昭和の香り高き日本のビジネスホテル探訪記・第5弾「ホテル ルートイン登米(とめ)」

トラベル(国内)

全国3000万(知らんけど)の「ルートインホテルズファン」の皆様!久しぶりの更新とはなりますが、どうしよう・・・膨大にルートインの宿泊履歴だけが溜まっており記事ができておりません(笑)。まぁ、どこも似たような部屋なので毎回大きな記事にすることには無理があるのですが、できるだけ更新して「ルートインマニア」として色々ご紹介できればと思っています。

◆◆◆

さて、今回宿泊したのも仕事兼プライベートで訪れていた土地でのルートインです。ただ、今回はとても珍しいルートインシリーズの中に稀に存在している「低層型」のご紹介となります。外観が見慣れたルートインと異なりとても関心を惹かれます。・・・旅の様子はこのブログではなく、クルマ関係の「VLOG(Nine Eleven Cruise)」でご紹介していますので、お時間ある方はそちらの動画の方も是非ご覧になっていただきたいのですが、この旅の中でお世話になったルートインをご紹介したいと思います。

今回宿泊したのはは『ルートインホテル登米』です!宮城県登米(とめ)市にあり、ここはなっかなか宿泊経験のある方は少ないのではないかと思われるレアルートインの一つとなっています。

●北陸旅の様子のVLOGはこちら!(Youtube「Nine Eleven Cruise」)

スポンサーリンク

●ルートイン登米の所在地は?

この「ホテルルートイン登米」は2014年4月14日にオープンした、ルートインホテルズとしては249店舗目、宮城県内のルートインとしては10店舗目となる滞在型のルートインです。

ご覧のように周囲にめぼしい町がありませんのでかなりのスタンドアロンとして営業をしており、また特別な観光地の近くでもありませんので、基本は周辺地域へのビジネス客をメインとしたホテルになるかと思います。

大都市仙台からも遠く、山形の大都市部とも遠い。漁港などの観光資源のある海岸部からも離れており、かなりの内陸に位置するため私もなぜこの宿を取ったのか?と思ってしまうほど辺鄙(失礼・・・)な場所に立っているのがこの「ルートイン登米」ということになります。

ご覧に様に東北自動車道の「築館インター」から下道を走るか、三陸自動車道「登米インター」からアクセスが可能となっています。周囲は登米の町ですので、コンビニなど買い出しにはあまり困りませんが、ちょっと徒歩ではめぼしいお店が周囲にはない、まさに「車で行くのよルートイン」てなこのホテルのコンセプト全開の立地でもあります。

ホテルへ行くまでのなんとも寂しい真っ暗な道の様子は上記のVLOGの中で映像として出てきますのでご覧になってみてください。

●ルートインの金太郎飴感を崩す低層建築!

さて「ホテルルートイン登米」の基本スペックはこんな感じです。

ルートインホテルズ公式Webより

◆◆◆

ホテル名「ホテルルートイン登米」
住所〒987-0511 宮城県登米市迫町佐沼字中江5丁目11番1号
アクセス東北自動車道 築館ICより車で30分(20.8km)
三陸自動車道 登米ICより車で15分(8.1㎞)
JR東北本線 新田駅より車で15分(10㎞)
JR東北新幹線 くりこま高原駅より車で15分(10㎞)
客室数212室
温泉ラジウム人工温泉・大浴場あり
チェックイン15:00
チェックアウト10:00
駐車場平面駐車場117台・無料(※大型車駐車可能:予約制)

駐車場はこんな感じです。ホテル裏手に広い駐車エリアがあり、正面玄関の前には数台の駐車スペースがあります。私が止まった時期はそれほど駐車場は込み入っておりませんでしたが、ここがうまる時期もおそらくあるのでしょう。駐車場の入口がフラットに作ってあるのも嬉しく、車高の低いスポーツカー系でも利用しやすい駐車場となっています。(※この日私はAudiのSQ2で移動していましたので車高はあまり気になりませんでしたがね)。

◆◆◆

フロントも「いつものフロント」ではなく、少し広い!

