【ポルシェ】知ってる?マニア垂涎のポルシェ『ピンクピッグ』キーカバー装着!めちゃくちゃ良いっ!

クルマ関係
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●ポルシェマニアの多くが魅せられた「ピンクピッグ」塗装とは?

ポルシェ、特にモータースポーツにおけるポルシェが好きな人たちの中で絶大な人気を誇るカラーリングがあります。あまりにも奇抜であり、モータースポーツ感ゼロなのに愛着が湧くし、なぜかかっこよく見えてしまう・・・。そう、

Porsche “Pink Pig”

です。・・・「ピンクピッグ」、つまりは「ピンクのブタ」であり、名称だけですと「どう考えてもそれがかっこいいとは思えない」んですが、実物を見ると惹き込まれ「おぉ、かっこ良すぎる!」と虜になっちゃうんですよね。ポルシェのモータースポーツ活動をフォローしている人たちの中では往年の「ロスマンズカラー」「ガルフカラー」と並び、ヘリテイジカラーリングの一つとして知られています。(※ロスマンズ、ガルフに比べると意外と知名度がないので知らない人も多い)

オリジナルの「Pink Pig」は1971年のル・マンに登場

この奇抜なカラーリングが最初に登場したのは1971年の「ル・マン24時間耐久レース」のことでした。当時最新のレース車両だった「Porsche 917/20」が纏っていたのがこの塗装です。

Photo by MatraX_Lubricants

噂では当時のオフィシャルスポンサーであった「マルティニ」が、この「917」のスタイリングがあまりにも醜悪で、見るに耐えず「マルティニカラーを施すことは許さない」とポルシェ及びチーム側に通告したことにより、急遽別のカラーリングがデザイナーの「アナトール・ラピーヌ」氏によって考案され、生み出されたそうな。・・・ただ、この奇抜なカラーリングはその年のル・マンで最も目立ち、どこからでもそれが「ポルシェ」であることを観客が視認できるという皮肉な結果になったわけですが(笑)

ピンクピッグに描かれる文字と破線の意味

Photo by Rennlist

ボディに描かれている文字と破線は、豚のお肉の部位を示しています。要するにレーシングカーのボディを豚の身体と見立て、そこに「ここはサーロイン」「ここは肩ロース」という様な名称が書き加えられています。恐ろしい遊び心です。

このおよそトラック最速を常に目指すポルシェの姿勢とは単純に重ならない、遊び心にあふれ、かつ愛嬌満載の「ピンクピッグ」は伝説のカラーリングとして歴史に名を刻み、一部のマニアの中で語り継がれてきたわけですが、それがリビングレジェンドとして復活したのが「2018年」です。

2018年のル・マン24時間で伝説の「Pink Pig」が復活!

ポルシェ社70周年のアニバーサリーイヤーとなった「2018年」、日本でも様々な催しが開催されていましたが、その年のル・マン用のマシンが発表された時ポルシェファンは目を疑いました。

そう、写真の様に往年の「ロスマンズカラー」と、あの「ピンクピッグ」が復活したヘリテージ塗装でレースに挑むと言うのです。もう涙なしでは語れませんよね(笑)。「Porsche 962C」などで有名なロスマンズに加え、かなりマニアしかその存在を当時は知らなかった「ピンクピッグ」復刻とは、ポルシェは本当に粋な計らいをしてくれます。・・・この独特な塗装を施された「991RSR」の活躍により、多くのポルシェファンに「ピンクピッグ塗装」が知られ、その後も根強い人気を誇ることとなります。

どうでもいいことですが、この年発表された上記の「991RSR」は、ついに911であるのに「RR」レイアウトを捨て「MR」(ミッドシップ)レイアウトのレーシングカーとなったかなりのエポックな車両です。ボディは991後期ですが、中身のシャシーシェルは「718 Cayman GT4」のものに「991 GT3 RSR」のフロント、およびリアサスペンション・セクションが取り付けられた特殊なモデルとなっています。

どうです?「ピンクのブタ」の言葉のイメージからは想像もできないかっこよさじゃないですか?

●2018 Le Mansでバズった「Pink Pig」、筆者も溺愛!

当然リアルタイムでこの2018年版「Pink Pig」の活躍を見ていた筆者も、突然の復刻に興奮し以来その熱が冷めない訳ですが、当時のル・マン、サルトサーキットのポルシェブースでしか手に入らなかった逸品があります。

この「Pink Pig T-Shirt」です。元々ボディに描かれていた肉の部位を人間に置き換え、ちゃんと人間の身体での「肉の部位」を表示する仕様でデザインされているなんともシュールなTシャツが販売されていました。これは現地にいたモータスポーツ関係者(特に業界人)にバカ受けで、一瞬でソールドアウト・・・まさに伝説の「ル・マングッズ」となりました。・・・現在では増産され「ポルシェセンター」等で買うこともできますが、当時はこれを手に入れられなかった悔しさで枕を濡らしたものです。

その後私は偶然極少量行きつけのポルシェセンターに入荷していたこのTシャツを発見し、即買いしたので現在はトラックイベント用コレクションとして愛蔵品となっています。

最新のピンクピッググッズは「ブタの貯金箱」!

