ANA国内線搭乗記:ANAプレミアムクラスで福岡から羽田へ(NH254 / FUK-HND / Premium Class)

トラベル(国内)

さて、朝便で慌ただしく福岡入りした私ですがここでイレギュラーが発生します。

なんと、福岡で予定していたビジネスミーティングが先方都合により急遽リスケになり「福岡にいる必要がなくなった」のです(笑)。スタッフ一同「あらら・・・」状態ではありますが、同日夜に東京で会食を抱える身の私としては「アイドルタイム発生」な訳で、その後のリスケジュールの調整などの手間はあれど、少し一日のスケジュールに余裕が生まれたのは事実であり、微妙に歓迎していたりもします。

ということで「福岡に1秒でも長く滞在する理由はない」と判断し、便を変更します。

最速で乗り継げる羽田行きは「ANA254便(13:20発)」です。カウンターでとっとと処理をして、荷物も預けてしまった私はボーディングまでの空き時間、たまには・・・と展望デッキに出てみることとしました。

福岡の展望デッキは透明アクリルで覆われていますので、写真撮影には極めて不向きです。手前が映り込みますし、被写体との間にアクリルが入るおかげで光量が落ち、且つ若干色調が変化してしまいます。とはいえ、プロカメラマンでもない私ですのでボンヤリとエプロンを眺めつつ、気が向いたら撮影することとします。

まず視界に入ったのは先ほど私を名古屋から連れてきてくれた「Boeing 737-500」の姿。バスが横付けしていますので既に次便の搭乗が始まっているんですね。・・・手前にはどこ行きかはさっぱりわかりませんがJALの「Boeing 777-200」、そしてJTAの「Boeing 737-400」が駐機しています。すぐ奥には街が見えますし、日本屈指の市街地空港である「福岡空港」の特殊性を感じる景色です。かつてガルーダ機がオーバーランで事故ったのは記憶に新しい方もいるかと思いますが、かなりの離発着数を誇る大空港がこんな市街地に近接して存在するのはこの日本においては奇跡と言っても過言ではない立地です。

そうこうしていると、様々な機体が北の空へ向け離陸して行きます。

(SKYMARKのBoeing737-800 / マークは❤︎)
(ANA Boeing787-8 / JA824A)
(翼の形が美しいですねぇ、787は)
(オリエンタルエアブリッジのボンバルディアDHC-8-200)
(帰路便の機材が到着した様です)
(お、これはBoeing787-9ですね・・・思わぬラッキー)

思えば実は国内線で「787-9」に乗るのは初めてかもしれません。「-9」は普通の方的には「-8」のロングボディ型と理解している・理解してほしい感じだと思いますが、航空機好きからすると結構細かいアップデートが施された機体です。離陸直後に自動的に離陸を感知して、ギア(脚・車輪)格納扉が自動的に開く「EDO(Early Doors Operation)」や、垂直尾翼に設定された空気抵抗をさらに軽減する仕組み「HLFC(Hybrid Laminar-Flow Control)」などは「-8」にない装備として”似ているが結構新しくなってる機材”だと言えます。

あとは本当にどうでもいいですが、メインランディングギアに装着されたタイヤの直径が「-8」の50inchから、「-9」では54inchに大型化されている点も挙げられますが、ほぼ肉眼ではわからんと思います。。。

(乗ってきた737-500が別の目的地へ出発の様です!気をつけて!)

(乗ってきた機材と、これから乗る機材の2ショットもオツですね)

短い時間ではありますが、様々な離発着を見学・堪能した私はお土産もかわず、とっとと保安検査場を抜け、搭乗ゲートである7番ゲートへ向かいます。・・・そう、展望デッキを堪能しすぎて出発直前になってしまっていただけなんですが(笑)。

ということで、大幅予定変更な私を本日羽田まで運んでくれるのは「ANA254便(FUK-HND)」、機材は「Boeing787-9(JA830A)」飛行距離567mile・・・羽田→札幌千歳よりちょい長い旅です。

帰路便は「Premium Class」の設定がある機材ですので、「Premium Class」の1Kに座ります。どうも今回の旅ではポートサイド(左側)の窓には縁がない様で。。。座席の雰囲気はANAのオフィシャルからの引用で恐縮ですがこんな感じの座席です。ぱっと見一昔前のビジネスクラス風のいい椅子ですが、リクライニングなどの調整は「オール手動」でして、操作感もやや軽すぎかな?という印象の椅子で、実は古いタイプのプレミアムの椅子の方が好きだったりします。(※JA809Aに当たれば、座席はビジネスクレードルが装着されているのでかなり快適です。)

