【メンテナンス】911のタイヤを『PILOT SPORT 4S』に交換!

クルマ関係

現在私の991には純正採用の「Pirelli P-ZERO」が装着されています。・・・今回はそのタイヤを交換したので、そのインプレッションなどをお伝えしていきたいと思っています。

●Pirelli P ZERO Systemとは?

Pirelli(ピレリ)社はイタリア・ミラノに本拠地を置く、タイヤおよびフィルターの製造で知られるメーカーです。モータースポーツ業界では「F1の独占供給タイヤメーカー」として知られ、近年ではスーパーカー系のワインメイクレースのタイヤ(ワンメイクタイヤ)としても認知を拡大してきています。日本のモータリゼーション勃興期にも「ハイパフォーマンスタイヤ」として「P6」、「P7」等と言ったタイヤが憧れのタイヤとして名を馳せていた時代もありました。

近年はフラッグシップタイヤのラインナップを「P ZERO」(※F1のタイヤもこのネームを使用)に統一し、このブランドの中でバリエーションを展開し、ランナップを形成しています。(このラインナップを「P ZERO System」と呼んでいる場合があります。)

ご覧のように「P ZERO」でも様々な種類があり、これらが様々な市販車(ハイパフォーマンス系)の純正タイヤとして採用されているのはクルマ好きの方ならご存知の通りかと思います。ご多聞に漏れず、私の991にもこの「P ZERO」が純正採用されており、今までずっとこれを交換し続けてきました。

●P ZEROってどんなタイヤ?

今まで乗り込んできた印象で言うと、P ZEROは非常によくできたタイヤの一つだと言えると思います。最高!とまでは言いませんが、反応性や滑り出した時の挙動含め危ない動きはせず、とても乗りやすいタイヤでした。特にサーキット等でタイヤが作動温度(※一般道の普通の走行や、峠を軽く攻めた程度ではこの作動温度域に入りません)に達した際には、それまでのプラスチッキーなトレッドの硬さの感覚が消え、綺麗に溶けてゆくハイグリップなゴムとしての性能を発揮してくれており、低温時と高温時の印象の差が激しいタイヤ・・・というイメージが私の中ではありました。

故にシンプルに「P ZEROは硬いし、曲げにくい、なんか怖い」といった印象を持つ方はそもそも「P ZERO」が本来の性能を発揮する温度域までの負荷を掛けていないだけであり、一面では正しい評価ですが、それだけでこのタイヤを断じてしまうのは早計かな、とも思います。逆に、サーキット走行などせず、峠でも高負荷走行ではない、極々一般的な日本の911オーナーに向けてはやや難しいタイヤであり「日本仕様でこれを純正にするのは無理がある」とも考えられると思います。・・・まぁ、そのくらい冷えている時の「P ZERO」はグリップレベルが高くありませんで・・・、まぁその、冬の雨なんかだと普通に交差点でドリフトしちゃうんですよ(汗)。

一転、作動温度域に入ったら「ヌチャ〜ッ!」っと路面に食いつき、かなりのハイグリップタイヤに切り替わりますので、サーキットでもインラップの300R(富士スピードウェイの例です)はリアが安定せず怖いですが、内圧がしっかり上がり、表面温度も適正になると大きなウイングをつけていない私のC2Sでも全開で、自由なライントレースを怖い思いをせず楽しむことができるようになります。もちろん滑り出し時も「そろそろ・・・そろそろ行きますよ・・・」というインフォメーションがしっかりタイヤから来るので怖くないですし、滑り出した後も「サヨナラー!」的な手のつけられない滑りではなく、あくまでもグリップしている中でのスライドに移行するのでこれまた怖くはない、良いタイヤです。

●そんな「P ZERO」とお別れの時が・・・

そんなわりかし気に入っていた「P ZERO」ですが、7月という「普通は走らんだろ・・・」という真夏に、チームが富士スピードウェイを1時間貸し切っていたので思わず走ってしまい、見事にご臨終させてしまいました。気温30度超え、路面温度40度超えの環境ですからね、3週もすればタイヤ表面はオーバーヒートで使い物になりません。。。クーリングラップを挟みながらではありましたが、完全にヒートの後半はタイヤを酷使しすぎてしまい、1コーナーの進入やダンロップ先のシケイン進入、過大な横Gのかかる100R等、タイヤに苦しい部分をプッシュしすぎた結果、見事にブロック(というかトレッド)破断、バイブレーションの発生で走行終了です。

