シンガポール航空ビジネスクラス搭乗記 : シンガポール → 成田 (SG12 / SIN-NRT / Business Class)

トラベル(海外)

往路は24時間越えの移動時間を堪能?しフランクに入った私ですが、無事フランクでのビジネスを終えた私は日本へ帰る途上ですが、前回のパリ便の記事が長くなってしまったので「シンガポール→成田」区間に関して今日は書こうと思います。

●往路の馬鹿馬鹿しい24時間越えの行程の記事はこちら!

●復路セカンドレグ「パリ→シンガポール」に関する記事はこちら!

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●本当は成田行きじゃないSQ12便に乗って成田へ帰ります!

長々とパリはシャルル・ド・ゴールから12時間7分の旅を終えた私は、早朝のシンガポール・チャンギ空港を歩きつつ、軽く「ロイヤルシルクラウンジ」で休憩をしたのちに、今回の旅の最終行程である「シンガポール→成田」便のボーディングへ向かいます。ご覧のように本日利用するのはシンガポール航空の12便です。・・・が、この便実は「成田行き」じゃないんです。本当の最終目的地は「ロサンジェルス」でして、給油や機内物資の積み替えのための寄港地として「成田」があり、そこでも降機可能(※当該区間の利用としても販売している)なんですよね。成田で当然クルーも変わりますので、一旦全員が降機し、新しい人たちと引き続き利用する人たちが再び搭乗するわけですが、なかなかエゲツない距離を一つの便としてまとめますね(笑)。

もともとはA380で提供されていたこの航路ですが、A380の室内システムに対し新シートなどを組み込んだ新造の「Boeing 777-300ER」に近年では若返りとして変更されています。窓の外に駐機している777を眺めていると非常に安心感の高い、見慣れた景色が広がっているのでもう完全にこの区間は消化試合として、まったり寝て過ごそうかな(笑)と安心しきってしまいます。

8時55分に優先パッセンジャーからボーディングがスタート。私も最優先のグループで機内へ案内を受けます。・・・乗り込んでみれば「シンガポール→フランクフルト」区間で乗ったSQの新シート機材であり、とても上質で落ち着いたキャビンが広がっています。ピカピカではなく鈍い艶を放つ装飾が適所に使用されており、キャビンの立体感を生み出している様子が外光とキャビンライト双方を上手に活用する方法としてかなり計算されている印象であり、座っただけでふわ〜っと心が落ち着いていくような素敵なキャビン風景が目の前に広がります。

ウェルカムドリンクを飲みながら待ちますが、たいして待たされることはなく9時18分にはドアクローズし、同26分にはプッシュバック、そのまま滑走路へ向け地上移動を開始します。思えば長い旅でした(笑)、往路は合計移動時間24時間を超える旅でシンガポールを経由しフランクフルトへ。そして復路は「フランクフルト→パリ→シンガポール→成田」というレグをこなしてやっと日本へ帰ろうとしています。非効率の塊の様であり、しかしながら飛行機で旅をするのが好きなものにとってはそこに至上の喜びの塊でもある・・・というちょっと理解されにくい遊びですが、個人的にはこのトライアルには満足しています。

離陸直後に備えてもうヘッドフォンをシートバックに準備し、音楽を聴きながら「何もしないキャビン」を満喫する気満々です。新しいシートですので、各所がまだ綺麗な状態で残っており、擦れた跡や凹みなどがあまり視界に入らない清潔感の塊の様な状態で乗れていることもラッキーですね。・・・ただ、シンガポール航空の機体は窓(の外)が汚れていることが多く、景色を撮る際に霞やノイズとして写しにくいことが頻発するのが少し悩みですね。機体の洗車のサイクルが長いんですかね?

窓の外には先ほどまでお世話になっていたA380(私が乗っていたシップではないですが)が駐機しています。こうやってみるとやはり凄い!と思うと同時になんとも「醜いデザイン」だなぁ・・・と思ってしまいます。機能を優先するなかで出てくる謎のデザインランゲージはたまに賛否が分かれるヨーロッパ独特のセンスではありますが、A380のデザイン好きな人・・・もやっぱいるんでしょうね(笑)。

●SQ70周年記念ケーキと、飛行機の高度のお話

さて、この長い長い旅の最後を締めくくってくれるのは「シンガポール航空12便(SQ12 / SIN-NRT-LAX)」、機材は「Boeing 777-300ER(Reg : 9V-SWH)」、予定飛行距離「3,325mile」、予定フライト時間「6時間26分」となっています。

9時42分、チャンギ空港の「RWY20C」よりスムーズに離陸をします。離陸後すぐに左旋回をし、東京へ向け機首を変針させ、そのまま1st CRZ-ALTであるFL330まで上昇を続けていくのです。ちなみに、私のブログによく出てくるこの航空機の高度なんですが、よく読んでいらっしゃる方は何かしらの違和感を得た人もいるかもしれないですね。というのは「飛ぶ高度にどういう決まりがあるのか?」という単純な疑問です。・・・飛ぶ高度はパイロットが会社と決めた「燃費、気象、その他の検討要素」を航空管制にリクエストし承認を得て飛ぶんですが、そこにも更に規則があってですね、ざっくり書くとこんな感じです。

