今年も更新の時期ですね、恒例の「ANA DIAMOND MEMBER」ステータスカードが送られてきました。と、言っても私はANA CARDを普段から使用していますので、このステータスカードを提示する機会は年間を通して「ほぼない」と言ってよく、実際はパスポートケースの肥やしになるものではあるんですが。。。
「PLATINUM MEMBER」に送られる封書とまったく同じです、違うのは色のみ。この中にステータスカードなどのいわゆる「ステータスキット」が同梱されています。では、ステータスキット含めて、ここで一度『ANAダイアモンドメンバー』について紐解いていこうと思います。
◯ちなみに「ANA DIAMOND MEMBER」って?
この詳しい解説は、ステータス解説をなさっている詳しいサイトがめっちゃありますし、ANA公式ページをご覧いただくのが絶対に早いと思いますので、特徴的な部分だけをご紹介しようと思います。
まず、ANA便を利用する旅客には大別して7クラス位が存在します。
② BRONZE 【Star Alliance Silverが付帯】
③ SUPER FLYERS 【Star Alliance Goldが付帯】
④ PLATINUM【Star Alliance Goldが付帯】
⑤ DIAMOND 【Star Alliance Goldが付帯】
⑥ MILLION MILERS【Star Alliance Statusは人による】
⑦ VIP【Star Alliance Statusは人による】
この区分の②以降がいわゆるフリークエントフライヤーと呼ばれる人たちで、一年間でそこそこの回数ANAの航空機を利用するし、且つ「ANA Milage Club」に登録している方々です。・・・で、様々な「修行」と呼ばれるステータス獲得のための高頻度フライトをこなす方々が目指すのは④以降のステータスということになります。
もっと正確に言うと、一度④「PLATINUM」又は、⑤「DIAMOND」に到達すると、ANAでは③の「SUPER FLYERS」という永年の高ステータス維持の資格が発生することから、将来航空機にあまり乗らない生活になった場合でも資格が維持できる④又は⑤の取得を目指すのです。(※永年=ANA提携クレジットカードを保有する限り)
いわば現役フライヤーの最高ステータスとなるのが「DIAMOND」ってことでしょうか。ラウンジ、優先搭乗、空席待ち全てにおいて最優先されるステータスがこの「DIAMOND」となります。
で、更に上に存在している⑥「MILILON MILERS」は、読んで字のごとく「100万マイル以上飛んだ人」であり、ANAの生涯累積フライトマイル数が100万マイルを超えた人に提供される「ジャンキーステータス」です。実際には50万、100万、200万、300万という刻みがあり、最高峰は300万マイル超えってことですね。もうこの領域はジャンキーを超えて死んでいるんじゃないかと思います(笑)。・・・また、先ほど現役最高位を「ダイア」と表現したことからも、この「ミリオンマイラー」は、永きにわたってANA使ってくれてありがとね的要素も含む、どちらかというと非現役世代向け※という部分もありますので、「MILLION MILER」優先搭乗というようなものはなく、その辺のステータスポジションはほぼ「SUPER FLYERS」と同等ということになりそうです。(※現役世代でMILLION MILERに入るような人は、同時にDIAMONDである確率も高いため)
最後の⑦「VIP」は、正確には頑張ってなれるステータスではありません。政府要人、大企業役員などのANAとして優先すべき人が個別にリストアップされており、それぞれ「V1」(政府系)「V2」(企業系)という括りで対応が施されます。バゲージクレイムなどでよく見ていると「VIP」と書かれたこりゃまたダッサいタグをつけた荷物が出てきますので観察していれば遭遇することができると思います。(※せっかくのVIPなのだから、もう少しイケてるタグ作ればいいのに・・・といつも見ていて思います。)
とまぁ、無駄に長く解説してしまいましたが、「ANA Milage Club」のステータスサービスの最高峰であるメンバーシップが、この「DIAMOND MEMBER」であるということです。
そんな「ダイアメンバー」へ向けた一年間のステータスを保証するキットを開封してみます。
