ANAビジネスクラスで香港へ(NH859 / HND-HKG / Business Class)

トラベル(TIPS)

雨が降りなんとも天気の悪い朝、通い慣れた羽田への道をリムジンバスはひた走っています。

到着後カウンターでチェックインをし、バゲージを預け、優先検査場を通り、スタタタターっとイミグレーションを通過すれば、体はすでにラウンジに。ラウンジ内の喫煙室で一服をしたのち、毎度お馴染みのカレーを作って座席で寛ぎます。・・・最近アメリカばかり行っていた(記事にしていないニューヨークもかなりあるし・・・)私にしては珍しく、アジアへの出発の朝です。

そういえば最近顔認証のイミグレーションになったこともありますし、私のパスポートはかなり昔から自動化ゲート対応のものに変えていましたので、最近はまったくスタンプが増えず今後パスポート自体スタンプをする対象のものではなくなっていくのだろうなぁ・・・とぼんやり考えます。記念という意味では寂しいですが、時間の節約という意味ではかなり効率的ですよね。

欧米便の利用が多いので、イミグレを出てすぐのゲートからの出発に慣れていますが、本日はなんと羽田の北側にある辺境ピアとなる「144番ゲート」からの出発。・・・遠いなぁ・・・と思いつつ、ボーディングタイムが近づいたのでゲートへ向かって進みます。

階下に降りて行くときに、なんとも手入れが行き届き清潔感のある羽田の中では最も新しい出発ゲートエリアの景色が広がります。記事にはしていませんが、去年家族でバリへ行った際も近いゲートを使いましたがその時は深夜便でしたので、また違った景色を知ることができ、あいにくの天気ではありますが心地よく機内に向けて進んでいくことができそうです。

窓の外には雨に打たれる本日の搭乗機が出発準備をしていい子で待っていますが、個人的にも久しぶりに乗る香港線、なんていうか「めっちゃ混んでる」んですね(笑)。・・・今回の渡航も急に決まったので、ギリギリまでビジの座席が開かず、すわ「エコなのか・・・」という状態でしたが、ラストミニッツで空席が発生し無事ビジネスクラスを獲得することができています。

使用機の出発準備の遅れで約10分ほど後ろ倒しになって始まったボーディングではありますが、ささ〜っと自席まで進み身の回りを整えていきます。・・・そういえば今日は「Group1のお客様は・・・」ってのやっていなかったですね。Unitedとかのコードシェア便(米国路線)でしか運用されないものなのかもしれないですね。

通常は「Boeing787-9」で運行されているこの香港線。様々な機材繰りの関係で6月は「Boeing 777-300ER」で運行されています。故に、私の嫌いな「-9型シート」ではなく、大好きな「777型シート」という点も大ラッキーです。ギリギリまでビジネスに座席を確保できなかったので「完全窓側」のシートは取れませんでしたが、まぁ良しとします。。。

●なんで私が「-9型シート」が嫌いなのかはこちらの記事をチェック!

 

が!ここで最初の悲劇が。

 

座席写真を撮ろうとカメラを構えてファインダーを覗くと、なんか視野が狭い。・・・他のお客さんの迷惑になりたくないので、人がいないタイミングでさっと撮るんですが「あれ?なんか写したい範囲が全然写らない・・・」。とはいえ、時間が限られているので頭の中「???」状態でなんとか撮影はしたものの、不完全な構図。自席に座って確認していると・・・

 

あぁぁぁ!レンズ壊れてるじゃん!(号泣)

 

そうなのです、レンズの望遠調整部分が死んでおり、広角側へ戻らなかったため視野角が狭かったんですね。さっきまでは動いていたのに。そして何にもぶつけていないのに。。。悲劇はいつも突然起こります。

 

