、ヨーロッパ移動では定番すぎて飽きちゃう機体でございます。

大したサービスはありませんが、必要十分であり、スナックを頬張りながら暮れ行く景色を眺めます。エアベルリンは厳密にはLCCではないのですが、LCC的ポジションも担っているため、機内で提供されるコップなどは広告媒体として活用されている様です。おそらくお菓子類もタイアップなのでしょうね。

眼下に暮れ行くベルナーアルプスの山々を讃えながら機体はゆっくり高度を下ろして行きます。ヨーロッパ移動でイタリア、スペインなどへの移動の際はアルプス越えのルートになるため、勇壮かつ荘厳な自然のアートを眺めることができるのがちょっとお得な気分にさせてもらえるルートなのです。途中までは西日が強すぎて全然撮影できませんでしたが、一瞬高層雲がかかった瞬間を狙ってアルプスを収めることができました。

その後夕暮れに赤く染まるイタリア「リナーテ空港」にスムースにランディングし、往路の旅は終了を迎えました。ターミナルビルまでバス移動となったこの便ですが、この日は一回生暖かい外気触れることができたのが、長旅の疲れを癒すいいリフレッシュになりましたので、沖止め便というのも悪くないなぁ、と思い直した次第です。

ということで、到着しましたミラノ。しばらくは業務に忙殺されつつ、ちょっとくらいは街を歩いてみようとおもいます。街の様子や復路のレポートはまた次回に。

ではまた!

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この記事を書いた人

東京でプランナーとして働きつつ、様々なフィールドで遊ばせてもらっています。

ON / OFF問わず日本各地、世界各地へ出かけることが多いこと、そして移動手段
である航空機が大好きなことを理由に「航空機を活用した旅」をメインとしたブログ「Days of StyleDept」を書かせてもらっていましたが、もう少し幅の広い話題を取り扱うブログへの進化を目指してこの「Life with curiosity」を立ち上げ。

アイドルから航空機までをカバーする明るいオタクとして、日々好奇心の赴くままに暮らす二人の娘のオヤジでもあります。

記事には出て来ない日常も垣間見れる「Instagram」(gulf9_styledept)もぜひフォローしてみてください。

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