さて、いよいよ2020年も暮れていこうとしていますが、今年は改めて書く必要もないくらい世界が激変した1年でした。日本では春に始まったコロナ禍(COVID-19)により海外はもとより、国内への渡航も制限される中、自身の働き方も大きく変わり航空機を利用した移動をほぼしないここ10年単位で見ても経験したことがないほどマイレージを生み出さない年になったと思います。
そんな1年を振り返ってみようかと思いますが、まとめながらも「本当に飛行機乗っていないんだな・・・」と実感します。
● 2020年1月「東京⇔ニューヨーク」
年初はいつもどおりの幕開けでした。
1月の頭にニューヨークへ行き仕事をしていましたので、往復はいつもの通りANA便を利用です。行きはビジネスクラス、帰りはファーストクラスを利用し、しかも座席は最新鋭の「THE Room」、「THE Suite」を堪能することができました。
この素晴らしい座席をなんと今年はこの往復しか利用できていない事実。通常頻繁に海外を往復する私のライフスタイルからすると「異常」の二文字です。過去の記事でも触れていますが、最新鋭ビジネス、そしてファーストクラスの快適性はピカイチで、少し遅れを取っていたANAのファーストクラスが格段に現代化し、ビジネスに至ってはほぼファースト?という位コストパフォーマンスが高いシートクラスへ変貌を遂げていました。
今写真を見返していてもアラスカ上空や、カナダ上空、千島列島上空など緯度が高くとても寒いエリアの上空をしずしずと飛行する機内から眺める景色は気分をリセットしてくれるのに毎度役に立っていましたし、ニューヨークの現地で食べるご飯や、ちょっとした空き時間に仲間と入るカフェの雰囲気などが思い出され、ちょっとだけ寂しいというか、あの外地の雰囲気に帰りたくなる自分がいます。
なんとこのフライトが本年の国際線乗り納めであり、以降数回国内線を乗るのみだったというのが本年です。
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● ANA最新のファーストクラス『THE Suite』の記事はこちら!
● ANA最新のビジネスクラス『THE Room』の記事はこちら!
● 2020年8月「東京⇔福岡」
1月のニューヨーク線からあくこと7ヶ月。本年2回目の搭乗は福岡線でした。コロナの厳戒態勢で様相が変わってしまった羽田空港を移動し、マスクを付け機内へ入る窮屈なフライトの初体験です。
この数ヶ月で航空需要は激変し、かつては日本国内の空でも隆盛を誇り、羽田ではカローラ並(この喩えも古い気がしますが・・・)に見ることができた「Boeing777」はいまや国内移動の需要には不必要な大型機材へと変貌。羽田の駐機場には「Boeing737」や「Airbus A320/321」が溢れるようになっていました。
当然福岡線の様は国内幹線(需要の高い主要路線)では「Boeing777」や「Boeing787」という最新、そして大型機が投入されていたわけですが、この時期はほぼすべての便が「Airbus A321」で運用されており、737含め日本国内幹線で小型機に乗るという貴重な体験を楽しむことができました。ヨーロッパ近距離国際線では主力の機材ですので機材への親しみはあるものの、ANAのマークをつけたA321への馴染みはほぼないので「逆に新鮮」ではあったのですが。
帰路便の乗客数はおよそ90名。帰路の機材である「Boeing737-800」は166席ですので、ロードファクターはおよそ50%を持っていたわけですが、これを通常期の機材「Boeing777-300」で考えると514席が分母になりますので、ロードファクターはおよそ「17%」・・・。採算がとれるわけがありません。
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● 羽田→福岡「7ヶ月ぶりの空へ!」の記事はこちら!
●福岡→羽田「コロナ禍の737最終便ナイトフライト」の記事はこちら!
● 2020年9月「東京⇔福岡」
次なるフライトであり、驚くことに本年最後のフライトとなったのは8月同様「福岡線」です。本格的に国内移動も少なくしており、基本リモートワークでしたのでめちゃくちゃ必要なとき以外は東京を出ていませんでしたが、数少ない必要な渡航ということでの「福岡」です。
残暑厳しい中、真夏の積乱雲を眺めながらの福岡入りですが、機材は「Airbus A321neo」と最新鋭。仲間たちと快適なフライトを楽しむことができました。
福岡、九州各地での仕事を終え帰路便に乗って帰りますが、帰路も「A321neo」です。こんな時期もあったよね、とこのコロナ禍での小型機材運用を懐かしむことができるようにと、ポジティブにA321での旅を楽しんで曇り空の東京へ戻ってゆきました。
ニューヨークに始まり、福岡に終わる2020年のフライトヒストリーだった訳ですがご覧等通り1年を通じて乗ったのはたったの「6便」。普通の年だったらステータス落ちの大惨事なわけですが、2021年度のステータスに関しては救済措置がANAより発表されており2020年度のステータスが引き続き適用されることとなっています。(※この世界情勢を見る限り2022年も適用されないと一気にステータス落ちという人が増えそうな2021年ですが・・・)
次に国際線に乗るときは感慨深いんだろうな・・・と今から想像しています。
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● 「最新鋭Airbus A321neo!真夏のコロナ禍エアバスフライトで福岡へ!」の記事はこちら!
