バリ島旅行記第3話の今回は、滞在先である「THE RITZ-CARLTON BALI」のソフトウェアや、スパ、そして私がバリ島のレストランで大好きな「TIRTHA Dining」に関してご紹介しようと思います。
旅の前編はこちらの記事をお楽しみください。
→第2話:バリ島旅行記② : THE RITZ-CARLTON BALI(ザ・リッツカールトン バリ)前編
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敷地内には圧倒的な量のグリーンが用意されており、歩いている際視界にはあまり人工的な建物が目に入らない視線設計がなされている印象です。また敷地が広いのでバリ島リゾートの特徴かもしれませんが、施設内で他の滞在者と頻繁にすれ違うこともなく、非常にプライベートな空間を楽しめます。・・・もちろん他滞在者とすれ違っても皆さんこういう空間に慣れていらっしゃいますので、気さくに笑顔と挨拶ですれ違うという居心地の良さにも助けられます。また、午後3時〜日没にかけて不定期ではありますが、蚊の活動を低下させるスモッグを炊いていますので害虫などに出会うことがほぼなく、私も滞在中にバルコニーでコーヒーを頻繁に飲みながらタバコを吸っていましたが、蚊に刺されることはほぼありませんでした。これらの害虫の少なさは人によってはあまりにも人工的だと考える向きがあるかと思いますが、そこは好みではないかなと思います。
(※ちなみに、この蚊除けのスモッグに関しては部屋のテーブルにひっそりとご案内の紙がが貼られていますので部屋の中の注意書きなどは一通り目を通すに越したことはありません。スモッグが部屋に入ると多少衣類などへの影響はあるかと思いますので。)
食事の味は文句無しです。私の舌に合っていたということもあるのかもしれませんが、この「THE BEACH GRILL」含め、リッツ内のレストランで「いやぁ・・・これは・・・」という食事に出会ったことはありませんでした。むしろ、どの食事も水準を超えていて「おいしい」と思えるものばかりだったという記憶です。初日の夜においしいご飯を食べられたおかげでリッツの滞在がとても幸先の良いものになったことは言うまでもありません。
お刺身などもありますが、なんとなく気分ではなかったので「カルフォルニアロール」的な巻物を頼んでみます。これは見た目よりも味は整っており、風味も和食。ムリアの和食は少し「外国で食べる和食」フレイバーでしたが、リッツの和食は許容範囲です。単純に味だけで考えれば「おいしい」と思います。
そして「相当な賭け」をして注文したのがこの「とんかつ」(笑)。海外でとんかつ頼んでまともなのをたべれるとは思えない・・・というのが過去からの経験則。しかし、侮るなかれ、このとんかつはお肉の厚さこそやや薄ではあるものの、衣の感じなどはちゃんと「とんかつ」ですし、おいしいんです。油も怪しい感じはなく、香ばしいとんかつの香りを出しています。これは嬉しい誤算。なんとなくこういう和風なお肉を食べたい気分でしたので、満足していただきました(笑)。
店内はこんな雰囲気ですかね。うっすら写っていますがメニューには「EDAMAME(枝豆)」もありますよ!娘は「UDON」をちゅるちゅるしながらご満悦。いざという時に和食レストランがあるのは家族旅行では助かることが多いですね。
食事後にゆっくりとサイト内を散策して部屋に戻れば、きっちりベイドメイクされ、トーンダウンされたライトに包まれた部屋が私たちを迎えてくれます。子供用にタオルを組み合わせてベッドメイクのスタッフが作ってくれた象がちょこんとソファーに座っていたり、部屋に帰るたびにスイーツが置かれていたりと部屋に帰るだけで楽しませてくれる「おもてなし」の心意気が本当に素敵です。また、毎日ルームキーパーさんからの直筆のお手紙が部屋には置かれています。素晴らしいとしか表現ができません。
すでにご紹介した子供用のクッキーが差し入れられていたり・・・
ある日はマカロン。
またある日はチョコレート。手紙も娘宛、妻宛と一人に集中することなく添えられていて、滞在者の全てが主役になれる心遣いを感じました。
マカロンが大好きな娘に発見されましたので、見事に私たちは一口もらうのがせいぜいでしたが(笑)。
更に私が驚いたのはある日のギフトです。部屋に戻るとひときわ盛大な物体をソファー近くのテーブルに認めることができました。
ごらんの通り、妻へのバースデーケーキです。
ちょうど滞在期間中に妻の誕生日が挟まっていたのですが、予約時の情報にはもちろん登録していないですし、レストランなどでその様な会話の記憶もなし。また私のリッツカールトンのメンバーシップには私の情報は入っていますが妻の情報は入っていません。もちろん私がサプライズでホテル側にお願いしておいたものでもありません。類推するにチェックイン時に提供しているパスポート情報からなのではないかと思いますが、こんな小さな情報をしっかり管理し、更にはこの様なサプライズギフトが部屋に届いている・・・というのは「リッツ恐るべし」と思わずにはいられません。