そんなこんなで機内ではいつも活躍している広角レンズが死にましたので、今回の旅は全て亜広角〜中望遠のレンズで記録を進めなければなりません。ジーザス。

とはいえ落ち込んでいる間にも出発準備は整い、ドアクローズがおこなれます。

窓には大量の雨滴、隣にはJAL機が鎮座しており、しばしの東京を空ける時間が始まったことを視覚的に理解します。離陸後に抜けるような青空が観れるので結構雨の出発って嫌いじゃないんですよね。雨のせいで地上も静かな雰囲気になっており、雨を眺めながら空調の効いたキャビンで外を眺めているのも一興です。

さらに、久しぶりに乗る中距離国際線ですので私はのんきに「ウエルカムドリンクまだかな〜」なんて待っていたんですが、

 

そもそもそんなものはねぇ!って話ですよね(笑)。

 

アメニティキットもありませんので、う〜ん中距離国際線しょぼい・・・。とか思いつつ機体は8時56分にタクシー(地上走行)をスタートさせ、滑走路へ向かいます。地上スタッフが手を振って私たちのセーフフライトを祈ってくれており、こういった心のあるサービスはさすが日本だよな・・・と思いつつ、いざ出発です。本日私を香港まで運んでくれるのは、NH859便(羽田→香港)、使用機材はBoeing777-300ER(JA778A / 3クラス)、予定飛行距離1,804mile、予定飛行時間4時間4分となっています。

搭乗時から気になってはいたんですが、なんか機内の照明が黄ばんでいる(黄ばむというよりは、照明装置が古い)んですよね。最近乗っている777はもっとLEDの白い明かりが多いので、なんとも気になっていたんですが、調べてみるとこの機体は「2007年4月」から運用されており、ANAが保有する777の中でも古めの機材ですね。なので最近のLED機と異なり、旧式の照明が使用されている故、昔ながらの少し黄ばんだ照明装置だということです。(※地味に色々機内で写真を撮るときにこの黄色の色被りが写真的には面倒で、たまにひどい色の写真が撮れます・笑)

何事もなく、雨の降る羽田を私たちは9時10分に「RWY05」から離陸します。中距離なので搭載燃料はそれほど多くなく、滑走距離も短めに、スゥ〜っとBoeing777が地上の乗り物から空の乗り物に変わりました。・・・離陸後すぐに雲の中に入ってしまいましたが、右旋回ののち、海ほたるの直上を通過し一路南西へ機首を向け上昇を続けていきます。

離陸後11分でベルトサインが消えますが、雨雲の中を上昇していますので心地よい揺れが・・・

 

揺れ・・・が・・・

 

ゆれ・・・

 

寝てしまいました(笑)。

 

気づけば周りはお食事をほぼ平らげる位になっており、コーヒーサービスが始まっている時間帯です(汗)。・・・CAさんに「お食事取られますか?」と聞かれる始末。・・・えぇ、いただきますとも(笑)。ということで、周りから遅れることおそらく20-30分で私も昼食タイムがスタートです。

ちなみにこの日いただいた和食メニューは以下の献立でした。

【前菜】

・鱧(はも)寿司
・帆立燻製チーズ最中
・鶏松風
・蟹東寺揚げ

【小鉢】

・翡翠(ひすい)茄子
・合鴨味噌煮

【主菜】

・鰻蒲焼とろ玉掛け
・俵御飯
・味噌汁
・和菓子

中距離便なのでコースとしてゆっくりご飯を食べるのではなく、全ての料理がワンプレートで出てくるスタイルですね。洋食は「ハンバーグステーキ」とあまり気乗りのしないメニューでしたので、珍しく和食をいただくこととしました。総じてやはり日本搭載の和食は味のクオリティーが高く、機内でいただくものとしては十分満足のできるものです。・・・もぐもぐと食べているとキャプテンアナウンスが入り、この先の台湾空域で大量の成長中な積乱雲が発生しており揺れるかも?とのことでしたので、食後のコーヒーは紙コップに入れてもらいフタをつけてもらって備えあれば・・・の状態にしておきます。

とかいって、フタが写真に写っていないという(笑)

この時点では結構きれいな青空が窓の外に広がっていたんですが・・・

しばらくしたらかなり雲が増えまして「確かに揺れるかもな・・・」という景色に変わりました。

 

