ANA国内線搭乗記+名古屋Vol.3:福岡へANA便で移動。ZA001、787開発機を発見!/ 中部セントレア → 福岡(ANA437 / NGO-FUK)

トラベル(国内)

ヒルトン名古屋からセントレア空港までのシャトルバスは早朝「6:28発」が初便です。まだ街頭に人影がまばらな6時過ぎにチェックアウトし、ホテル目の前のバス停でシャトルがやってくるのを待ちます。

ほぼ定刻でやってきたバスに乗り、一眠りするとそこはセントレア。所要時間は40分程度で、価格は1,200円。移動距離を考えると良心的な価格設定じゃないかと思います。

「セントレア(Centrair)」

2005年2月17日に「2005日本国際博覧会・愛知万博」に合わせる形で開港した、海上島形式の拠点空港です。3,500m × 60m の滑走路が一本あり、年間約1,000万人の旅客が利用します。それまでの「小牧空港」が名古屋飛行場に変わり、現在では名古屋空港といえばここを指すという様に、中部の拠点空港の移管がなされている訳ですね。なので、空港コードである3レターは、かつて小牧が使用していた「NGO」を現在ではこのセントレアが使用し、基本的に名古屋の空港といえばここが意味されるまでに成長を続けています。

ご覧の様に、チェックインカウンターがある出発ロビーの雰囲気は最近新設される国際空港に多く見られる雰囲気で、意識しなければそこが羽田の国際線なのか、関西国際空港なのか、セントレアなのかよくわからんという位雰囲気は似ています。また、24時間運用されている空港ですので、私がチェックインをしようとする朝7時台でもわんさかとチェクインをするお客さんたちがいて、賑わっているのはなんだか早朝便のイメージが変わる瞬間でもあります。

私自身めちゃくちゃ早い便ではないのですが、セントレアの移動を楽にしたかったのでちょっと早い時間のバスで先に空港に入ってしまいました。優先チェックインカウンターでチェックインをして、身軽になった私はまず腹ごしらえ・・・と、4Fにあるレンガ通りのフードコート(個別のお店はまだ営業時間前)で「きしめん」を食します。出汁の効いたお汁に平ぺったい麺のコンビネーションが寝起きの胃袋に沁みわたります。

少し時間に余裕もあるし、展望デッキでも出てみようかな・・・とおもむろにドアを開けてみますが、おぞましいほどの強風が吹いており、数枚撮影して諦めました。寒すぎます(笑)。ただ、セントレアは日本初の「ワイヤー式防護柵」を採用した展望台を持つ空港ですので、実は航空機の撮影はしやすいんです。ワイヤー自体は動きますので、大型の望遠を柵の外に出すことも可能です。

スタバのコーヒーをささっと飲んだ後は、仕事のメールなどを処理するためにラウンジに向かいます。・・・面白いのは、セントレアの国内線では「ANA」「JAL」が共用でラウンジを開いていること。ゆえに「ANA LOUNGE」や「SAKURA LOUNGE」という名称ではなく「Centrair Airline Lounge」という名前で提供されています。入口には仲良く両社のロゴが配置され、なんかちょっと虚を突かれた気分になります。

室内は残念ながらそこそこ人数がいらっしゃったので写真撮影を諦めたので、持ち合わせていません。雰囲気はふた昔前のラウンジという感じで、ちょっと高級な集団待合室といった風情でしょうか。とはいえ、無料WiFiや電源が提供されていますので、メール処理などをサササッとこなすには十分すぎるスペースです。

そうこうしていると搭乗開始のアナウンスが。

ゲートは5番と近かったので、ゆっくり歩いて行くと使用機材も小さいため混み合ったボーディング風景ではありません。そのまま機内へ入り、プレミアムクラス未設定の機材ですので、本日の座席「1F」に座ります。

本日の第1レグで搭乗するのは「ANA437便(名古屋中部→福岡)」使用機材は「Boeing737-500 / JA303K」飛行距離280mileの短い旅です。・・・というか、737-500!懐かしすぎでしょう。最近はどの航路を飛んでいるの?というくらいですね。「羽田→大島」があったときはよく見かけたこの機材ですが、現在の「羽田→八丈島」ですら使用機材は「737-800」ですから、本当に羽田でこの機材を見かけなくなった気がします。