リッツカールトンにはホテル内で働くすべてのスタッフが自身の判断(上司の決裁なしで)で、担当する顧客に対し最大2,000ドル(約20万円)を使えるエンパワーメントという仕組みが有名ですし、初代社長であるホルスト・シュルツ氏の言葉に「我々のサービスは科学である」というものもある「魔法のサービス」で有名なリッツですが、思わずこのサプライズ・バースデーケーキには唸らせられました。
まぁもっと驚いたのはこのケーキ、見た目だけじゃなくて味が本当美味しいってところですよね・・・。見た目である程度味を想像するものですが、見事に超えていました(汗)。これらの日々の気遣いに妻、娘はすっかりリッツ党になってしまった様です。
●TIRTHA Dining
さて、リッツのご紹介の後半戦へ行く前に少し違うバリ旅もご紹介します。
写真は「Tirtha Uluwatu」というブライダル専門の空間です。日中はブライダル、そして夜には空いているときと空いていないときがあるのですが、予約限定のレストランとして稼働しています。
私たちがバリへ行くと必ず立ち寄っている場所の一つです。まぁ種明かしをすれば単純にここで挙式をしたからなのですが、その際のパーティーの食事の美味しさに、その後バリを訪れる際ここがレストランとしても利用できることを知り愛用するに至りました。
いろいろと改装が続いていますので、今までのレストランとして利用できた「Tirtha Luhur Uluwatu」は現在クローズの様で、今年はまさに挙式をあげた「Uluwatu」の方をレストランとして活用していました。
上の写真は昨年に訪れた際のルフールの様子です。今年は日没後の遅めの時間にお邪魔しましたので最初の写真の様にマジックアワーを少し過ぎた、暗い景色の中馴染みの担当さん達に出迎えられディナーが始まりました。
この日は我々の家族のほかにカップルが2組、奥のガーデンシートにもう1組の合計4組が食事をしていました。予約限定且つ、大きなキャパを持たないレストランですのでとてもゆったりとプライベートな感じで楽しむことができます。大騒ぎしなければ子連れでも十分に受け付けていただけるレストランです(うちの娘は1歳児時代からお世話になっていますので・・・)。
コーヒーを飲みながらシェフの方や、ティルタのスタッフの方と雑談を楽しみます。・・・まぁ私はあちこち写真を撮りにうろついている時間帯でもあるんですがね。ブライダル空間ですので、非日常性を強くコンセプトに作られているだけあり、どこを撮ってもフォトジェニックです。昼間にお邪魔すると写真好きなら時間を忘れて楽しめると思います。
メインエントランスからゲストのウェイティングスイートへ向かう道の途中の景色ですね。あぁ、ここ歩いたなぁとか思い出しながらコンデジを握りしめついてきた娘と一緒にパチパチと撮っていきます。
チャペルに通ずる道です。実際の新郎新婦は画面中央左にうっすら見えている通路から侵入します(今でもそのオペレーションならですが・・・)。昼間はこの奥のチャペルの祭壇奥には真っ青なインド洋が広がっている壮観な景色のチャペルとなっています。
ディナーをいただいたのはちょうど中央の屋根の下ですが、チャペル奥のクリフ側の道から施設全景を撮影します。ゆっくり撮る時間がなかったので試行錯誤が全然できませんでしたが、夜景の撮影・・・もっと会心の一撃を撮ってみたいものです(笑)。
バリにはスミニャックやクタ、ジンバランなどにディナーの有名店がありますが、たまにはこういうお店でのディナーもいかがでしょう?早めに予約をすればウルワツの断崖の上から沈みゆく夕日を眺めるサンセットディナーを楽しめますよ。また、一撃必殺のプロポーズをしようなんて考えている方にはオススメです。スタッフもブライダルチームが夜のレストランでも対応をしてくれますので、サポートもこれ以上ない位万全ですからね(笑)。
私たちはコーヒーを飲み干した後、ティルタが出してくれる送迎の車に乗り込みホテルを目指します。ヌサドゥアからここウルワツまでは車で35-40分程度でしょうか。娘は車に乗り込むなり夢の中です。バリは車道を走っていても真っ暗ですから、車内で寝るには最高かもしれませんね。
【TIRTHA Dining】
ADDRESS: Jl. Uluwatu, Br. Dinas Karang Boma, Pecatu, Kuta, Badung Regency, Bali 80364URL: http://tirthadining.net/jp/
【製作者注】
2018年現在ではこの「TIRTHA DINING」サービスは終了となっております。
しかしながら、直接ティルタ側への交渉により限定的なディナーサービスを受けられる場合もございますので、ご興味のある方は直接上記サイトへお問い合わせください。
ということで、想像より長くなってしまい、リッツ最終話と帰路をこの記事に収録することができませんでしたので、もう1話足しまして全4話でお届けしようと思っています。
まだまだ続くリッツマジック、どうぞお楽しみに!
ではまた!
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●リッツ滞在最終話(SPA、アメニティ、帰路便)はこちら!
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