暇ネタ第2弾ということで、移動中に見かけたレアな機材の写真をご紹介していこうと思います。まぁ、レア系機材なんてこれが趣味って方もいらっしゃるのでたまたま遭遇した系かつ「ムチャクチャレアな機材」って訳じゃないので、気軽に見てもらえれば程度のネタなんですけどね。
では早速行ってみましょう。
これは先日のロンドン出張の帰りにトランジットで寄った「フランクフルト国際空港」で遭遇した機材なんですがね、一見してなんか変ですよね?
機内からだったので、カメラには望遠レンズが付いておらずかつ超逆光でしたのでわかりにくいと思いますが、これは「ルフトハンザ航空」の「Boeing747-8」だと思われますが、よく見るとお分かりの様に「レトロ塗装」ですね。現在のルフト機は客席1階窓の部分に帯の様な線は入っていませんが、これにはクッキリ入っています。
これも同じ日のフランクフルトで見つけた機材ですが「コンドル航空」のBoeing767-300ER新造機ですが、カラーリングは1970年代の旧塗装復刻機です。今はかなり現代テイストの塗装になっていますが、なんていうか1970年代のカラーリングって味があっていいですね。
はい!3番目にしてすでにもう全然レアじゃない!(すみません・・・)。
まぁ、もうほぼ見れなくなったはずのコンチネンタル航空買収前のカラーリングである「ユナイテッド航空」単独の最終版のカラーリングをしているB747-400です。なんだかんだ言って外航はまだ747を飛ばしているのがとても好きです。長距離はいくらETOPSが進んできてもやっぱ4発機が安心だし、空の旅って感じがします。
そしてその上をひっそり離陸して行っているのは「キャセイパシフィック航空」の旧塗装のエアバスですね。旧イギリス領の香港系航空会社らしく、エンジンがロールスロイスだという点がにくいです。
かなりの速度で機材の入れ替えが進むアエロフロートのカーゴですが、このMD-11Fもまだこの塗装で飛んでいるのかナゾです(撮影日は2012年9月)。ちなみに「アエロフロート」とは日本語でいうところの「航空艦隊」でして、旧ソ連っちゅーか、ロシアって国のネーミングセンスを感じさせる航空会社名称でございます。
また、日本人でもわりと馴染みのある地名として「ウラジヴォストーク(ウラジオストック)」ってのがあるかと思いますが、これ日本語にすると「東方支配」になるわけで、軍事拠点だったのもうなずけますが、非常に直接的なネーミングをするのがロシアの特徴なのかもしれません。。。
その東方支配の地、ウラジヴォストークを拠点とする「ウラジオストク航空」です。日本ではなかなか見れないツポレフ204という機材が成田へ来ていた時の写真を引っ張り出してみました。意外と中東含め地味に世界で飛んでいる機材の様で、現在は次世代型に改良されたSMというモデルが主流の様です。
ちなみにこのウラジオストク航空は2013年に「サハリン航空」と統合し「オーロラ航空」という名称になっていますので、もうこの塗装では飛んでいないというより、この航空会社自体存在していないわけです。
なんかパット見、Airbus A320 / 319ぽい雰囲気の大きさとデザインですねぇ。座席数も142-164席程度なのでちょうど319と320のサイズ位だと考えることができますね。乗ったことないですが、乗り心地はどんな感じなんでしょうねぇ。。。
スカイチーム塗装の「アエロメヒコ航空」機です。自分の中では一番馴染みの薄いアライアンスではありますが、アライアンスのフラッグシップ塗装では一番イカすのがスカイチームかなぁと思います。スカイチームのロゴが一瞬「スターフライヤー?」に見えるのは僕の目が悪いんでしょうか。。。
しかーも、この機材「Boeing767-200ER」です。かつてはANAが日本に最初に導入した新世代機である「Boeing767」もこの「-200」型でしたね。今では日本の航空会社でこの-200型を運行するキャリアはなくなってしまいましたが、767が世に生まれた際の姿はこれだったと思うとなかなか感慨深いモデルであり、且つ「ちっちゃいなぁ」という印象でしょうか。最近の航空機を見慣れている目からは「エンジンナセルが小さい!」というのも正直な感想。例えば777についているエンジンの直径はなんと、737のキャビン(客室、貨物室合わせた機体構造)直径とほぼ同じという位なので、いかに最近のモデルのエンジンが大型化しているか判ると思います。
まぁこれは大して書くこともないのですが、復活した「鶴丸塗装」になる前までブランドCIで使われていた「アーク塗装」の767との同時比較です。正直このアーク塗装、馴染めなかったですし、鶴丸を捨ててからのJALのデザインは崩壊していたので、この塗装に戻ってくれてなんだかほっとしている部分もあります。ちょっとブランドを示すフォントはいただけないなぁって気もしますが、これは微妙に今後変更されて行く気がしますね。
ちなみにこのアーク塗装の「JA623J」は現在は鶴丸塗装に改修され、キャビンも国際線仕様から、ファーストクラス付きの国内線仕様機に変更されたそうで、主に伊丹線を飛んでいるとの噂です。
これは懐かしい方も多いのではないでしょうか?2005年に旧・エアーニッポンが初めて「Boeing737-700」を導入するのに合わせて、白以外のカラースキーム部を全てゴールドで塗装した通称「ゴールドジェット」を導入1号機、2号機に施しました。これは、2012年10月の登録変更までこの塗装で飛んでいますが、現在は2機とも別のカラーリングとなっています。(写真の1号機である「JA01AN」は、現在AIR DOの機材として活躍中)
写真は曇天の中、残り少ないエアーニッポン人生を過ごしていた同機が、これまた現在は訓練が行われていない「下地島」でタッチアンドゴー訓練をしているのに出くわした際の写真です。(※より正確に言うと、2012年4月1日にエアーニッポンは全日本空輸に吸収され、解散しているので、この写真を撮影した日は既にANA機として運用されていると考えられます。)
僕も数度乗る機会がありましたので、思い出深い機材の一つではあります。
これ、2014年以降の導入機材はこのカラースキームになっているので死ぬほど貴重って訳ではないですが、まぁ貴重な写真です。上の写真の機体ですが、通常「JAXXXA」と機体の登録番号(レジ番)が記載されている機体後部に「N787EX」と記載されています。
そうです!この写真は、2011年7月3日に「Boeing787-8」が初めて日本に飛来した際のものという訳です。この時は「SROV(Service Ready Operational Validation = 国内運行検証プログラム)」という、国内の空港の様々な施設や運行環境に787が適合しているかを検証するためにやってきました。見た目はANA塗装機ですが、実際にはANAに納入される機体ではなく、機内には検証用機材がてんこ盛りになっていまして、通常の座席は付いていないんです。
シアトルから9時間かけてやってきた姿をとにかく見たい、と早朝より羽田に覗きに行った時の写真です。(本格的なアマチュア航空カメラマンじゃないので、写真がたいしたことないのは無視してください)
現在はアリゾナ州にある「ピマ航空宇宙博物館」に寄贈されています。
Youtubeにこのメイデンフライトの一部始終の記録があるのでシェアしておきます。なかなか刺激的なフライトですよね、一度はこういうのに乗ってみたいものです。
とまぁ、こんな感じでゆるゆる旅先で見つけた機材などもご紹介していきたいと思います。せっかくなんでもっとちゃんと航空機を撮影しに行きたいものですね、片手間だとなかなか大した写真になりませんからね。。。
いうほどレアな機材は登場していなかったとは思いますが、少しでも楽しんでいただけたなら本望です。
ではまた!
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