ルートインと言えば、フロントに到着しただけで「帰ってきた感」の強い、家具や什器の統一された「金太郎飴式フロント」が有名ですが、この「ルートイン登米」は少し高級感があると言うか、リゾート感があると言うか、高原などにあるホテルのようなちょっとだけオシャレに進化したフロントの佇まいが用意されています。・・・チェックインのために駐車場からフロントに着いた際に、空間が広大であることに驚き「今までとは違うルートインシリーズへの滞在」に向け、とても期待感に胸が膨らんだことを覚えています。・・・実は部屋も少し通常のルートインとは異なり、この登米は結構自身でも気に入ったルートインの一つということになるかと思います。

フロントの奥には待ち合わせスペースもありますが、こちらも開放的な窓の前に設置されておりとても快適な空間となっています。左奥側が客室につながる廊下となります。

エントランスにあるホテルプレートもダークブラウンウッドの格子に設置されており、一段高い格式や雰囲気を感じさせるデザインですが、シリーズとしては「通常のルートイン」です。

◆◆◆

気になる低層型ルートインのお部屋は?

さて、「ホテルルートイン登米」のお部屋はどんな感じでしょう?

お部屋はルートインニュースタイルの一派を組むものですが、通常のルートインと異なるは右側に見えている「洗面シンク」の存在でしょう。と、言いますのはこちらの「ルートイン登米」には「部屋風呂」が存在せず、大浴場の利用のみとなっているのです。もちろんお部屋にトイレはありますが、浴槽やシャワーは設置されておらず「バスなしタイプ」のお部屋の集合体となっています。・・・なので部屋の中に洗面シンクがあるちょっと見慣れないレイアウトのお部屋となっているのです。ベッドの横にある黒いソファーは、いわゆるルートインのニュータイプに設置されているものと同じだと考えられます。

実は「ツイン」のお部屋のみ「部屋風呂(ユニットバス)」が付いていますので、どうしても部屋風呂が欲しい方はツインの予約をオススメします。(※ツインは喫煙12室、禁煙17室です)

●ルートインニュータイプのお部屋の雰囲気はこちら!

作業スペースはこんな感じです。ニュータイプにはしっかりとした大きな机が備わるのですが、ここ登米ではご覧のような丸テーブルのみが備えられていますので、デスクワークをしっかりしたい方にはちょっと不十分な装備だと言わざるを得ません。この日の私は特にデスクワークはなかったので、写真の整理やメール、Youtubeを見るなどは全然困らなかったわけですが・・・。また、ニュータイプでは計算された位置にある電源も遠く、その辺の作業効率面では登米はなかなか厳しい印象が残りました。

シンク部分はこんな感じです。大きな鏡が部屋にあるだけでなんかちょっと華やいだ雰囲気を感じてしまいますが、苦肉の策としてここに設置されていることを思うとなかなか面白い部屋だと思います。アメニティ類もここに置かれており、シンクの下には「ハイアール製」の冷蔵庫が設置されています。

もちろん冷蔵庫を動かすおなじみのスイッチは健在です。

シンクにはルートインでは見慣れないハンドソープが置かれています。よく見ると「洗顔・手洗いフォーム」と書かれていますので、通常のルートインアメニティにはない珍しいものだと言えるでしょう。

室内には浴衣や追加毛布などが置かれ、それ以外の備品は概ねいつものルートインという感じになっています。写真の備品類を収納している台の上にはテレビが置かれています。

毎度おなじみの「頼むからインスタントコーヒー置いてくれ!」って思う飲み物ゾーン。まぁ、コーヒーはフロント横に無料のコーヒーサーバーがあるのでそこで持っていってくれって話だとは思いますが、高層建築のルートインの場合、いちいちエレベーターで降りるの面倒なんですよね・・・。なので私はいつもセブンイレブンで粉末コーヒーセットを購入し、部屋でお湯を沸かして飲んでいます。

最近は標準装備ですね、加湿空気清浄機です。これをつけっぱなしにするだけでかなり部屋の空気がスッキリしますのでありがたい装備ですし、なにか食べた跡の匂いも部屋に残りませんので助かっています。

おなじみのカードキーホルダー。MIWAが作っていたんですね・・・最近になって気づきました。

尚、お部屋にお風呂は有りませんが、トイレはございます。なかなか強引な狭さのトイレですが、清潔感は素晴らしいですね。なんかアートの一つでも飾っておけばいいんじゃないでしょうか・・・。

なお、部屋の種類は「シングル」「セミダブル」「ダブル」「ツイン」「バリアフリールーム」といった種類となっており、先にも記載しましたが総客室数は「212室」となっています。