(タクシー直後に視界に入ったIBEXのボンバルディアCRJ-700)

ロードファクターは8割程度のかなり混み合った状況ではありますが、定刻より少し早くドアクローズし、プッシュバックです。CFMインターナショナル製「CFM56-3C1」エンジンのやや金属的ながらもバリトンの効いた迫力のあるスタートアップサウンドを聴きながら、機体はゆっくり南の方へ機首を向けられます。滑走路までの地上移動では、737などの小型ジェット機の場合、エンジン出力が大きくないため機体を動かし始める初動の段階で少し大きめに出力を上げる音が特徴的です。これが777や787などの中・大型機の場合はアイドリング出力でも十分に機体が動き始めるため、あまりこういうサウンドを聞くことができません。

(タクシー中に降りてきたのはASIANAのB767-300)
(更に、SQのAirbus A330-300)

背後に海が見える滑走路を横目に見ながら、本日の使用滑走路である「RWY36」の末端まで移動すると、離発着機集中のため順番待ちになります。目の前には「ベトナム航空」のブルーグリーンの深い色の機体が朝日に輝くA321が2機控えている様です。ANA、JAL、Jetstarなどとどんどん降りてきて、合間にベトナム航空が大空に向けて飛び立っていきます。

(日本航空登録のJAL EXPRESS Boeing737-800が降りてきます)

(まずは最初のベトナム航空Airbus A321-200が飛び立ちます)
(続いてもう一機のベトナム航空A321-200がラインナップしていきます)

と、景色をボーっと見ているとなんだか見慣れないA321が降りてきました。っていうか、あれ「くまモン?」(汗)。くまモン塗装の航空機って聞いたことないんですが・・・とよく見ればちょっとデザイン違うし、機体も青い。なんだこれ?と思って調べてみたら台湾のLCC「V Air(威航)」なんですね。そして、このクマは「タイワンキツノワグマ」がモティーフになっている様で。ドリームリフターが見られたり、結構レア機材が観れる空港なんですね、ココ。

(私には見慣れなかったV-AirのA321-200、かつてはトランスアジア保有だった機材)

そしていよいよ私の乗った便の離陸順番が来たようです。

(はい、36ですね)

(直前で同じ737シリーズである、737-700。元ANK機ですね)

RWY36にアラインし、全速力で滑走を始めた瞬間・・・。見えました!


そう、あれです。あれが見えました!


Boeing 787-8 Dreamliner 初号機(ZA001)!



(Boeing Fieldの様な素敵な景色ですっ!)

テスト用フリートだったため、ほぼ旅客を乗せることなくその生涯を終了した、現在の787隆盛を誇る礎を築いた開発機さまですっ。縁あって、セントレア空港にボーイングから寄贈されたんですが、現在永久展示用に整備がなされている機体がオープンスポットに駐機している様子を見ることができました。

(離陸滑走中の機内から大して望遠じゃないレンズで狙ったのできつめですが・・・)

ANA塗装でも、JAL塗装でも、その他の航空会社の塗装でもない「The Boeing塗装」!
鮮やかなブルーのコントラストが、肉眼で見ると本当に綺麗です。このZA001の初飛行のストリーミングも当時ネットで見ていましたが、航空マニアにとってあれを拝めるのは幸せの極み。もっとゆっくり地上の近くから撮影したかったなぁ。。。

離陸後機体は琵琶湖の方へ機首を向け、若干北西へ飛んだ後、岡山、広島、山口上空を抜けて行く形でフライトを続けます。残念ながら雲がちな天候でしたので、地上の景観を上空から楽しむことはできず、提供されたコーヒーをゆっくりと飲みながらぼんやりと過ごします。

気づけば機体は玄界灘上空に達し高度をどんどん下げていきます。途中雲中飛行になりましたが、体に伝わるGの感覚で左旋回をしている感覚が伝わってきます。が、エンジン音が高まり、再びの左旋回。ちょっと知っているアプローチとは違うなぁと感じていると、エンジン音はさらに上昇し、どうやら機体高度の維持を行っている模様。「ふしぎなアプローチをするなぁ今日は・・・」と思っていたところにアナウンスです。