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●磁方位0度以上180度未満で飛行する場合(東向きに飛行する場合)
A)有視界飛行方式により飛行する航空機は、1,000feetの奇数倍に500 feetを加えた高度
B)計器飛行方式により飛行する航空機は、1,000 feetの奇数倍の高度
●磁方位180度以上360度未満で飛行する場合(西向きに飛行する場合)
C)有視界飛行方式により飛行する航空機は、1,000 feetの偶数倍に500 feetを加えた高度
D)計器飛行方式により飛行する航空機は、1,000 feetの偶数倍の高度

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故に、東行きの旅客機ですと「31,000ft」「33,000ft」「35,000ft」「37,000ft」「39,000ft」「41,000ft」あたりを基本飛んでいますし、その逆で西行きの旅客機の場合は「30,000ft」「32,000ft」「34,000ft」「36,000ft」「38,000ft」「40,000ft」あたりを飛ぶことになります。なお、一般的な旅客機では性能的な問題でほぼ到達しない「41,000ft」以上は少し異なるルールがあります。

それを踏まえて読むと、この成田便は磁方位で30度〜50度あたりの角度で北上していますので「東行き便」として分類され、今最初の到達高度が「FL330(約33,000ft)」であることはルールに則った高度であることがわかりますし、今後高度を変更する際には奇数の刻み(2,000ftの高度差)で上下するだろうこともわかります。

そんなつまらん説明をしている間にランチライムが始まりました(笑)。まさかの鴨肉アゲインなサラダです。美味しかったですけどね。

・・・頭バグってるんですかね?(汗)またチキンライス食べてますけど(汗)。・・・多分これしか選択肢がなかったんだろうなぁ(笑)。

●バグってる?パリ→シンガポール線のチキンライスの様子はこちら。

短距離便ですので一品少なくデザートになりますが「シンガポール航空70周年記念」のチョコレートケーキです。こういうのはブログやってる身にはありがたいフォトジェニックコンテンツ!アメニティケースもそういえば70周年記念でしたがこの記事を書いていて思い出したので今度写真を別でご紹介します。

そうえいば、今回もご飯をいただいている最中にガーッ!っと揺れました。マニラの上空あたりでしたが、どうもSQはご飯の最中に激しく揺らす癖があるんでしょうか?(笑)。いや、いいんですよ?いいんですけど、なんか間が悪いんですよね(笑)。東京発の北米行き便もちょうどご飯の頃に千島列島に入るのでこれもまためっちゃ揺れるんですが、飛行機の中でのご飯は揺れる環境で食べることを前提で心積もりしておくと割と楽しめます。

●ついに日本の領空へ!

14時13分には那覇の東岸を通過していきます。もうここまでくれば異国感は消え、ほぼほぼ帰ってきた感満載ではありますが、その安心感を堪能しながらコーヒーを飲み、機窓に目をやります。こういう平和な空を眺めながら旅の記憶を振り返る瞬間が何よりの幸せかもしれないですね。真っ青な空が到着に向け、徐々に赤く染まり、暗くなってゆく時間帯です。(※現在はシンガポール時間で表記しているので、日本時間は15時13分のため)。

 

さて、日本域内に入ってきましたので時制を日本時間に戻します。時差は1時間ですので、時が1時間進む感じですね。

ということで、日本時間の16時48分に機体は着陸に向け降下を開始します。大きな揺れもなく順調に機体は高度を下げていっている様です。

機内の自分の座席の前の席はすでにファーストクラスですので、分厚いカーテンに「FIRST CLASS」と書かれたジェリコの壁が着陸前の地上付近の風を受けながらヒラヒラしている様子が目に入ります。コーヒーも回収され、アップライトポジションへの調整の依頼が入る、いよいよ最終の着陸態勢のザワザワとした独特の到着前の空気感がキャビンを支配します。これで旅が終わる人、まだまだロスまでの旅が続く人、様々な旅客の人生と生活があと数十分で一旦は区切りを迎える不思議な期待感、疲労、不安が混ざったこの時間帯がとても好きなので飛行機に乗っているのかもしれないです。

17時17分にギアダウンを行い、その後21分に穏やかな接地ショックを伴って機体は成田空港の「RWY16R」へ極めてスムーズに着陸しました。SQのパイロットは皆接地が上手なイメージです。・・・そのまま成田空港の45番スポットへ機体を進め、シンガポールから私を運んでくれたSQ12便は6時間44分に及ぶ旅に幕を下ろしました。

これもまた結局膨大な時間をかけて日本へ帰ってきたわけですが、しばらく飛行機はいいよ・・・って位乗った気もしますが不思議と降機した後にまたすぐ「どこに行こうか」考えている自分がいるんですよね。なかなかスケジュール的にここまでの自由が利くタイミングは少ないですが、また機会があればこういうアホな旅程を組んでみたいと思います。マイナ-な航空会社にも乗ってみたいですよね、なかなかチャンスないですけど。(ちなみに、こんなアホな旅程でもANAの直行便の予約料金より安上がりなんです・笑)

これにてシンガポール航空を活用した「アホな旅程によるフランフクフルト往復の旅」は終わりです。なんだかんだで合計私はこの旅を通して飛行機の中に38時間15分程度いた様ですね(笑)、え、それって丸1日に加えて半日となる14時間を超えてます・・・1.5日間を飛行機の中で過ごすって一体・・・(笑)。

 

マジで良い子は真似しないでください、苦手な人は発狂します。

 

ともあれ、お読みいただきありがとうございました!

ではまた!

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●羽田→フランクフルト、直行便での旅の様子はこちら!

●フランクフルト→羽田、直行便で帰る場合の様子はこちら!

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