昭和の香り高き日本のビジネスホテル探訪記・第4弾「ホテル ルートイン富山インター」

トラベル(国内)

全国3000万(知らんけど)の「ルートインホテルズファン」の皆様!ってことで懲りずにこの企画続くわけですけど(いや、めっちゃ続くんですけどね・・・)海外にも行けませんし、国内高級宿系はもっと紹介してくれる人もいるでしょうから、勝手にこの「昭和の香り」シリーズを深掘りしている私です。

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さて、今回宿泊したのは仕事兼プライベートで訪れていた北陸方面。・・・旅の様子はこのブログではなく、クルマ関係の「VLOG(Nine Eleven Cruise)」でご紹介していますので、お時間ある方はそちらの動画の方も是非ご覧になっていただきたいのですが、この旅の中でお世話になったルートインをご紹介したいと思います。

今回宿泊したのはは『ルートインホテル富山インター』です!・・・「インター」ってあるあたりが、郊外型且つ自動車移動の旅人向けの戦略を持つ「ルートイン」の面目躍如って感じなのですが、ガチガチにインターの隣にあるルートインにお世話になってきました。では、行ってみましょう!

●北陸旅の様子のVLOGはこちら!(Youtube「Nine Eleven Cruise」)

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●宿に到着する前にある意味日本の秋を堪能。

この日はまだ紅葉のピークではありませんでしたが、紅葉に移り変わる時期の美しい日本の秋を堪能することができました。

志賀高原を移動中の一コマです。完全に雲の中に入ってしまいましたが、これがまた幻想的で最高でした。素敵な自然の中にいるっていうだけでリラックスできますし、創作意欲も湧くってもんですよね。

志賀高原の「琵琶池」です(※琵琶湖では無い・笑)。地上から見る琵琶池の景色も最高ですが、空から見る景色はそれはそれは幻想的です。一面に緑、黄緑、黄色、橙色、赤、褐色と様々な色が散りばめられ「日本って素晴らしい」と改めて感じさせてくれる景色です。海外に行けない今だからこそ、こうやって日本の素晴らしい景色を再発見する旅もまた最高です。

曇ったり、晴れたりを繰り返していた「野尻湖」。知る人ぞ知るキャンプサイトが点在し、湖畔でゆっくり時間を過ごした方にはおすすめですよね(東京からはちょっと遠いですけど)。写真がお好きな方ならこの界隈は一日楽しめちゃうと思います。

晴れ間に湖上からキャンプサイト方面を。夏場は草地の近くまで水位が上がるため水が来ますので、本当にテントの隣は水辺・・・という最高の体験が出来ます。

妙高高原の近くです。この写真だけ見るとここが日本なのか、どこなのかいまいちわからないランドスケープですよね。最高すぎて同行者一同ドローンの映像を見ながら歓声を上げていました。・・・徒歩でハイクする方も多く、なんと言えばいいのか・・・癒されます。

こんな感じでこれから本番を迎える秋の足音を聞きながらの一日をあっという間に過ぎてゆき、私は本日の宿となる「ルートイン富山インター」へ向かうこととなります。

●ルートイン富山インターの所在地は?

この「ホテルルートイン富山インター」は、パターンでいうと「新しめのインテリアプラン」が施されたやや近代的なタイプのルートインでした。2015年の10月に新築でオープンしている様です。

※毎回書いている、今まで宿泊した中で最も昭和が香り、再訪したいと思えるルートインである「ルートインホテル糸魚川」ですが、今回はなんと「満室」で取材を果たすことができませんでした。。。う〜ん、糸魚川制覇への道のりは遠いですねぇ。

富山県の中心部には別途「ルートイン富山駅前」が存在しており、こちらは車利用を主眼とした中心部からは離れた店舗となっています。おおよその位置関係は以下の図でご覧いただければと思いますが、東京に住んでいる方にはちょっと土地勘のないエリアかもしれませんね。

左隣り(西側)には石川県が控え、右(東側)へ向かっていくと長野、新潟が出てくると行った立地でして、日本海に面した街を抱えているのが富山県です。昼間に私は上記地図の右上となる妙高高原周辺におりましたので、そこから西進して富山に入ったという形になります。

ご覧に様に北陸自動車道の「富山インター」にへばりつく様に立地しているのがこの「ルートイン富山インター」です。もう高速の料金所を出るタイミングでホテルが視認できますので「近っ!」と思ってしまいます。・・・逆に近過ぎてホテルで食べるための夜食やお菓子類を買うコンビニまで一旦ホテルを離れなければならないという、思わぬ遠回りを余儀なくされます(笑)。