見事なまでのブロック破断・・・、良い子はやりすぎに注意しましょう。

まぁ、この富士走行後に交換しようと思っていたので、フロントタイヤに対してはかなり無理をわざとさせてみたり、実験的な乗り方したってのもありますが・・・いやぁ、本当に良い子は真似しちゃいけませんという位やっつけています(まぁ、下手だとも言う)。おかげさまでタイヤがオーバーヒートしている時の反応感や、グリップの出方、限界時の壊れ方など色々勉強になったので良い実験でしたが、いづれにせよフロントタイヤは交換せねばもうサーキットはおろか、街を走るだけでも恐ろしい状態です。

●次も「P ZERO」?

で、交換を考えた際に当然頭に浮かぶのは「次も同じ銘柄で行くか?」という問いですよね。クルマ好きな方々はタイヤ銘柄を考えているだけで楽しいと思いますが、まさに私もそれでした。さらに、富士での走行性能(≒タイム)を考えた際、やはり「もう少しハイグリップなタイヤはないのか?」という思いが頭をよぎります。・・・となると、視界にはサーキットユースの超ハイグリップラジアルである「P ZERO CORSA」や、「Pilot Sport Cup2」などの銘柄が頭に浮かび、そこへ行きそうになりましたが、私のサーキットランはせいぜい年間でも数回程度、メインはワインディングを入れたツーリングです。上記のタイヤはサーキットにかなり性能を振っていますので「雨天性能」は基本ダメです。雨が降ったら徐行レベルのタイヤになっちゃうんです。・・・それではね・・・という部分があるのと、かの有名なポルシェ 「N0」指定との関連性で結構選択肢は絞られちゃいます。

●「N0」?

はい、一部の方には聞き慣れない「N0(エヌゼロ)」。これはいわゆる「ポルシェの認証タイヤに割り振られる認証グレードコード」ということになります。各社認証タイヤって出していますが、ことのほかポルシェ(それも特に911) に関してはこの認証タイヤってのが重視される傾向がありますね。・・・というのは、911は「RR(リアエンジン・リアドライブ)」という、前後車重配分は極めていびつなレイアウトのクルマなので、タイヤにかかる負荷も通常の設計とは異なった負荷がかかる性質上、ある種の専用タイヤとも言える「認証タイヤ」が重宝されています。

特にリアタイヤにかかる負荷は過大で、エンジン・ミッション重量に加え加速減速のG他が一気にかかります。故にショルダー剛性が通常のモデルより高められていたり、熱源への素材変質対応などが強化されていたり・・・と、かなり同じ名前のタイヤでも非認証グレードとは異なりポルシェ専用にチューニングされているのがこの「N0認証タイヤ」ということになります。

※一部のサーキット本気組の方にはN0は関係ないという方もいらっしゃいますので、N0が絶対というわけではありません。また、旧車というか、空冷時代のN0モデルはそもそも設計が古いタイヤがN0指定ですので、現代の最新のタイヤの方が剛性も性能も上ということもありますので、特に空冷モデルに関してはN0縛りは関係ないと言う考え方もできます。逆に水冷991以降は最新のタイヤに専用チューンをしていますので、基本N0の方が確実かと。

じゃぁ、991の「N0」ってどれよ?って話ですが、これは他にも詳しく書かれているブログがあるのでそちらに譲る方がいい気がしていますが、991モデルの場合「P ZERO」、「Pilot Sport 4 / 4S」、「Pilot Super Sport」あたりしか実はないんです。これがGT3になると、これに「Pilot Sport Cup / Cup2」、「DUNLOP Sport MAXX Race」が加わりますし、ボクスター・ケイマン系ですと「ADVAN NEOVA」もN0認証されていたりします。意外や意外、ブリジストンは認証タイヤに存在していません。(※まぁ、私は諸般の事情で絶対自分のクルマにBSは履かないので問題ないんですけどね・・・)

というN0縛りの中、「Cup2行っちゃう?・・・う〜ん、でも雨天がな・・・、N0無視しちゃう?」的な問答を繰り返した挙句、結果として至極普通ではありますが、最近驚くほど評判の良い「Pilot Sport 4S」に変えてみることとしました。

●「Pilot Sport 4S」って?