おなじみのリセッシュもぶら下がっています。衣服類はオープンタイプのクローゼットに引っ掛ける形となっており、最近はこのタイプを多く見かけるようになりましたね。

●お出迎えの折り鶴は・・・いなかった(笑)

ルートインと言えば・・・の、部屋に入るとお出迎えにちょこんと置かれているスタッフさんお手製の折り鶴。残念ながらこの宿にもいらっしゃいませんでした。もちろんメッセージカードは置かれていましたが、よりモダナイズされた運用という印象ですかね(笑)。ニュータイプの内装のルートインには鶴は現れないんでしょうかね。・・・あの鶴とか、手書きのメッセージみたいなの、ほっとするんですけどね・・・。

●もちろんルートインのお約束!大浴場(人工温泉)完備!

ルートインホテルズ公式Webより

ルートインといえば大浴場ですが、登米にもしっかりと備わっています。こちらはロジウム人工温泉となっています。しっかりと清潔に手入れはされていますので、1日の疲れをユニットバスで癒すよりは圧倒的にリラックスできる空間を提供しています。ルートインの大浴場は必ず外光を取り入れる構造になっているのが地味にこだわりを感じますね。

フロントから大浴場側へ向かう廊下の先に「旅人の湯」は待っています。湯加減もちょうどよく、一日動き回った体の疲れを癒やすには最高です。バスタオル、フェイスタオルは部屋のものを持っていくのがルートインですので、お忘れなきよう。。。

◆◆◆アメニティ(全ての部屋に装備されています)◆◆◆
・ボディーシャンプー(※アメニティーコーナーでピックアップ)
・シャンプー・コンディショナー(※アメニティーコーナーでピックアップ)
・歯ブラシ
・くし
・カミソリ
・紙スリッパ
・ボディスポンジ(※アメニティーコーナーでピックアップ)
・綿棒(※アメニティーコーナーでピックアップ)
・バスタオル
・フェイスタオル
・バスマット
・靴べら
・靴磨き
・消臭ミスト

●ちょっと違う景色が新鮮

左右に客室等が立っていますので、フロントからはこんな眺めも見ることができます。なかなか普通のルートインではこんな開放的なお庭のようなグリーンはありませんので新鮮です。
低層の作りですので、3階建て。めちゃくちゃシンプルなインフォメーションですが、たった3階なのに「212室」ってなかなかインパクトあります。
お部屋にかかっているアートはこんな感じです。

●外観はめっちゃ新鮮な平ぺったいルートイン!

最後は外観です。こんな平ぺったいルートイン見たことないですよね(全国にちょいちょい存在していますが、レアなタイプであることは確かです)。遠くから「ルートイン」の電飾めがけて移動するといったいつもの行動はできないほど、近くに来ないと存在がわからないのがこのタイプです。

ホテル看板ですらなんかちょっといつものより「低い」気が。普段の看板はもっとのっぽなんですよね。参考までに下に前回ご紹介した「ホテルルートイン富山インター」の看板を貼ってみようと思います。

ね、のっぽですよね。

はい、エンブレム。エンブレムの圧倒的なリゾート感凄いです。ルートインのエンブレムとは思えないオシャレ感。私が求めている昭和感は微塵もありませんが、これはこれでたまに泊まるには有りだと思います。これだけ見るとおしゃれな高原ホテルっぽくないですか?

正面玄関はこんな感じです。屋根の上にちょっとだけいつものルートイン感ありますよね(笑)。私が宿泊していたのは左側の「A棟」となりますので、夜間の景色は目の前の県道が見えるのみです(笑)。

奥に見えますが、もちろんEV用の充電スポット完備ですのでEVで旅をされる方にはルートインは心強いパートナーですよね。チャデモの急速充電器が2基設置されています。

◆◆◆

ルートイン滞在はブログ用にかなりしましたので、今後もこのシリーズのアップを続けたいと思います。そろそろ別の切り口の旅ネタなんかも書こうと思いますので、また遊びに来てくださいね。

ではまた!

◼️ホテルルートインシリーズ一覧(過去記事も合わせてご覧くださいね!)◼️

 

◆◆◆

 

●マカオの「モーフィアス」、香港の「コンラッド」滞在記はこちら!

●注目が集まる「伊良部島・ソラニワホテル&カフェ」滞在記はこちら!

●バリ島「リッツカールトン・バリ」滞在記はこちら!

【コメント・メッセージ】