●ルートインの誇るべき金太郎飴感

さて「ホテルルートイン富山インター」の基本スペックはこんな感じです。

ルートインホテルズ公式Webより

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ホテル名「ホテルルートイン富山インター」
住所〒939-8214 富山県富山市黒崎401-1
アクセス北陸新幹線 富山駅からタクシーで約20分。
富山地方鉄道 上堀駅からタクシーで約7分。
北陸自動車道 富山ICから約1分。
客室数150室
温泉ラジウム人工温泉・大浴場あり
チェックイン15:00
チェックアウト10:00
駐車場平面駐車場105台・無料(※2t以上は別途1,000円、4t以上は駐車不可)

駐車場はこんな感じです。こちらはホテル裏手にある広い駐車エリアの方ですね。ちなみに左奥に見えている屋根の様なものが「富山インター」の料金所です。夜遅くに着いた時はこの駐車場がほぼ満車で埋まっているっていうのがなんともルートインの客層を示している(150室に対して105台分用意しているにも関わらず)印象でした。

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ザ・「いつものフロント」に帰ってきました。

ルートインと言えば、フロントに到着しただけで「帰ってきた感」の強い、家具や什器の統一された「金太郎飴式フロント」が有名ですが、はい、ここも一見してルートインだと感じてしまうフロントです。フロント奥にはこれまたおなじみのレストラン(朝食会場)「花茶屋」が営業しており、いよいよ私もルートインに体が馴染みきってきたってことでしょうかねぇ(笑)。

チェックイン前にタブレット式の検温機にて体温測定があり、平熱と判断された場合のみチェックインが可能です。同時にアルコールによる手指の消毒も並行して実施する必要があります。・・・まぁこの辺は飲食店でもそうですので、当たり前の対応ですね。

さて、「ホテルルートイン富山インター」のお部屋はどんな感じでしょう?

お部屋は安定のルートインスタイルではあるものの、こちら近代的なニュータイプのインテリアですね。このタイプはいわゆる「昭和の香り」は低めです。まぁ、よくあるビジネスホテルっちゃービジネスホテルです。ただ、広めの一人用ソファーに作業テーブル(電源もあり)が機能的にレイアウトされているこのスタイルは思いの外使いかってが良くてですね、様々な研究を経て生み出されたレイアウトだな、と感じるわけです。

作業スペースはこんな感じです。通常ですと壁側に作業机があるスタイルが古(いにしえ)のルートインの定番ではあるんですが、近年はこちらのレイアウトが主流となっています。これで移動式のオットマン置いておいてくれれば最高なんですけどね(笑)。

まぁ、基本「ものぐさ野郎」仕様を極めておりますので、このソファーに座れば手の届く範囲にほぼ全てのファンクションがありまして。電話、電気ポット、アラーム、照明の調整、テレビリモコンに電源。到着して夜食を食べながらPCで作業をするにはうってつけのレイアウトなんですよねぇ。こらまた。

まぁ、ベッドカバーとかニューインテリアはこんな感じのブランディングですのでかなりモダナイズされていて快適です。個人的には部屋のメイン照明含め「暖色系」の照明が好きですけど、ルートインのメインの客層はこっちの寒色系の灯り(いわゆる蛍光灯っぽいLED)が好きなんですかね?ちょい部屋が暗いくらいのやつの方が落ち着くんだけどなぁ。

ちゃんとキャリケースなどを置く台も設置されています(というかルートインは必ずこれありますね)。写っているのは私が国内で使っている恐ろしく使い倒した絶版品のRIMOWAです。ほんと壊れないですよね(笑)。RIMOWAの頑丈さは10年20年単位のものなのでそう考えると恐ろしくコスパ良いです。かなり荒く使っていてもビクともしませんん。・・・ビクともする場合は、まず「UNITED」が絡むときくらいでしょう。。。

●RIMOWAをUNITEDに大破された時のお話はこちら。

なお、部屋の種類は「シングル」「コンフォートシングル」「セミダブル」「ダブル」「ツイン」「デラックスツイン」「バリアフリールーム」といった種類となっており、先にも記載しましたが総客室数は「150室」となっています。

もちろん、その他のルートイン同様、先ほどご紹介したキャリーケース置きや空気清浄機が備わっています。真夜中に到着して朝に出て行く活用法ですと、これ以上何を求めろ?という感じでめちゃくちゃ必要十分です。意識してケアされているので過敏な方でなければタバコの匂いも辛い臭さではありません。

鍵はカードキーのやや新しいタイプです。まぁ、ニュータイプなのでそれは致し方ないところかと思います。もちろん、高度なカードキーではありませんので、カードキーのところにどこぞのポイントカードなどを指しておけばカードキーを持ってコンビニに行っても冷蔵庫が死んでるとか、テレビが消えてるみたいな不便はありません。

●お出迎えの折り鶴は・・・いなかった(笑)

ルートインと言えば・・・の、部屋に入るとお出迎えにちょこんと置かれているスタッフさんお手製の折り鶴。残念ながらこの宿にはいらっしゃいませんでした。もちろんメッセージカードは置かれていましたが、よりモダナイズされた運用という印象ですかね(笑)。あの鶴とか、手書きのメッセージみたいなの、ほっとするんですけどね・・・。

●もちろんルートインのお約束!大浴場(人工温泉)完備!