一番最初に目につくのがこの「ステータスカード」。ぶっちゃけ使いません(笑)。まぁ、これはこれで利用方法があるんですが、それは何かの機会にご紹介しようと思います。カードに「2016」と書かれている点でお分かりでしょうが、これらのステータス(※上のリストでいうところの②、④、⑤)は前年度のフライト実績を元に、翌年提供されるサービスですので、提供期間は1年間。つまり、今年私が一回も飛行機に乗らなければ、翌年から私は「平」・・・つまり「SUPER FLYERS」ランクになるということです。
その他には、この「DIAMOND MEMBER」が受けられる様々な特典を記載したブックレットが入っています。何か改定があるかなど一応目を通しますが、基本的に体に染み込んでいる部分が強いので、以降見ることはありません。
◯DIAMOND MEMBERのいいところ
この特典も様々なブログで丁寧にまとめられていますので割愛しますが、私が恩恵を受けているなぁという部分は以下の特典でしょうか。
①「優先チェックイン」
DIAメンバーは予約した座席クラスなどに関わらず、常に「FIRST CLASS」カウンターでチェックインが可能です。羽田、成田などの大空港では「SUITE CHECK-IN」という専用のブースが設けられていますので、よりスムーズにチェックインを行うことが可能です。確かにエリートステータスを獲得してからはチェックインで並ぶ、という経験は特殊な場合を除いて出くわさなくなりました。
②「優先検査場」
同じく、手荷物検査場も専用の隠しトラックを利用できますのでほぼ並びません。これは国内線のフライトなどでギリギリに空港に到着しても、数分で制限エリアへ入れますのでタイトなスケジュールでもストレスのない航空機の利用が可能になります。
③「ラウンジサービス」
DIAメンバーは基本「ANA SUITE LOUNGE」が活用できます。もちろん、好みで通常の「ANA LOUNGE」を利用しても問題はありません。国内線フライトでは仕事をする、軽く飲み物を飲む程度の利用しかしませんので、ものすごく恩恵に預かるわけではありませんが、国際線では飲食がとても充実していますので、フライト前の腹ごしらえや、早めに空港に行き同僚と食事をしながら軽いブリーフィングなど様々な活用法があり重宝しています。
もちろん、コネクションや復路などで利用する海外のラウンジなどは本当に重宝します。
④「空席待ち優先」
いわゆる「種別S」ってやつですが、とにかく空席待ちは最優先です。乗れないことがないって位優先されます。細かくはかけませんが、空席待ちではないチェックインカウンターでの様々な交渉も優先されますので、急な天候不良やスケジュールの変動などにも極めてフレキシブルな対応を受けることができるようになります。
・・・と書き始めて思いましたが、地味に様々な恩恵を受けていますね。これ以外の恩恵もかなり書き出すことができます。とはいえ、普通に旅行及び出張をするという視点では「SUPER FLYERS」の資格を持っていれば十分すぎるほど快適に過ごすことができると思います。
FFPメンバーの中で「BRONZE」「PLATINUM」になくて「DIAMOND」にあるものといえばこれが含まれます。
「国内線・国際線共通機内販売用クーポン(20,000円分)」
です。まぁ、バウチャーですがこれで一回分の出張のお土産代が浮く?って考えることもできますよね。そういう意味では結構ありがたいなぁ、といつも思っています。
あぁ!忘れてました!
これは恩恵に預かってます!!
⑤「マイル失効猶予」
DIAメンバー(※MILLION MILERの100万LTマイル以上の方も同様)は、DIAメンバー期間中マイルが失効しなくなります。通常はマイル獲得時より3年ピッタリで消滅してしまうため、この「マイル消化」というものがマイル富豪な方々の日々のコンサーンな訳ですが、DIAに入りますと期間中は失効しませんし、仮に翌年DIAを陥落しても全てのマイルがそこから3年後の失効に切り替わりますのでとってもお得です。
UNITED等は普通のステータスの方でもマイル失効しませんが、いけずなANA、JALは3年で消えてしまいますので、この措置はとても大切な特権とも言えると思います。
ということで本年度のステータスカードだけを軽く紹介しようと思ったのに、意外と長々と書いてしまいました。。。
ではまた!
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