「現在福岡空港離発着機多数のため、しばらく旋回を続けながら着陸の順番を待ちます」

あー、そうですか。ホールディング(空中待機)だったんですね、と。景色を見る限り壱岐島の手前、小呂島の東海上で旋回をしている様です。・・・それほど待たされることなく、機体は博多市街に向け降下を開始します。右手にはヤフオクドームが見え、ヒルトン福岡シーホークの姿も見えます。いよいよ福岡です。

季節の風向きを考慮し、34(南側)からの侵入を予測していた私はどうしても左側の窓席が取りたかったのですが、取れず、泣く泣く右側窓席だったわけですが予想通り本日の進入は比較的レアなRWY34へのアプローチ。そう、左側に座っていれば、最後滑走路に向け急激に左旋回し、滑走路を睨みながら高度を処理して行く臨場感抜群の景色が観れたのに!・・・まぁ、今更悔やんでもしょうがないので体に伝わるGを頼りに、コックピットの様子をイメージします(笑)。・・・やや風が強い日だったので、接地の瞬間まで機体が揺れ、細かいコントロールの様子が伝わってきます。

接地直前には離陸待機中のスターフライヤーと、JAL B767の姿が。

WELCOME TO FUKUOKA!

無事接地した737ですが、なんと到着したのはオープンスポット。福岡空港の北端を初めて経験しました。

(外板はだいぶ補修の跡が目立ちますね、画面中央右側をごらんください)

バスに乗る際、目の前に燦然と輝くはエンジンに描かれた「ドルフィン」の絵。現在は「ANA WINGS」の運行ですが、かつて「AIR NIPPON」時代にこの737-500を導入した際に一般公募で選ばれたニックネーム「スーパードルフィン」にちなんで描かれたイルカの絵ですね。ゴールドジェットといい、ANKって色々やっていて好きだったんですけどね、経済合理性で統合されちゃってちょっと寂しいですね。

とはいえ、久しぶりに「ジェット旅客機のスポーツカー」と呼ばれるクイックな挙動で知られる「Boeing737-500」の空の旅堪能しました。同じ大きさの機体で比較すると「Airbus A320」になるわけですが、こちらの挙動は作られた挙動感が気持ち悪く、良くも悪くも心地よく旋回しないという点であまり好きじゃないんですが、やはりボーイングは小型機もしっかりと素直なヨーイング特性で心地よいですね(妙にマニアックですみません)。このへんのメーカーによる違いとかも、後々記事として書いてみたいと思います。

(バス移動ならでは!タクシー中のB777を間近でみられます、大迫力!)

福岡に到着した私は、急いで打ち合わせへ出向き、終了後一気に福岡空港へ戻って帰京です。

帰京の様子はまた別途ご紹介します!

ではまた!

***


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この記事を書いた人

東京でプランナーとして働きつつ、様々なフィールドで遊ばせてもらっています。

ON / OFF問わず日本各地、世界各地へ出かけることが多いこと、そして移動手段
である航空機が大好きなことを理由に「航空機を活用した旅」をメインとしたブログ「Days of StyleDept」を書いていたものの、もう少し幅の広い話題を取り扱うブログへの進化を目指してこの「Life with curiosity」へ全面移行。

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コメント

  1. タヌキ猫 より:

    StyleDeptさん、こんばんは!!
    ボーイング787のまさに初号機ですね♪

    なんか、展示施設を作るんでしたっけ?
    整備がされたら、ドリームリフターと合わせて
    みれたらなぁ~なんて思っています(笑)

    タヌキ猫でした。

    • lwc より:

      タヌキ猫さん、そうです一号機です!凄いですねぇ・・・結構歴史的な機材がセントレアで見れるなんて。2017年度を目標に展示施設を作るらしいので、ひょっとしたら部分公開としてでもZA001の機内が見れるようになるかもしれませんね。

      一度は長玉持ってドリームリフターの撮影に行きたいものです。まだ実機を僕も2回程度しか見たことがないんですよ。。。セントレアは距離が近いので、バケモンみたいな望遠も必要がない気もしますし(持ってないだけですが・・・)。