ハイパフォーマンス系ユーザーにはとても有名な銘柄のひとつでもある「Pilot Sport」。これはフランスのミシュラン社が製造しているタイヤで、これまた数多くのハイパフォーマーの純正の靴として採用されています。過去地味に私もM3 Cabrioletに「Pilot Sport 2」を履かせており、その穏やかな過渡特性、性能に反して長持ちする耐久性が気に入っていた記憶があります。一般車両からハイパフォーマー全てにかなり広いレンジ(サイズレンジ)で製品をラインナップしている「Pilot Sport 4」を大改良し、名称は連番ぽいですが、実質完全新製品、そしてハイグリップ・パフォーマンスタイヤとしてミシュランのトップレンジタイヤに君臨していた「Pilot Super Sport」の後継タイヤとして命を受けたのがこの「Pilot Sport 4S」です。

ミシュラン公式資料より

公式資料から紐解くと、この新しい「Pilot Sport 4S」の特徴は、「バイ・コンパウンドテクノロジー」と呼ばれる、ドライ、ウエット路面双方で高いグリップ力を確保する技術が挙げられます(※上の写真参照)。これはトレッドの外側と内側に2種類のコンパウンドを配置し、両立不可と思われる性能を同時に達成しているそうです。外側には「シリカとカーボンブラック」のハイブリッドコンパウンドを配置してドライグリップを確保。そして内側には「シリカの結合力を高めた新しいコンパウンド」を用いてウエットグリップを立ち上げています。で、新技術?と思われがちな「バイ・コンパウンドテクノロジー」は、すでに「Pilor Super Sport」や「Pilot Sport Cup2」にも採用されているそうで、実績がすでにもう積み重なっている技術なんですね。

さらに「Pilot Sport 4S」では、タイヤと路面の密着度を高め、コーナリングにおける優れた操縦安定性の実現を目指して「アラミドとナイロンのハイブリッドベルト」をタイヤインナーに採用しているそうです。どうやらこれは「ダイナミック・レスポンス・テクノロジー」と呼ばれています。これは耐熱安定性に優れるので、サーキットなどの高負荷・高温度環境での使用時には極めてタイヤの性能を安定させる一因にもなるので、非常に有益なテクノロジーだと思います。

 

で、ここまで読んで、よりサーキット重視なら「Pilot Super Sport」は考えなかったの?・・・という方もいらっしゃると思います。えぇ、もちろん考えました。

↑「Pilot Sport 4S」

↑「Pilot Super Sport」

実は考えている際にちょうど菅生でGTを見ていたんですが、この時レースエンジニアの人との雑談でそのタイヤの話をしたら「PSS(Pilot Super Sport)」はショルダーが固くて、ガッチリしてる。それに反して「PS4S」はショルダーが柔軟に設計されていて、タイヤを潰してグリップを出すのに慣れている、または好きな人に向いてる。逆に言えばパッと乗ってハイグリップ感を感じたい人は「PSS」が向いてる。という話をゲットしたんですね。私はタイヤを潰してグリップ感をコントロールするのがとても好きなタイプなので、この瞬間に「PS4S」一択!となった訳です。限界域のグリップレベルはかなり似ている2本ですので、迷っている方はコレ、参考にしてみてください。・・・ざっくりですが多分「PSS」はブリジストン的な反応感じゃないかな?と思います。

●さぁ交換だ!

ということで、某ネットでお値打ちに2019年製造の「PS4S」をゲットした私は、そのままタイヤをいつもお世話になっている横浜のお店に直送し、ボロボロの「P ZERO」を労わりながら体と911のみでお店に向かいました。

私がいつもタイヤ交換をお願いしているのは横浜にある「カーカージャパン」さんです。地味にファミリーカーのX5のタイヤ交換や、この前はショップのお勧めで「ミシュランのクロスクライメート」をX5に導入し、これまた最高のタイヤだったのでタイヤ交換の技術や丁寧さ以外にも、タイヤを見る目も信用し通い続けています。

お店は東名・横浜町田インターから少し走った住宅街の奥・・・マジでこんなところにタイヤ交換ショップがあるの?と言うような場所にポツンとひらいています。 初めて来るお客さんのかなりの割合の人がたどり着けない(笑)、そんな秘密基地感バッチリのロケーションです。・・・更に写真のようなあばら家感のある佇まいに不安を覚える方もいらっしゃるでしょうが、地味に中にはこだわりの「CORMACH」製タイヤチェンジャーが2機備わっており、ベタ車高の車でも問題のない低床リフターも完備です。なんと、取り扱いのホイール径は最大24インチまで対応し、私の20インチなど朝飯前なのです。実際ポルシェを中心にフェラーリ、アウトンマーティン、ベンツ、BMWなどなど名だたるハイパフォーマーがその靴を履き替えにやってきていることからもその技術力とサービスの良さが伺い知れます。