(787-9のプレミアムクラス座席例・ANA公式ホームページより引用)

あぁ、そうそう「-9」は「-8」より「Premium Class」が一列分増えていますので合計「18席」提供されています。12席の「-8」より広々として感じるのはこのせいだと思います。

(機内の景色がSTARFLYERだらけってのもちょっと九州感あっていいですね)

787の大きな窓から外を眺めていると、定刻の9分過ぎとなる「13:29」にドアクローズとなり、そのままプッシュバックに入ります。・・・かつての航空機はエンジン始動の際に機体尾部についた第三のエンジンである「APU(Auxiliary Power Unit)/ 補助動力装置」を使い生産された圧縮空気を活用してメインエンジンを始動させていましたが、787は搭載したバッテリーからの電力供給によるセルモーターでエンジンを始動します。故に、エンジン始動前にそのセルモーターが動きだす「キュゥゥゥゥーン」という音が聞こえるんですが、その音を確かめつつ、機体にいよいよ火が入るのだというワクワク感が脳裏をよぎります。

無事2発のロールスロイス「Trent1000-A2」型エンジンが始動し、非常に低いノイズを伴いながら機体は滑走路へ向け地上移動を開始しました。この「A2」エンジンは従来の「787-8」に装着されている「A1」エンジンに比べ1機あたりの推力が約2t向上しているパワーアップ版なので、長く・重くなった「-9」ですら余裕で前へ進める力を持っていることでしょう。

(滑走路直前での珍しい景色、ランウェイに向かって4機が順番待ち中です・笑)

(滑走路前で待っていると、降りてきたのはASIANAのAirbus)

(Landingフェチなのでどうしても接地の瞬間を撮っちゃいます・・・)
(隣には同じく順番待ち中のJAC、SAAB340B)
どうも離発着便で混んでいる様ですね。というより、福岡空港の現在の離発着量に対して、滑走路が一本というのが明らかにキャパ不足なんでしょう。同様に滑走路一本でかつ軍用機と強要している那覇も出発・到着待ちの時間の無駄が多いことで有名ですね。私の乗った機も随分と滑走路前で待たされることとなります。
(Jetstar JapanのAirbusが降りてきました、これは2号機と割と古めの機材ですね)
(別のJAC、SAABがやってきました。そういえばまだアーク塗装ですね・・・)
(SAAB340Bが2機という結構レアなショットですな・・・)
(やっとこ順番がやってきました)
本日の使用滑走路は「RWY34」。おなじみのフォーチャイムが鳴り、いよいよ出力を全開にし離陸滑走に入ります。「14:01」無事に離陸、わずかな上昇の後機体は右側へ180度旋回します。右手眼下にはいま離陸したばかりの福岡空港全景が見て取れ、そのまま空港を置き去りにする形となる「RWY16」からの離陸より醍醐味がありますね。うっすらですが、だいぶ待たされていた「KOREAN AIR」の777が滑走路にアラインしようとしている姿を補足できます。
この後は通常のエンルートクライム(巡行上昇)、クルーズ(巡行)を続け、大島上空あたりで高度を下げてゆくルーティンでしかないのですが、この日はなぜかオペレーションが異なりました。

・・・というのも、離陸直後に「サーッ」っとキャビンが暗くなったんです。

「あれ???」

と思って横を見れば、787の特徴である電子式のウインドーシールドがみるみる暗くなって行きます。国際線であれば、最初の食事の後に訪れるあの例の「作られた夜」への入り口だと理解できますが、今乗っているのは真昼間の国内線(笑)、そんなに眠そうな人も乗っていないんですが、既に機内は真っ暗な夜です、夜。・・・国際線搭乗の多いCPが乗っている便だったのか真相は定かではありませんが、ANAのオペレーションとしては非常に珍しい経験をしました。

そして、そんな真っ暗な中で提供される「Premium SABO」(笑)。本当に国際線か!っていう勢いで手元のライトを点け撮影です(汗)。ちょうど小腹も空いていたのでサンドイッチなどが入った方を平らげ、焼き菓子などが入った方は持ち帰りました。最後にコーヒーを飲み、おやつタイムは終了です。