現在高度は36,000ft、揺れるんでしょうか?(ワクワク)

 

・・・と思っていたら軽く揺れはしましたが、予告された「モデレート又はシビア」レベルの揺れはありませんでした。その代わり機体が右へ左へ、積乱雲を避けて飛行している様子はよくわかり、いわゆる「コックピットグッジョブ」状態で揺れを避けたようです。揺れが好きな私のエンターテイメント時間は未遂に終わりました(まぁ、一般旅客にはそれが最高ですよね・・・)。

ちなみに座っているビジネスクラスのシートの雰囲気はこんな感じです。

オットマンに足を入れてしまえばかなりリラックスした姿勢でいられますので、必要十分ですしこのシートになってから昔ほどファーストに乗ろう!と思う機会も減りました。ただ残念なのが混み合っている便でしたので、私の好きな「完全窓側」の座席は取れず「半窓側」の座席だという点ですね。この座席ですと個室感が低く、且つ窓の外を眺めにくいのと、イコール写真も撮りにくいという点でしょうか。スタッガード式ですとどの座席からも通路に出られますので、この「完全窓側」座席を好む人が過去のシートの時より増えてしまった(競争率が上がった)気がします。

また、私は結構ビジネスクラス最後尾の座席を混み合っている時はよく予約します。空いている時は前方席にしますが、混んでいる場合は比較的人口密度が落ちやすい、且つ後ろが壁になっており密室感が高まるという点で気に入っています。

まぁ、最後尾座席はサービスも最後尾になりますので、ごく稀にですが「希望した食事がない」ことがあります。加えてCAの目が行き届きにくいエリアなので、搭乗時などに仲良く話をしてある程度気になる客になっておくことが生き抜くポイントかもしれません(笑)。

13時6分に例の「ポーン、ポーン、ポーン、ポーン」が鳴りまして、着陸態勢に入ります。

香港空域の混雑でしょうか、機体は蛇行しながら空港へ近づいていきます。この、4点鐘と呼ばれる着陸態勢へ入った合図のタイミングでだいたい私はしまっておいた靴を履き直します。離陸後もかなり上空まで行ってからしか靴は脱ぎません。・・・というのも万が一トラブルがあり、不時着などした場合(または軽い墜落系がおきた場合)に自分が生存していたら、すぐに機外に逃げるわけですがその際にスリッパじゃぁ走れないだろ・・・と思いますので、地上付近を飛行している段階では必ず靴を履いているようにしています。効果があるかないか知らないリスク対策ですが、万が一の時に「ちくしょー履いていれば!」と思って死にたくないので(笑)。

でも、この靴を履いていたから生存できたという例は様々な墜落事故の報告書の中に現れる項目ですので、乗られる方はこのリスク対策を取られることをお勧めします。転ばぬ先のなんとやらです。・・・機内に入ってすぐスリッパにすることが「旅慣れた私」みたいに勘違いしている方もいらっしゃいますが、旅は慣れてるかもしれないですが、結構無知なまま旅をしている「裸のなんとか・・・」みたいなもんっすよ?

窓の外には香港の街並みが見え、海面も近づいてきました。いよいよ香港国際空港(別名:チェクラップコク国際空港/ 赤鱲角國際帰場/ Chek Lap Kok International Airport)が近づいていることが景色でわかります。13時10分にスラットを降ろし、同19分にギアダウン、離陸後4時間14分後となる13時23分、NH859便はファイナル(最終進入)で地上の風にもみくちゃにされながら香港国際空港のRWY25Rに着陸です。

到着後、窓から見える景色にキャセイパシフィックの翼が見えると「あぁ、香港」って気分になりますよね!・・・ちょいちょい空港内から最新鋭の「A350」が見れるのも醍醐味です。今回はここ香港が最終目的地ではなく、この後我々はちょっと特殊なルートを使用して最終目的地まで移動を行います。

一旦香港のイミグレーションにて、入国を済ませ、別便で香港入りしたチームと合流し、いざ出発です。

こちらの移動と、最終目的地のお話は次の記事でご紹介します!

 

ではまた!

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