バリ島旅行記③ : THE RITZ-CARLTON BALI(ザ・リッツカールトン バリ)後編

トラベル(海外)

バリ島旅行記第3話の今回は、滞在先である「THE RITZ-CARLTON BALI」のソフトウェアや、スパ、そして私がバリ島のレストランで大好きな「TIRTHA Dining」に関してご紹介しようと思います。

旅の前編はこちらの記事をお楽しみください。

2015年オープンらしく、すべての設備が真新しくそして圧倒的な清掃の努力により施設内のどこへ行っても清潔感にみなぎった素晴らしいサイトです。それこそ枯れた葉っぱが落ちていることすら許さない、といった気迫が感じられ、わざと細かな場所を眺めても滞在中に不快になる様な「手入れが行き届いていない空間」に出会うことはありませんでした。
また嫌味にならない程よい装飾が移動空間の中に散りばめてあり、バリ情緒がありつつもターゲットとしている欧米(+アジア)の旅行客の好みを意識した空間演出です。個人的にはこのバリ+西洋のバランスをおそらくリッツはかなり「西洋」においていると感じました。故にオリエンタルなバリ情緒を楽しみたいという方には物足りなさがあるかもしれません。
と言いつつも、よく目を凝らせば存分にバリ文化を吸収したインテリアになっていましてそのミクスチュアのバランス感覚が高すぎるため、何も感じなければバリを意識しないという独特のインテリアデザインになっている印象を受けました。ちなみにこの写真の格子壁の外には部分的にガラスなどなく、外界に直接続いていますので心地よい風が入ってきたり、自然を感じることができる工夫もなされています。
ビーチレベルへ降りてゆくメインシャフト(エレベーター)へ続く回廊の心地よさといったら格別です。ごらんの様に視界の奥には真っ青なインド洋が広がり、吹き抜ける風と相まってここを歩くだけでも心のささくれが取れていきそうな開放感を感じることができます。クリフレベルにはレストランが2つほどありますので、朝夕を問わず必要であれば行き来する空間となりますから、滞在中何度もこの回廊を歩き癒されたものです。

敷地内には圧倒的な量のグリーンが用意されており、歩いている際視界にはあまり人工的な建物が目に入らない視線設計がなされている印象です。また敷地が広いのでバリ島リゾートの特徴かもしれませんが、施設内で他の滞在者と頻繁にすれ違うこともなく、非常にプライベートな空間を楽しめます。・・・もちろん他滞在者とすれ違っても皆さんこういう空間に慣れていらっしゃいますので、気さくに笑顔と挨拶ですれ違うという居心地の良さにも助けられます。また、午後3時〜日没にかけて不定期ではありますが、蚊の活動を低下させるスモッグを炊いていますので害虫などに出会うことがほぼなく、私も滞在中にバルコニーでコーヒーを頻繁に飲みながらタバコを吸っていましたが、蚊に刺されることはほぼありませんでした。これらの害虫の少なさは人によってはあまりにも人工的だと考える向きがあるかと思いますが、そこは好みではないかなと思います。

(※ちなみに、この蚊除けのスモッグに関しては部屋のテーブルにひっそりとご案内の紙がが貼られていますので部屋の中の注意書きなどは一通り目を通すに越したことはありません。スモッグが部屋に入ると多少衣類などへの影響はあるかと思いますので。)

また、夜に歩いても十分なガイドライトが提供されていますので明るすぎず暗すぎず、とてもムーディーな夜の散歩を楽しむことができます。また、ビーチ近くのレストランでは暮れた後に滞在者たちがゆっくりとディナーを楽しんでいますので、松明の灯りと彼らの会話の声、そしてさざ波の音が適度に調和し落ち着いているけれども活気のある、なんとも言えない夜のリッツカールトンの表情を楽しむことができます。
ちょうど夜はこんな雰囲気ですね。初日の夜はここ「THE BEACH GRILL」で夕食をいただきました。
ビーチに面した半屋内のレストランですが、モダンシックなデザインのインテリアは客室に通ずるコンセプトを感じさせてくれとても落ち着きます。洋風のメニュー中心に揃っており、バゲット+バターという組み合わせだけでも十分に楽しめてしまう我々日本人の日常生活にはフィットしたレストランかと思います。
ただ、時期にもよりますがディナータイムはかなり混雑しており、リッツ内の各レストランはしっかりと予約を入れておく方が安全です。

