ラスベガスでの仕事を終え、次なる仕事のために一路ニューヨークへ向かいます。早朝の「LAS」(ラスベガス・マッカラン空港)に降り立ち、ひしめき合うカウンターを横目にゴールドチェックインにて、ささっと手続きを終えX-RAY検査場を通過します。 最近は保安検査場での緊張感が少し和らぎ、やらなきゃいけない検査は面倒なままですが、全体的に必要としている時間が少ない印象がありますね。それよりも、自分の前に旅慣れないビジネスマン御一行や、旅行者が挟まってしまった時のロスタイムの方が大きい印象が個人的には強いのです。
アメリカ国内線の旅ですが、ふたを開けてみれば中距離国際線の様な素敵な空の旅が待ていたのでした。アメリカンフレーバー漂うキャビンサービスですが、ぜひお楽しみください。
ブッキングの関係上、一旦私は「SFO-LAX」を飛んでから、「LAX-JFK」便でニューヨークへ入ります。短距離フライトも景色を眺めつつ飛ぶのが好きなので、より機材や空席状況の良い便を選ぶ、ただそれだけなんですが。・・・そして今回ベガスから短距離フライトの醍醐味とも言える「United Express」での移動の様です。機材は「
」、日本国内では飛んでいない機材なのでまさに醍醐味です。歩いて傾斜のついたスロープ型のボーディングブリッジを渡り搭乗するのもとても爽快です。ラスベガス最後の少し涼しい風を頬に受けながら乗り込みます。この手のリアにジェットエンジンが付いている機材は離陸時の加速感が滑らかで心地良いのが特徴ですね。
機内で軽く食事を頂いたのち、本を読みながら過ごしていると眼下には「キャスティークレイク州立保養地」が見えてきます。ちょうど太陽が上昇し、気温が上がる時間帯だったので、霧・靄・雲が渾然となって勇壮な景色を見せてくれています。この日は低高度、中高度、高高度と3層以上に分かれて雲が張っている天候だったので、雲のミルフィーユ状態の写真を撮るにはうってつけな空模様です。
この短距離フライトは特に大きなトピックもなく、定刻通り「LAX」(ロスアンジェルス国際空港)に着陸します。LAX到着後は比較的短時間のコネクションだったのでラウンジに寄ることもなく、ゲート付近のスタバで買ったコーヒーを飲みつつ、メールチェックやニュースチェックをして過ごします。
LAXからは「UA779」便(LAX-JFK)に乗り、今回の出張の最終目的地であるニューヨークを目指します。機材はアメリカ国内線ではある意味有名な機材でもある「
」。基本的なコンポーネントをB767と共用していますが、セミワイドボディ機である767と違い757は通路は1列のナローボディ機。貨物室も小さいので真横から見ると猫のようなコックピット周りの形状がとても美しい機体です。どうやら関係者+乗員用に隔離され販売されていなかったと思われる最前方のコンパートメントの次のコンパー先頭となる「5A」の座席に座ります。1-7列目が「
」ですので、この日のこのクラスは実質12席だったということですね。離陸して早々にメニューが配られ、フェニックス(Phoenix)を越える前から食事が始まります。朝食もほどほどだった私はがっつり肉をオーダーさせてもらいました。スターター×アペとなるのは「モッツァレラチーズとオリーブのサラダ」と「カクテルシュリンプ」。一緒にバゲットもサーブされますが写真には写っていないですね。。。ザクッと大味な感じで出てくるので、サラダのドレッシングなどはかけすぎに注意です。とはいえ、キャビンクルーはアメリカ系特有のカジュアルな接客ですが、押さえるところは押さえる丁寧なもので、まぁ大味な感じも総合的には悪くないかと(笑)。
頬肉の赤ワイン煮込み系のメインですが、こちらのお味は・・・まぁ、期待値からすれば50%以下って感じでしょうか。やはり空の上で美味しいお肉を頂くのは(当然ですが)容易くありません。でも空腹が限界な私の胃には歓迎されていたようで、完食させていただきました。この頃窓の外は殺風景な砂漠がず〜〜っと展開されているのです。
米系キャリアの面目躍如でしょうか、デザートはかなりGOODです。アイスをカートに乗せやってくるのですが、そのカートの上には5種類程度のソースがビッシリ並んでいます。「どのソースかける?」ってな会話からソースの説明が始まり、私は二つ返事で「キャラメルソースをタップリ」と答えたわけです。・・・これが絶品!いわゆるアメリカンジャンクな味が好きな人は悶絶することでしょう。アイスのボリュームもそうですが、濃厚なキャラメルソースがたまらんすね、「
」のチョコが好きな方にはぜひ一度乗って楽しんでもらいたいデザートです。その後暗くなってきた空に合わせ私もシートをフルフラットにして爆睡してしまえば、気づけばJFK上空。マンハッタン上空を通り過ぎ、旋回に旋回を繰り返して無事気温マイナス6度の「JFK」(ニューヨーク・ジョン・F・ケネディ国際空港)に着陸です。ラスベガスとの気温差実に26度(笑)、体調管理に気をつけつつ、短い滞在のニューヨークを楽しむべく、空港で別便で入ってきた同僚と合流し、ホテルへ。
次の日記では、少し滞在中のお話と帰路のお話をしようと思います。では、また!
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