ルートインホテルズ公式Webより

ルートインといえば大浴場ですが、富山インターにもしっかりと備わっています。こちらはロジウム人工温泉となっています。しっかりと清潔に手入れはされていますので、1日の疲れをユニットバスで癒すよりは圧倒的にリラックスできる空間を提供しています。ルートインの大浴場は必ず外光を取り入れる構造になっているのが地味にこだわりを感じますね。

●ウェットエリアはやはりモダンな仕上がりで清潔感あります。

ウェットエリアはご覧の通り小ぎれいな感じです。いわゆるおなじみのユニットバスですが、ちゃんと手入れが行き届いており不快なにおいなども当然ありません。タオルなどはまぁ必要最低限というレベルではありますが、この辺を改善しろって話は別のグレードのホテルだったらしますが、ルートインの場合これで問題ないと思います。

タオルはハンドタオルが1枚、バスタオルが1枚部屋に用意されています。大浴場を利用する際はこのタオル類を持参する必要があるのでお気をつけください。

アメニティはいつも通りのものが用意されています。しっかりと補充が行き届いているのがルートインクオリティです。

◆◆◆アメニティ(全ての部屋に装備されています)◆◆◆
・ボディーシャンプー
・シャンプー・コンディショナー
・歯ブラシ
・くし
・カミソリ
・紙スリッパ
・ボディスポンジ
・綿棒 
・バスタオル
・フェイスタオル
・バスマット
・靴べら
・靴磨き
・消臭ミスト

●部屋の雰囲気はほどよく落ち着ける、おなじみの景色で安心します。

備え付けのお茶もおなじみのものですね「緑茶」と「紅茶」です。電気ポットがありますので、お湯を沸かしてあとは自分で好きなものを持ち込む方が良いかと思います。・・・これらの備え付けのティーバッグ類は緊急避難用ですね(笑)。
ご覧の様に、冷蔵庫はおなじみの「スイッチでON」にするタイプです。このシリーズをご覧いただいている方にはもう見飽きたギミックかと思います。・・・まぁ、でもこれがあると安心するというか「あぁ、また来たな」って気分にさせてもらえる装備の一つではありますね。すぐに冷蔵庫が冷えないのでちょっと夏場は困りますが・・・。

いつも思うのが「ハンガーが使いにくい」(笑)

もちろん消臭剤も置かれています。で、いつも思うんですけど、ルートインのハンガーって使いづらいと思いませんか?形は普通なので気づかないと思うんですが、これ洋服をかける黒い部分が強度の滑り止め素材(むしろネバネバしていると言っても過言ではない)なんですよ。なので、洋服をかけるときにスルスルっと掛けるわけにいかず、かなりしっかりと洋服の素材が当たらない様に(当たると滑らないので思い通りのポジションまで進んでくれなかったりする)作業する必要があって、到着後にはやく一息つきたいのに・・・ってときにいつも「あ〜なんだこれ!」って思うんですよね。
もう一枚載せたくなるほど・・・
ルートインさん!このハンガーだけはなんとかしてくれ!
まぁ、そういう小さな不平不満はありつつ、なんだかんだで居心地良いので寝ることにします(笑)。

窓の外がクソ殺風景なのもルートイン魂ですねぇ。

もう、説明するまでもないでしょう。ルートインの窓の外には基本漆黒の闇が広がります。なので思いの外夜は静かでよく眠れるっていうね。繁華街のホテルより優れている美点の一つです。

●外観はザ・ルートイン!

