前話でご紹介した秋の紅葉ツーリング、今回は二日目の様子とVLOG裏話を少し書きたいと思います。ツーリングの様子は本編としてVLOG「Nine Eleven Cruise」に収録してありますので、是非そちらもご覧くださいね!
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●秋の紅葉ツーリング初日のお話ははこちら!
●Wata氏と初夏の奥只見ツーリングに出かけたお話はこちら!
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二日目は前話でご紹介した妙高高原の一軒宿「燕ハイランドロッジ」からスタートです。予報通り生憎の雨が降りしきっていますが、空には青空も見え、雨が降っているけど太陽の光もある不思議な朝を迎え駐車場でルートのすり合わせや雑談をしながらワクワクするツーリング2日目の空気を楽しみます。
走り始めは雨。宿にアクセスできる新潟県道39号線をR18へ向けて下ってゆきます。なかなか迫力のある岩壁が行く手を遮り、我々はトンネルを通過しますが朝っぱらから自然の雄大な景色を目の前に気分は最高です。
GOTOのクーポンを利用してR18沿いのガソリンスタンドで給油を行い、フロントトランク近くにあるタンクにたっぷりとハイオクを浸した我々はいよいよ本日のツーリングルートへ車を向けてゆきます。・・・VLOGでは触れていませんがこのガススタでWata氏のボクスターに「OILレベルミニマム」のコーションが灯ったのはご愛嬌でしょうか。しっかりメンテをしている3台ですので、センサートラブルかと思いますが、出先でコーションが出るのは心臓によくありません。
●OIL残量警告が付いたWata氏過去のツーリングのお話はこちら。
県道97号、県道455号を経て、道路識別番号のついていないいわゆる広域農道、林道の類となる「くびき野パノラマ街道」へエントリー。いよいよ走り放題のトラフィック極少な道へ突入です。
道の素晴らしさは是非動画でご覧いただきたいのですが、もう走り始めてすぐの段階で新潟のワインディングの素晴らしさを嫌という程味わえます。道もあまりあれておらず、路肩はあまり整備されていませんが、素晴らしいパノラマとアップ&ダウン、ライト&レフト、クイック&スローとおおよそ全てのワインディングに求められる嬉しい要素が詰め込まれた道です。
トランシーバーでまったりと会話をしながら郊外の山間路を仲間と走る時間。至福と言わずなんと言えばいいのでしょうか。ある意味感染リスクも少ないですし、GOTO的な観光としてツーリングはベターチョイスな気がします。どうせ我々がいるのは市街地ではなく、人より動物が多そうな山奥中心になるので。
ちょっとした退避スペースがあった場所でしばし休憩です。しかしながら小雨が降っていますので、軽く車外で雑談をし、それぞれが写真を撮る程度の小休憩にはなりますが。この直前にR403が一区間通行止になっていたのですが、地元のおじさんが軽トラでマニアックな迂回路を先導してくれるという僥倖にも預かり、ツーリングは滞りなく進んでいます。
どうでもいいことですが、ツーリング前にしっかりとVOODOORIDEの「SILQ」で表面コーティングを再生成してから来たので水弾きが良いですし、汚れもちょっとの水で飛んでゆきますので最高です。洗車グッズは結構あの後もUPDATEしていますのでまた機会があればご紹介したいなぁと思っています。最近は洗車後はほぼ全てVOODOORIDE系の薬剤で処理をしているのでかつてのGEYONのみで処理していた頃とは少し変わりましたかね。
そうそう、ツーリング中は全車トランシーバーを用いてコミュニケーションを取っていました。無免許でも使用が可能ないわゆる「特別小電力無線局(通称:特小無線)」ってやつで、まぁどこでも売っています。昔は種類が少なかったのですが、現在では中華製含め様々なものが選べますし価格もリーズナブルなのでツーリング用にワンペア車に積んでおくとなかなか便利かと思います。前後に連なった状態で走るツーリングの場合、500m程度は余裕で飛びますし、見通しの良い場所であれば1km程度は電波が飛びますので「休憩しよう」「トイレに寄りたい」「対向車来たよ」「先行って欲しい」「これ右?左?」みたいな会話がツーリング参加者全員とできますので便利です。「LINE」のグループ通話を繋ぎっぱなしにするという手もありますが、我々が走る山間部は往々にして「圏外」になりますのでコレが機能しないケースが結構出てくるんですよね(笑)。
●どれを選んでも問題ないですが、いろんなラインナップが出ていますので好みで選ばれてください。
その後もR403からR291、K24などを繋ぎ、R290経由でK60へ。奥胎内の入口である胎内を通過したのち、R113に合流し走行開始後6時間を経てやっと休憩らしい休憩に。もうすでに時刻は15時を回っています(笑)。それまで昼ごはん抜きで走りきる3台。どんだけ山道にストイックなんだ、って感じではありますがこの手のツーリングあるあるでいい道があれば寝食を忘れ走りたくなってしまうものです。・・・ましてやこの日には雨でしたので道端に車を止めてゆっくり雑談しながら休憩という技が使えなかったものですからね。
休憩はR113沿いにある道の駅「関川」です。新潟県岩船郡関川村にあるこの道の駅は「日帰り温泉」や「全天候型スポーツ施設」が併設されるなかなかの規模の道の駅となっています。・・・我々はここで限界に達した空腹を満たすべく、露店で売っている「肉巻きおにぎり」や「玉こん」などをほうばり、ここまでの道の思い出を含めたツーリングトークに花を咲かせます。
「GT(グランド・ツーリング)」中のWata氏はまだ一週間程ツーリングの工程が残っていますので、今夜はこの近くの高瀬温泉に宿を取っているそうなので日が暮れる前にツーリングは解散となります。なんせ彼はこの後青森まで攻め込む予定ですからね、羨ましすぎて死んでしまいそうです(笑)。
●ドライブ好き界隈で伝説?!の23泊24日、日本全国走破「ザ・グランド・ツーリング」の第一話はこちら!