機体は巡行高度「FL390(約39,000FT)」でまったく揺れなく突き進んでいます。そして機内が真っ暗なのでなにも撮影する気にもならず、うっすら見えている(景色が見えるというのは、この電子シェードの最大のメリットですね)雲の様子などを見やりながら、東京に残した仕事のプランなどを考えて過ごします。最終的にほぼ座席が埋まっていた「Premium Class」、いやぁ本当にANAさん盛況ですねぇ。。。

(ごらんの通り真っ暗です・・・)

予定通り?大島上空で降下を始め、木更津上空を目指し始めます。天候的に本日は横風DAYでもなさそうなので、あのなんのハイライトもない「34系」へのランディングが予想されます。・・・と思っていたら、まんまと右の視界には「アクアライン」の姿が。もうこの位置関係だけで「34」確定です。少しづつ夕方に向かう柔らかな光の中787はグイグイ高度を落として行きます。東京は福岡より風が強い様で、787の高度な制御系を持ってしても左右に機体が揺さぶられます。

(露出を間違えて大アンダー写真だったのでPhotoshopですくいました・・・)

さぁ、機体は沖合にある「D滑走路(05/23)」の上空をかすめいよいよ「RWY34L」へ向かいます。この時点で300FT弱くらいですかね?・・・羽田のRWY34Lは、右横にあるハンガー(格納庫)により擾乱された大気の流れが接地直前(ちょうど高度100ft前後の付近です)に機体を大きく揺さぶる通称「ハンガーウインド」で有名な滑走路ですが、はい、本日も一揺れ入りました。慣れた乗務員と787はその揺れを軽くいなしながら、全長3,000mの滑走路へゆったりと接地し、その後やや強めのブレーキングアクションで機体を減速させて行きます。この日は久しぶりにリバース(逆噴射)が強めに行われたので、接地後のサウンド、減速Gともに迫力満点だったのはちょっと嬉しい偶然でした。

そのままやや長めの地上移動を経て、8としては珍し目?の52番スポットへ。あまり8で北ピアには到着した経験はないんですが、政府専用機が駐機する「Vスロ」を眺めつつの帰着です。・・・とはいえ、V2スロ付近に駐機していたこのガルフストリーム・・・誰のなんでしょ?この位置に止められるということはおそらくどっかの政府要人を運んでいるんだとは思いますが。そして結構このガルフのレジ番は目撃談があるので、頻繁に国内を移動している機体の様ですね。

ひょんな偶然で期せずして国内線「-9」デビューとなりました。

ただ乗っている身としてはその違いは感じられない「-8」、「-9」の違いではありますが、これでまた一つANA保有フリート(機材)で乗っていない機材が減りましたね(笑)。

バゲージクレイムで荷物をピックして、仕事のメールをチェックしたら夜の会食へ向けて移動することとします。

次も国内出張ですが、まだ海外出張記事が何本もスタンバイ状態なので機を見てこちらも記事化したいと思いますのでお楽しみに。

ではまた!

***

☆ブログ記事を気に入っていただけた方は、ぜひクリックしていただけますと幸いです。より多くの方と、旅の面白さやハプニングの情報を共有したいと思います。コメントもお気軽にどうぞ!

にほんブログ村 旅行ブログ 飛行機旅行・空の旅へ
にほんブログ村 写真ブログへ

この記事を書いた人

東京でプランナーとして働きつつ、様々なフィールドで遊ばせてもらっています。

ON / OFF問わず日本各地、世界各地へ出かけることが多いこと、そして移動手段
である航空機が大好きなことを理由に「航空機を活用した旅」をメインとしたブログ「Days of StyleDept」を書いていたものの、もう少し幅の広い話題を取り扱うブログへの進化を目指してこの「Life with curiosity」へ全面移行。

記事には出て来ない日常も垣間見れる「Instagram」(gulf9_styledept)もぜひフォローしてみてください。

NOLI_TOKYOをフォローする
この記事が気に入ったら最新ニュース情報を、
いいねしてチェックしよう!
トラベル(国内)
NOLI_TOKYOをフォローする
Life with Curiosity

コメント

  1. Styledept owner より:

    国内でも福岡線位の距離であれば、真昼間に機内が真っ暗なナイトモードになるのは「仮眠」って意味では有意義かもです。ちょうどいい睡眠時間という意味では私は「鹿児島線」が大好きですけど(笑)。

    日本の各地の空港レポートもやりたいですねぇ。