ある晴れた午後、カーカージャパンさんに到着し、すでに到着しているタイヤを眺めながら作業を開始です。

すでに購入したタイヤは到着しており、新品タイヤの美しいゴムの質感で周りを威圧しています。めっちゃよく見ている人は気づいたかもしれませんが、991.1の純正フロントは「245/35/20」です。今回あえて幅をワンサイズ落とし、頭の軽さやグリップレベルの違いを確かめようと「235/35/20」を購入しています。外径は数%変動しますが、実質レベルでの不具合は生じないだろうということでこれまた実験です。

※実際の装着後も大きな違和感は発生しておりません・・・というか、かなり良好です(サーキットレベルの負荷でどうなるかはまだ未検証)。スピードメーターの値はGPS測定で100kph時に約1.8kph程プラス側で表示されている印象です。

こんな感じで作業がなされます。ポルシェは某「ボクスターのwata氏」の影響で数多く来車するそうで、そのせいもありシルバーボルト、ブラックボルトでの規定のトルク値が暗唱で出てくるほど慣れていますので、めっちゃおすすめです。

20インチも余裕のよっちゃん・・・ながらもとても丁寧に組み付けてくれます。もちろんしっかりとしたバランス取りをしてくれるので、ここで作業した後にバイブレ等の不快な経験をしたことがありません。あ、希望者には有償ですが窒素ガス封入も作業メニューとして存在しています(※私はしませんけどね・・・)。

ということで30分もかからないうちに作業終了です!ちなみに作業中はこうやって写真を撮りながらスタッフの方々と談笑するもよし、2Fにはちゃんと待合室(冷暖房完備)もありますのでそこで雑誌を読みながらまったり作業終了を待つ・・・ということも可能です。私は大抵タバコを吸いながら(奥の階段横に喫煙スペースあり)、缶コーヒーをのみつつスタッフの方々と作業の邪魔にならない範囲でお話をさせていただいていることが多いです。みなさん気さくな方々ですし、とてもクルマ好きな方々なので楽しい時間が過ごせると思います。

●軽く乗ってみた!

電光石火の作業で「Pilot Sport 4S」になった991のフロントですが、早速皮むきと初期インプレを兼ねてカーカージャパンさんを後にしたその足で山へ向かこととします。

・・・と思ったんですが、お店を後にした直後に飲み物を仕入れようと立ち寄ったコンビニに入る際の段差越えで感じてしまいました「このタイヤいいかも・・・」と。段差越えの際にショックとボディを通じて体に入ってくる振動の質が極めて角が丸い。タイヤショルダーとトレッド面のゴム質のバランスの良さが一発で感じ取れます。「P ZERO」はこういう衝撃は苦手なのですが、「PS4S」はすんなりといなします。もうこの瞬間に「勝った」と思ったのですが、この後のドライブでそのファーストインプレッションは確信に変わりました。

もちろんタイヤ評価は慣れた道が一番ですので、そのまま東名に乗りクルーズします。ロードノイズも穏やかでむしろ後ろ側から劣化した「P ZERO」のゴー!という音が邪魔に感じるくらい「PS4S」は静かな部類です。4輪交換ではないので正確な評価ではありませんが、明らかに転がり抵抗も低く、タイヤ真円率とバランスが良いことがわかります。なんせタイヤ組付け時に右側はバランサーゼロ、左側に5gを一つつけただけでタイヤバランスが出てしまうほどのバランス精度の高さ・・・。ポルシェホイールとミシュランの相性は良いと言われていますが、それにしても使い込んだホイールに対してのこのバランスウェイトの量は驚愕のレベルです(まぁ逆にポルシェ 純正のBBSホイールの精度の耐久性もすげーっすけど)。この転がり感はX5に「クロスクライメート」を装着した際にも感じ、その印象が今回のミシュランの選択を後押ししてくれているのでまず間違いない評価だと思います。

東名を過ぎ、小田原厚道路へ。オダアツは路面の轍(わだち)が深くて有名ですが、こんなワダッチーな道でも圧倒的に「P ZERO」より直進安定性が高いです。ポルシェ はフロントが軽いので独特の動きをしますが、これが怖く無くなるくらいハンドルを取られにくく、スパー!っと直進していく様子がちょっと驚きでした。・・・オダアツの後半、そしてターンパイクへエントリーする頃には天気は完全に雨。どうやら雨天性能も少し体験することができそうです。