我々(私とBoxster GTSのI氏)はこの後東京へ戻らねばなりませんので、まだまだツーリングは続くのですが一旦三者の新潟ツーリングを締めくくるべく、荷物を積みながらしばしクルマの前で雑談です。昼間は小雨〜霧雨が続いた印象ですが、夕方に近づくにつれ本降りとなり、ここ関川では雨粒こそそれほど大きくはないですがしっかりと降り続いており各車のボディの上には玉粒となった雨滴が無数に且つ整然と並んでおりわずかな光に反射して美しく光っています。
●道の駅「関川」
R113を山形方面に走るとすぐに「高瀬温泉」へ向かうK308との分岐の交差点が現れます。お互い無線で残りの工程の無事を祈り合い、それぞれの道を進み始めました。Wata氏は宿へ、そして我々は東京へ。
日も暮れてきますので狭小路の山道を走るのに向いた時間帯ではなくなってしまうため、この後の工程はほぼ国道を足しることとなりますが、田舎の日が暮れた国道をまったりと流すのは大好きな時間ですので、ここからはゆったりと心を落ち着けながら道路面とうっすら見える街道の景色を楽しみたいと思います。シアンとアンバーに彩られた景色が、数多のコーナーを駆け抜けてきた一日の熱を癒すのに丁度よく、車内に軽くBGMを流しながら走り続けます。
途中のセブンイレブンでおなじみのアイスカフェラテを購入し、さらにゆったりと東北道を目指して走りましょう。途中車内ではずっと電話会議をしていたり、世の中は平日だなぁ・・・と感じる部分はあるにはあるんですがそれでも今山形の田舎道で暗闇を切り裂きながら濡れたアスファルトの感触を確かめ続けているこの瞬間に感謝もしてしまいます。
「七ヶ宿」の道の駅で最後の休憩を取り、この後は福島のR4を経由して東北道で一気に東京です。降り続いた雨で表面にしっかりと汚れが乗ってしまったボディを慈しみながら周りの車両の流れに身を任せて走りました。2日間で1,189kmを走破したこのツーリング。素敵な紅葉に始まり、美しい湖、不毛峠の寂寞感極まりない景色、妙高の心落ち着く宿に、新潟山間部の初めて走る素晴らしい道々。消化しきれないほどの要素がぎっしりと詰まったツーリングとなりました。ハードディスクに溜まった膨大な映像素材を家で眺めているだけでこの時間がまざまざと蘇ってきます。
高い頻度でツーリングに出かけられるわけでもありませんが、少しでもこの2日間の思い出を共有したいと思ってVLOGを紡いでいますのでドライブがお好きな方、旅がお好きな方、ただ単に空いた時間がある方・・・どんな方でも少しでも気になっていただけたらご覧いただければ幸いです。
●今回のルートはこちら。
・・・2日目の様子もVLOGにしていますので是非どうぞ!
● Nine Eleven Cruise Vol.9
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●Wata氏のブログ「Wind, Light and Boxster」はこちら!
●秋のツーリング1日目の記事はこちら!
●富士スピードウェイのジムカーナ場で雨の中ポルシェを走りまくらせたVLOGはこちら!
●991タイヤ交換のお話。P ZEROからPilot Sport 4Sへ!
【コメント・メッセージ】
> Wataさん
いやいや、あのルーティングを最高と言わずして何を最高というのか分からない位楽しめましたよ。晴れていれば後半のリエゾン区間も冒険できた気がしますが、それは雨のバカヤローってことで(笑)。関川の後も随分と走りましたね・・・。きっと景色がよいんだろうな、という田舎の真っ暗な国道を(笑)。雨だし、暗いしで東北道の恐ろしいまでの消化試合化は閉口ものでしたが。フル1泊ツーリングいいですね!実質2日まるまる楽しめますからきっと素晴らしい道との出会いに満ちているでしょう!
まざまざと蘇りますねぇ、雨の新潟縦断行。
常人が決して選ばないであろうルートに無理矢理おつきあいいただきましたが、雨にも関わらず楽しんでいただけたようで何よりです。
やはり、お二人とも「こっち側の人」だったんですね(笑)。
解散後、私はヌクヌクと温泉に浸かっておりましたが、東京までは結構な距離がありましたよね・・・。
次回はできれば「フル一泊ツーリング」としてご一緒できればと思っていますので、どうぞよろしくお願いします。
VLOGも期待値MAXで拝見させていただきます!