ポルシェも「こいつは売れる・・・」と思ったのかどうかは定かではありませんが(と同時にこれが売れたところでポルシェの経営には微塵の影響もない)、地味にこの「ピンクピッグ・グッズ」は拡充されていて、私も欲しい!と思ってしまったのがこの「ピンクピッグの貯金箱」です。

ヤバくないですか?紅の豚より個人的にはヤバいブタです(笑)。オールドスクールなレーシングヘルメットをかぶっているところも、そのコロンとした体躯のデザインもまさにツボ。最高じゃないですか(笑)。リビングにこいつがいるだけで色々幸運をもたらしてくれそうです(笑)。これもいつか手に入れてやろうと思ってます。

●そろそろ本題・・・「ピンクピッグ」のキーカバーが存在した!

てことで、毎度本題までが長いこのブログ(笑)。今回私がご紹介したいのは、この愛すべき「ピンクピッグ」仕様のキーカバーが存在していると言うことです。・・・最新のポルシェのキーは、ポルシェのボディデザインを模した独特な形状をしていますが、そのボディ部分を愛車と同色のカバーに交換したりできる様になっています。

これまで私もボディカラーと同色のカバーを付けていたのですが「ピンクピッグ」仕様があると知っては、変えないわけにはいきません。WHY NOT?です。

ということで早速取り寄せました。もちろんこれはポルシェ公式のアクセサリーとしては発売されていませんのでサードパーティー製ではあるものの、塗装や文字、色彩にいたるまで問題のないクオリティで制作されています。

別角度から。塗装状態や文字フォントの滲みもなくよくできている様子がお分かりいただけると思います。

取り付けはサイドのカバーを外してはめ込むだけ。

取り付けは至って簡単です。

左右にはめ込まれている元のカバーを細いマイナスドライバーでコリっと外し、新しいものをハメるだけ。不器用な人でも問題なく作業できるレベルです。
写真では一番左から「Pink Pig」仕様、「Dark Blue Met」仕様、そして「純正の黒」となっています。

カバーを外す際、ハメる際のコツ

カバーを外す際のコツは、キーの裏面の底面中央部か、お尻の部分(車で言うリアバンパー部)の境目にゆっくり差し込んでカバーを浮かすことでしょう。先にリア部を外すことが重要です。フロント部分から外そうとすると最悪の場合、カバーを破損しますのでご注意。

逆にカバーをハメる際はフロント部分を先に引っ掛けしっかりと固定してからリア部を押して固定することが重要です。逆の順序の場合、外す場合と同様カバーを破損する可能性があります。尚、カバーには取説などが同梱されていませんので、ご注意ください。

●完成!思わずニヤける可愛いのにクールなキーの出来上がり!

ということで完成しました!思わずニヤけますね。手の中に「ピンクピッグ」がいます。スペアキーには今まで使用していた「Dark Blue」のボディ同色カバーを取り付け、二つのキーがおしゃんな状態でストックできます。

尚、購入したきっとにはキー中央部(ポルシェクレストのあるメッキ塗装部分)もピンクに揃える中央のパーツも付帯していましたが、全部をピンクにしてしまうと「妙に安っぽい」感じになるため私は使用していません。ここのはお好みで全てをピンクにも出来ます。

キーホルダーはこれまた定番のポルシェクレストキーホルダーをボディ同色系で揃えていますが、キーがピンクになったので若干釣り合わなくなってしまった印象です。アイボリーとかのクレストキーホルダーに交換しようか検討中です。・・・また、写真で気づかれる方もいらっしゃるかと思いますが、ポルシェクレストの「赤」が入っているはずの部分が一つ色がなくなっていますね。知らないうちにこれは剥がれてしまっていたんですが、純正品だけにこれはちょっと残念な気分です(笑)。

●ポルシェ好きにしか分からないだろう変なキー。でも満足度最高!

クルマの鍵がピンクって・・・(汗)。的な、普通の人には理解されにくいカバーではあるものの、ポルシェモータースポーツ好きとしては、その満足度は激高!いやいやMAX最高最&高!な訳です。い〜んです、わかる人とこの興奮を共有できれば(笑)。・・・まぁ、PC(Porsche Center)にクルマを預ける時に若干の失笑を受けるのは覚悟の上でやらせていただきました(ファクトリーの人には人気出そう?)。

でもどうです?欲しくなりませんか?