食事の味は文句無しです。私の舌に合っていたということもあるのかもしれませんが、この「THE BEACH GRILL」含め、リッツ内のレストランで「いやぁ・・・これは・・・」という食事に出会ったことはありませんでした。むしろ、どの食事も水準を超えていて「おいしい」と思えるものばかりだったという記憶です。初日の夜においしいご飯を食べられたおかげでリッツの滞在がとても幸先の良いものになったことは言うまでもありません。

またある日は、インドネシア料理のレストラン「BEJANA」で夕食をいただきました。こちらはクリフレベルに存在していますが、メインレセプションの一階下のレベルに備わっており、重厚な木製のドアを開けるとそこからも多少の回廊がありメインフロアにアクセスが出来る、ドラマティックな構造です。
夕食を食べたテーブルからの景色ですが、BEJANAの室内はかなり暗めだと言えます。日中は天井から太陽の光が入る明るいフロアなのですが、夜は打って変わってシンプルに言えば「だいぶアダルト」な香りを醸し出す空間に変貌します。また、このお店もテーブルごとの目線のクロスが少なく設計されており、他のテーブルをあまり気にせずゆっくり会話を楽しむことが可能です。
今回は子供もいるので親の好みだけでメニューを選ぶ訳にはいきませんでしたが、それでも十分な選択肢が提供されており、またキッズメニューも用意されているので親子で存分にインドネシア料理を楽しむことができました。何度も言いますが、リッツバリはどのレストランも食事の味付け、盛り付けのクオリティーはバリ・ホテルの中ではトップクラスだという印象です。どのレストランも期待を裏切られることがなく、この点においては「CONRAD Suite」や「Mulia」などと比しても圧倒的でした。また、ものによっては「aman」系よりも上であると感じています。滞在中ホテルの食事を外したくない!と考えられている方には自信を持ってお勧めできるホテルがこのリッツカールトンです。
私はあまりお酒を飲みませんので、滞在中は「mocktail」ばかり頂いていたのですが、このモクテルの選択肢もちゃんと用意されており、またよくある「やっつけ系」のモクテルではないので、その選択を楽しむことができました。写真のものではないですが、滞在中に最もいただいたモクテルはライチとジンジャーで作られた一品で、これにどハマりし、プールサイド、食事時構わずどこでも頼んでいた気がします。ちなみに「mocktail(モクテル)」ってなんぞや?って思われる方もいらっしゃるかと思いますが、簡単に言えば「ノンアルコールカクテル」でして、模造品を意味する「Mock」「Cocktail(カクテル)」を組み合わせた造語なんですよね。まぁノンアルカクテルって言われるより、全然洒落てて頼みやすいですよね(笑)。この用語含めて流行を生み出したのはロンドンだと言われています。
リッツカールトン バリには日本食のレストランも備わっています。クリフレベルのレセプションフロアの奥にあるのですが、滞在中の食事ローテーションとしてここでも軽く食事をしてみました。
レストラン内全景はほかのお客様の迷惑になるのであくまでも自身の目線からしか写真は撮っていないのですが、日本食レストランというよりはLAなどにある「日本食BAR」的な雰囲気で、カウンター席とソファー席に分かれています。
店舗名は「RAKU」。入った瞬間には「ん〜これハズレかな?」というおよそまともな日本食が出てくるイメージがわかないインテリアなんですが、メニューを見ると意外と「和食」なメニューが載っています。

お刺身などもありますが、なんとなく気分ではなかったので「カルフォルニアロール」的な巻物を頼んでみます。これは見た目よりも味は整っており、風味も和食。ムリアの和食は少し「外国で食べる和食」フレイバーでしたが、リッツの和食は許容範囲です。単純に味だけで考えれば「おいしい」と思います。