最後は外観です。もう典型的なルートインの雰囲気。落ち着くにもほどがあります。いっつも到着が遅いのでこのフロントに面したメインのエリアの駐車場(アリーナ席)に止められたことがありません。

うん、良き。基本国道沿いなので、ほんとホテル前の景色ですら金太郎飴っすよ。過去のシリーズを是非ご覧になってこの金太郎飴っぷりを味わっていただければと思います。(すごくポジティブな意見として言っています)。

はい、エンブレム。モノトーン展開だと、意外とおしゃれな文字面なんですよね。個人的には好きです。

さて、お世話になったフロントを後にして旅の続きをしたいと思います。もちろん、フロントロビーでのコーヒーサービスも提供されています。わりと混み合っていたフロントに到着した昨夜からすると閑散としていますが、ルートイン宿泊客の多くはとても早朝に仕事に出かけてしまいますのでちょい遅めの朝で降りてくると空っぽ・・・って感じになっているんですよね、いつも。

●VLOGでもご紹介していますが、帰路は海→山奥です。

VLOGでもご紹介していますが、ルートイン富山インターを後にした私は一路「千里浜なぎさドライブウェイ」へ。残念ながらこの日は強風により閉鎖されていましたが、日本で数少ない砂浜を車で走れる「車好き垂涎の聖地」の一つです。目の前に日本海を見つつ、ゆっくり毎日のことを考える贅沢がここにはありました。

固く締まった砂浜なので、引いた波が色濃く残るのでとても写真を撮るのにも向いている砂浜ですね。

道の駅「のと千里浜」になんとマルガージェラートが!

お土産でも・・・と立ち寄った「道の駅・のと千里浜」なのですが、なんと「MALGA GELATO(マルガージェラート)」が併設されていました!ぐぉぉ・・・。憧れのマルガー。関東圏ではもちろん食べられない、北陸は富山の宝でもある柴野さんのお店ですね。・・・イタリア人を抑えて2017年の「Sherbeth Festival 2017」で総合優勝し、アジア人初の世界チャンピオンに輝いた方のお店なのです。

食べない選択肢はありません。「ピスタチオ」と「いちじく」のジェラートを頂きました。どちらも甘みが絶妙なのと、何より素材の味がめちゃくちゃリアルに伝わってくるジェラートで・・・「絶品」という感想しかかけません(笑)。富山方面に行かれる方は絶対に立ち寄っていただきたいポイントです。

その他お土産を買って道の駅を後にしました。・・・この写真、ジャムがかわいい入れ物で並んでいるんですが、一番手前には「いわしの炙り荒ほぐし」が(笑)。ジャムのつもりでジャケ買い的に容器で選んで買ってしまったら家で仰天するハメになりそうです(笑)。

帰りは白川郷の方へ抜けて帰ろうと国道360号線を進んだのですが、なんとも残念なことにR360が途中で通行止め。今年は自然災害が多くそこらじゅうの国道、県道、林道がやられてますね。・・・なので通行止め付近で一服休憩をしながら、山あいの開けた景色を堪能し、美味しい空気を吸いまくってこの残念な気持ちを切り替えることとします。

お風呂には入りませんでしたが(ってむしろ営業していなかった気がします)、ほんと山のど真ん中の大きな駐車場でゆっくりするの大好きすぎます。定期的にこういう空間に行かないとダメな人種です(笑)。

めっちゃ味ある道だと思いません?上り下りの道が段違いで並走しています。ガードレールもなく、ガード石?ですね。景色の味わいが強すぎて帰りたくない気分炸裂です。。。

最終的に大きく迂回して帰る途中のR158沿いには「九頭竜湖」があり、そこへのエントリーとして越美北線(九頭竜湖線)の駅があります。どうやら福井県最東端の駅らしく「え?ここ福井県?」と本当に今自分が何県にいるのか謎になってきました・・・。長野県に入り、一瞬新潟県を踏んだと思いきや富山県に移動して、その後石川県に入り、今は福井県(笑)。ロングツーリングってこういう恐ろしいこと起きますよね。

九頭竜湖線・・・一日5本。4時間に1本です。なかなか見れない衝撃の時刻表ですね。私は鉄オタではないので、この手の情報は疎いし経験値もないんですが、こういうレア駅探訪ってハマっちゃいそうですね。あ、まぁ私の場合行くとしても電車で行かずクルマで行くでしょうけど。

またホームがなぁ・・・なんだよこの情緒。たまらんですなぁ。2017年の統計では一日の乗降客数は17人とのことです。夏の夕暮れとかに来たら情緒爆発で死ねるでしょうね。到達が困難だけど真冬もいいだろうなぁ。。。ってことで、この後はひたすらマイレージを消化すべく中津川まで移動して中央道で帰京しました。

ここしばらくでかなりルートインを取材しましたので、今後もこのシリーズのアップを続けたいと思います。そろそろ別の切り口の旅ネタなんかも書こうと思いますので、また遊びに来てくださいね。

ではまた!

◼️ホテルルートインシリーズ一覧(過去記事も合わせてご覧くださいね!)◼️

 

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●マカオの「モーフィアス」、香港の「コンラッド」滞在記はこちら!

●注目が集まる「伊良部島・ソラニワホテル&カフェ」滞在記はこちら!

●バリ島「リッツカールトン・バリ」滞在記はこちら!

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