スポーツモデル(Cayman, Boxster, 911系列)をお乗りの方にはドンピシャですし、SUVやセダンのオーナーにもちょっとしたこだわりアイテムとしてお勧めできるんじゃないかと思います。

・・・なにより目立つので紛失しにくいかと(笑)

ここまで読んでいただき「やべぇ、これ欲しい!」という貴方!どんどん在庫は少なくなっていますが、下記から購入できますのでお早目に!私別にこの販売主さんとは繋がりはありませんのでステマでもないですし、実際このカバーはず〜っと使い続けますよ、もちろん!っていうか外す理由が思い当たらない(笑)。

●『Porsche “Pink Pig” Key Cover』

ということで今回はちょっとしたネタではありましたが、愛車のイグニッションをかける時に少しテンションが上がるであろうこのアイテム『Porsche “Pink Pig” キーカバー』をご紹介させていただきました。季節も良いですし、他県移動自粛も解除になっていますので、十分感染対策を行いながらツーリング、再開させていきたいですね。・・・911も3月からず〜っと定期的な洗車以外は地下駐車場でおすわりをし続けていますのでそろそろ連れ出さないと可哀想です。

ではまた!

 

◆◆◆

●【NEWS!】ポルシェのVLOG(Youtube)始めました!第一弾はザ・酷道「R352」で奥只見へ!

●911に乗って関西ツーリングに出かけたお話(全3話)

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【コメント・メッセージ】

  1. NOLI_TOKYO より:

    >Katsupon様

    コメントありがとございます!Wata氏のコメント欄ではお名前拝見したことがございます!こちらにもコメントを残していただき感謝です。
    実際のPink Pigをご覧になられたんですねぇ、羨ましい。実はポルシェミュージアムにはまだ縁がありませんで、早くいきたいのですがしばらくは海外厳しそうですね。。。

    996は今となってはツーリングも街乗りもベストのサイズですよね。最近すれ違うと結構目がいってしまいます。996をピカピカで乗られているととても品があって、独特な存在感があるんですよねぇ。Katsupon様にもぜひどこかの峠や高速などでバッタリ・・・ということがあると楽しいなと思っています!

    そうなんですよね、こちら本来は旅ブログでして(笑)。まだ様々な旅スタイルを網羅するまではコンテンツ増やせていませんが、少しでも楽しんでいただける記事があればいいなぁと思っていますので、今後ともどうぞよろしくお願い申し上げます。

  2. Katsupon より:

    始めまして。
    Wataさんのblog経由で辿り着きました。
    素の996に乗っています。

    Pink Pigは良いですよね。ポルシェミュージアムで実車見ましたが、車がでかいのでより豚感がありました。同じ917と比べて明らかにでかいです。

    車だけでなく旅行(特に海外)も好きなので、過去エントリーもじっくり読みたいと思います。

    では、よろしくお願いします。

  3. NOLI_TOKYO より:

    >wataさん

    いやはや、こういうキーカバーがあるんです(汗)。ピンクピッグも知ってしまうと気になる存在でしょ?(笑)
    このカバー界隈はかなり様々な製品が跋扈していますので、このピンクピッグの耐久性も人柱状態ではありますが、目くじら立てる金額でもないので長生きしてくれるといいなぁと思っております。
    ブルーの方もおそらく同じ会社のものなのですが、これは3年を経てもいまだ塗装は剥げず綺麗な状態を保っていますので、ピンクピッグにも期待が持てそうです。

    > この際、私もピンク・ピッグのキー・カバーを・・・いや、いかんいかん(汗)。

    いや、行っちゃってください(笑)。wataさんの様な方が付けられると味わいも一入です!下手にカーボン調などをつけるよりシャレだと分かりやすいので個人的には強くお勧めします!!!

  4. wata より:

    いやはや、こんなキー・カバーがあるんですねぇ。
    そもそも私はポルシェのヒストリー等には明るくないので、ピンク・ピッグの存在すら知りませんでした。
    従って、二度ビックリです(笑)。

    ちなみに私は数年前にamazonでブルーの激安キー・カバーを購入、装着し、独り悦に入っておりました。
    ところが案の定の中華クオリティで、数ヶ月で塗料が剥がれてしまい、廃棄処分と相成っています(涙)。

    以降、現在までノーマル状態なのですが、経年劣化で先端のメッキが剥がれてきており、どうしようかと思案していたところであります。
    この際、私もピンク・ピッグのキー・カバーを・・・いや、いかんいかん(汗)。