そして「相当な賭け」をして注文したのがこの「とんかつ」(笑)。海外でとんかつ頼んでまともなのをたべれるとは思えない・・・というのが過去からの経験則。しかし、侮るなかれ、このとんかつはお肉の厚さこそやや薄ではあるものの、衣の感じなどはちゃんと「とんかつ」ですし、おいしいんです。油も怪しい感じはなく、香ばしいとんかつの香りを出しています。これは嬉しい誤算。なんとなくこういう和風なお肉を食べたい気分でしたので、満足していただきました(笑)。

店内はこんな雰囲気ですかね。うっすら写っていますがメニューには「EDAMAME(枝豆)」もありますよ!娘は「UDON」をちゅるちゅるしながらご満悦。いざという時に和食レストランがあるのは家族旅行では助かることが多いですね。

食事後にゆっくりとサイト内を散策して部屋に戻れば、きっちりベイドメイクされ、トーンダウンされたライトに包まれた部屋が私たちを迎えてくれます。子供用にタオルを組み合わせてベッドメイクのスタッフが作ってくれた象がちょこんとソファーに座っていたり、部屋に帰るたびにスイーツが置かれていたりと部屋に帰るだけで楽しませてくれる「おもてなし」の心意気が本当に素敵です。また、毎日ルームキーパーさんからの直筆のお手紙が部屋には置かれています。素晴らしいとしか表現ができません。

すでにご紹介した子供用のクッキーが差し入れられていたり・・・

ある日はマカロン。

またある日はチョコレート。手紙も娘宛、妻宛と一人に集中することなく添えられていて、滞在者の全てが主役になれる心遣いを感じました。

マカロンが大好きな娘に発見されましたので、見事に私たちは一口もらうのがせいぜいでしたが(笑)。

更に私が驚いたのはある日のギフトです。部屋に戻るとひときわ盛大な物体をソファー近くのテーブルに認めることができました。

ごらんの通り、妻へのバースデーケーキです。

ちょうど滞在期間中に妻の誕生日が挟まっていたのですが、予約時の情報にはもちろん登録していないですし、レストランなどでその様な会話の記憶もなし。また私のリッツカールトンのメンバーシップには私の情報は入っていますが妻の情報は入っていません。もちろん私がサプライズでホテル側にお願いしておいたものでもありません。類推するにチェックイン時に提供しているパスポート情報からなのではないかと思いますが、こんな小さな情報をしっかり管理し、更にはこの様なサプライズギフトが部屋に届いている・・・というのは「リッツ恐るべし」と思わずにはいられません。

リッツカールトンにはホテル内で働くすべてのスタッフが自身の判断(上司の決裁なしで)で、担当する顧客に対し最大2,000ドル(約20万円)を使えるエンパワーメントという仕組みが有名ですし、初代社長であるホルスト・シュルツ氏の言葉に「我々のサービスは科学である」というものもある「魔法のサービス」で有名なリッツですが、思わずこのサプライズ・バースデーケーキには唸らせられました。

まぁもっと驚いたのはこのケーキ、見た目だけじゃなくて味が本当美味しいってところですよね・・・。見た目である程度味を想像するものですが、見事に超えていました(汗)。これらの日々の気遣いに妻、娘はすっかりリッツ党になってしまった様です。

●TIRTHA Dining

さて、リッツのご紹介の後半戦へ行く前に少し違うバリ旅もご紹介します。

写真は「Tirtha Uluwatu」というブライダル専門の空間です。日中はブライダル、そして夜には空いているときと空いていないときがあるのですが、予約限定のレストランとして稼働しています。

私たちがバリへ行くと必ず立ち寄っている場所の一つです。まぁ種明かしをすれば単純にここで挙式をしたからなのですが、その際のパーティーの食事の美味しさに、その後バリを訪れる際ここがレストランとしても利用できることを知り愛用するに至りました。

いろいろと改装が続いていますので、今までのレストランとして利用できた「Tirtha Luhur Uluwatu」は現在クローズの様で、今年はまさに挙式をあげた「Uluwatu」の方をレストランとして活用していました。

Tirtha Luhur Uluwatuの景色

上の写真は昨年に訪れた際のルフールの様子です。今年は日没後の遅めの時間にお邪魔しましたので最初の写真の様にマジックアワーを少し過ぎた、暗い景色の中馴染みの担当さん達に出迎えられディナーが始まりました。