● ネタがない分本格化したVLOG制作
コロナ禍でたびに出る回数が落ち「旅ブログ」であるこの「Life with Curiosity」存続の危機?でもある2020年だったわけですが、ネタがない時期だからこそ別なことに挑戦しようと、これまでブログコンテンツとして運用していたクルマ関連の情報を「Youtube」で発信することを考え新しくビデオブログ(vlog)をはじめて見ることとしました。
7月に第1本目の動画を投稿してから今年が終わるまでに12本を制作し、ゆっくりとですがチャンネル登録者も増えてきており新しいチャレンジとして楽しんでいます。・・・別にこのチャンネルで収益化したいとかではないのでゆるくやっていますが、やるからには多くの方に見ていただみたいですし、もっともっと車好きの輪を拡げたいと思いますので2021年はより本格的にこのチャンネル運用を進めたいと思っています。
● 911CRZ最新の動画はこちら!(クルマに教のない方も覗いてみてください!)
現状人気があるのは最近の1泊2日のツーリングをまとめたものでしょうか。きれいな紅葉を楽しむ個人的にも素晴らしい2日間でした。徐々に撮影機材も更新し、少しづつですが求めている映像の方向になってきた気がしています。ブログとは違った難しさがありますが、ブログと併用でチャレンジを続けるのはとても楽しいものです。
●1泊2日紅葉ツーリングDAY1の様子はこちら!
● ルートインシリーズはちょいちょい更新しましたね!
地味すぎてファンは少ない気がしますが、蓄積することに意義があると思い続けている「昭和の香り探訪・ルートインホテルズ」のシリーズ。こちらの更新は少し増えたかな。そしてまだ記事化していない滞在がめっちゃくちゃあるので、こちらはネタが潤沢に保持されています(笑)。お好きな方は楽しみにしていてください。
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● 閲覧が爆発した「Zoom背景」
コロナ自粛期間に別にそんなに人気サイトでもないこのブログの閲覧数が爆発した記事がありました。それは「Zoom背景」の回です。自粛によりリモートワーク、そしてオンライン会議が一般化したことに伴いその背景画像を過去の旅先の景色などを中心にまとめて配布しようと「旅ブログならではの貢献方法」を考えたことがきっかけなのですが、この記事が爆発しまして、一時は「Zoom 背景」、「リモート会議 背景」などで検索するとgoogleの検索結果で上から2番目に表示されるなどどえらい事になっていました。(見たこともないPVを毎日叩き出していました・・・)
少しでもまったりと更新している備忘録のようなこのブログが誰かの役に立ったのかもしれないな・・・ととてもうれしくなったことを覚えています。
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● 「リモート会議用Zoom背景」フリーダウンロード用記事はこちら!
● 移動が日常に帰ってくることを祈って
今年は本当に満足に移動ができずブログネタも収集できない年ではありましたが、変わってゆく世の中に対応しつつ、少しでも旅好きな方々に楽しんでもらえる、そして役に立つコンテンツをこれからも作っていこうと思います。もちろん旅好きの方は移動も好きだとい思いますし、日常と違う「遠く離れた土地」へ行くことを醍醐味だと感じる方もいると思いますので「世界各地への移動」が日常として帰ってくることを願ってやまないですし、コロナが一刻も早く収束してくれるように祈りながら更新を続けようと思います。
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海外に行けない分、国内の良さを再発見しつつ、クルマの楽しさを発信するVLOGへの挑戦を始めた2020年。みなさんはどんな一年をお過ごしになられたのでしょうか。2021年の皆様のご健勝、ご多幸を強くお祈りしつつ2020年の筆を置こうと思います。本年も「Life with Curiosity」をご覧いただきありがとうございました!
また次の旅でお会いしましょう、ではまた!
Life with Curiosity : Author NOLI TOKYO.
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