雨ですし、まだ皮むきが終わっていないタイヤですので、ほどほどのペースでターンパイクを登っていきます。しっとりと濡れ、路面には多くの落ち葉がある最悪なコンディションですが、こんな路面でも履き替えたばかりのグリップが完全には出ていないと思われる「PS4S」は、圧倒的な接地感・グリップ感をステアリングを通して伝えてきます。う〜ん、これ、なんか新しい感覚。いくら最新とはいえ荷重を乗せないとやや不安定な991のフロントが濡れた路面をしっかり掴み、ぐいぐい旋回していきます。・・・というか旋回し過ぎて温まっていないリアの「P ZERO」を考えるとペースを上げることを躊躇うほどです。実際大きく左に曲がりこんだコーナーでは、フロントをスーっと切り足してゆくと、グリップの出ていないリアがゆるやかに「そろそろよ・・・」というサインを出し、結果とってもスイスイ曲がっちゃう圧倒的グリップレベルの差を感じることができました。

ショルダーのつぶれ方も好みですし、ワンランク太いタイヤを履いているよう錯覚を覚える堅牢なステアリングインフォメーションから、このタイヤの性能を使い切ったら相当なグリップレベルに到達できることが体感でき、満足なワインディングとなりました。

●でも、減るんでしょ?

そう、そんな素晴らしく高次元なグリップレベルを誇る「PS4S」・・・、それだけグリップが良いなら当然「減るのも早い」って思いますよね?

 

それが減らない(未検証)んです。

 

というのもここから先はこれからの検証なので、あくまでも理論値ベースですが、このタイヤ減らないんです。

どういうこと?・・・ってなりますよね。それを説明できる唯一のデータが以下のデータとなります。

タイヤ性能の試験で有名なのが、アメリカで行われる統一タイヤ品質等級基準テスト「UTQG(Uniform Tyre Quality Grading)」です。ここでは「トラクション性能(濡れた路面での牽引性能)」、「テンプラッチャー(温度上昇に対する抵抗性能)」、そして「Treadwear(耐摩耗性能)」が評価されます。同一の環境で調査をされ、様々なメーカーの試験結果が公表されていますが、この「PS4S」のトレッドウェアー性能の数字は「300」です。トレッドウェアーは「40〜460」で評価され、数字が大きいほど「減らない」ということになります。

主だったハイパフォーマンスタイヤのトレッドウェアー性能をいかに一覧しますので、これをご覧いただければ「PS4S」減らないんだろうなぁ・・・と思っていただけると思いますよ。

【メーカー名】 【タイヤ銘柄】 【UTQG トレッドウェアー値】
BRIDGESTONE RE050 140
YOKOHAMA AD08R 180
DUNLOP SP SPORT MAX 240
TOYO R1R 200
KUMUHO Ecsta V720 200
PIRELLI P ZERO 220
MICHELIN PILOT SPORT 4S 300

う〜ん、グリップレベルを考えると尋常じゃないライフ(長持ち)ですね。今後は果たしてこの数値通りに持つのか、試してみたいと思いますが、周囲で聞き及んでいる範囲ですと、この数字は「本当」のようです。更に、溝が減ってきてもグリップレベルや性能感に劣化がないという点がすごい・・・という話も聞こえてきます。伊達に美味いもんの店に星あげてる会社じゃないですね(笑)。

そんなことを考えつつ、軽く300km弱。ほぼ皮むきは終わったかな・・・という距離を走りまして家に帰りました。全行程中150km位は雨でしたので、皮むき中のタイヤ表面を必要以上に熱することなく雨の中で路面に擦り付けてランニングインができたことはちょっとラッキーだったと思います。皮むき、本格使用の前に過度のヒートサイクルを回したくないのでちょうど良い天候でしたね。

ということで、インプレッションのスタート地点ではありますので「総評」は書けませんが、この「Pilot Sport 4S」・・・現時点だけでも十分他のポルシェオーナーの方にオススメできるタイヤだと言えましょう。・・・あと1本クローズドコースで使用して私はリアも「PS4S」にすぐに揃える予定です。ちょっとした違いを確かめるための前後違うタイミングでの交換に挑戦しましたが、良い勉強ができそうです。

タイヤ、奥が深いので色々書きたいことがありますが今日はこの辺で!

ではまた!

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