この日は我々の家族のほかにカップルが2組、奥のガーデンシートにもう1組の合計4組が食事をしていました。予約限定且つ、大きなキャパを持たないレストランですのでとてもゆったりとプライベートな感じで楽しむことができます。大騒ぎしなければ子連れでも十分に受け付けていただけるレストランです(うちの娘は1歳児時代からお世話になっていますので・・・)。

うっすら写っていますが、ここでも私は「Mocktail」をいただきます。チェリーフレイバーのついたモヒートなんですが、これも結構美味しいです。確か昨年に初登場したドリンクメニューだった気がします。カジキマグロのサラダのプレートから始まり・・・
ホタテ貝、そして白身魚と進みます。一皿一皿をゆ〜っくりといただくスタイルですので、若干お子ちゃまには退屈な時間となってしまいますが、様々な興味を見つけたり、我々の話しかけに対応したりでなんとか暇を持て余すことなく走りきれた雰囲気です。
メインのお肉。もうこれが出てくる頃には不思議と満腹です。
デザートには「Welcome back to TIRTHA」の文字。すっきりとした味わいのデザートで口の中も爽やかに戻していただき、大満足のディナーです。

コーヒーを飲みながらシェフの方や、ティルタのスタッフの方と雑談を楽しみます。・・・まぁ私はあちこち写真を撮りにうろついている時間帯でもあるんですがね。ブライダル空間ですので、非日常性を強くコンセプトに作られているだけあり、どこを撮ってもフォトジェニックです。昼間にお邪魔すると写真好きなら時間を忘れて楽しめると思います。

メインエントランスからゲストのウェイティングスイートへ向かう道の途中の景色ですね。あぁ、ここ歩いたなぁとか思い出しながらコンデジを握りしめついてきた娘と一緒にパチパチと撮っていきます。

チャペルに通ずる道です。実際の新郎新婦は画面中央左にうっすら見えている通路から侵入します(今でもそのオペレーションならですが・・・)。昼間はこの奥のチャペルの祭壇奥には真っ青なインド洋が広がっている壮観な景色のチャペルとなっています。

ディナーをいただいたのはちょうど中央の屋根の下ですが、チャペル奥のクリフ側の道から施設全景を撮影します。ゆっくり撮る時間がなかったので試行錯誤が全然できませんでしたが、夜景の撮影・・・もっと会心の一撃を撮ってみたいものです(笑)。

バリにはスミニャックやクタ、ジンバランなどにディナーの有名店がありますが、たまにはこういうお店でのディナーもいかがでしょう?早めに予約をすればウルワツの断崖の上から沈みゆく夕日を眺めるサンセットディナーを楽しめますよ。また、一撃必殺のプロポーズをしようなんて考えている方にはオススメです。スタッフもブライダルチームが夜のレストランでも対応をしてくれますので、サポートもこれ以上ない位万全ですからね(笑)。

天候が良ければティルタからはごらんの様なインド洋に沈む夕日を楽しむことができます。周囲にティルタ以外の大型施設はありませので、とても穏やかな静寂の時間を堪能できることでしょう。

私たちはコーヒーを飲み干した後、ティルタが出してくれる送迎の車に乗り込みホテルを目指します。ヌサドゥアからここウルワツまでは車で35-40分程度でしょうか。娘は車に乗り込むなり夢の中です。バリは車道を走っていても真っ暗ですから、車内で寝るには最高かもしれませんね。

【TIRTHA Dining】

ADDRESS: Jl. Uluwatu, Br. Dinas Karang Boma, Pecatu, Kuta, Badung Regency, Bali 80364URL: http://tirthadining.net/jp/

【製作者注】

2018年現在ではこの「TIRTHA DINING」サービスは終了となっております。
しかしながら、直接ティルタ側への交渉により限定的なディナーサービスを受けられる場合もございますので、ご興味のある方は直接上記サイトへお問い合わせください。

ということで、想像より長くなってしまい、リッツ最終話と帰路をこの記事に収録することができませんでしたので、もう1話足しまして全4話でお届けしようと思っています。

まだまだ続くリッツマジック、どうぞお楽しみに!
ではまた!

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●リッツ滞在最終話(SPA、アメニティ、帰路便)はこちら!

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