マカオ・モーフィアス滞在記 #3 「二つ星!アラン・デュカス at モーフィアスで夕食を」

トラベル(海外)

 

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ぐるぐるとモーフィアスの中を回った私たちはお腹がすいてきたので、お昼と取ろうと3Fにあるこちらに向かいました。

カジュアルながらも満足度大!「Voyages by Alain Ducasse」

「Voyages by Alain Ducasse」です。

グランメゾンの方はランチ営業をしておりませんが、こちらの「Voyage」はランチもやっておりますし、夜はバーに変わります。気軽にデュカスの世界を楽しみたいという方にはこちらの方が向いているかもしれません。

あまり飲まない私はこのシロップリキュールの方が気になっちゃったりして・・・

・・・エントランスを入れば目の前に所狭しと並んだ世界中から集めた様々な種類のお酒が広がっています。私は自身はあまりお酒飲みませんので「へ〜」と眺めているだけですが、お好きな方にはたまらないディスプレイでしょう。

大量のグリーンに囲まれた個室や、プライバシーの守られるスペースも用意されていますが、他のモーフィアス内のレストラン系とは異なりここは比較的オープン/パブリックスペースといった趣で設えられており、店内を気軽に見渡すことが可能です。見渡した最奥にある壁画はなんともど迫力な蛸(タコ)です。なんだか「Voyage」している途中で沈没して蛸に喰われているのか?という謎な妄想が膨らみますが、それもあながちおかしな話ではなく、実はこのモーフィアスの客室のコンセプトは「豪華客船の中の一室」として作られているんです。お部屋の紹介の時に軽く、その造形ご紹介できるといいなと思っています。

さてさて、私たちはテーブルに付き、のちの予定も詰まっていますのでささっとランチを頂こうと思います。・・・ランチは2パターン用意されており、

【2course】はスターターとメイン、または、スターターとメイン&デザート
【3course】はスターターとメインと、デザート

となっており、2courseの後半と3courseがどう違うのか謎ではあるものの、とりあえず全員デザート付きで選択です。

前菜の前に簡単なコールスローサラダのようなものが、全員に振る舞われます。シンプルで食欲を掻き立てるにはふさわしいサッパリした一品です。

前菜は「サーモンのタルタル」を選択。グレープフルーツがまぶされており、しつこさを感じずこれまた一気に胃の中に幸せを届けてあげられるランチディッシュとしてはパーフェクトな味のバランスです。

メインは気分で「ハムとコムテチーズのパスタ」にしてみました。この他にはベイクドラムや、白魚のフィレが選択可能でした。これは・・・ちょっと量が多かったです、欧米サイズでしょうか。味付けはチーズが主張しすぎず、ハムの塩味をとても上手に利用したお味で大満足です。(・・・量的な観点から、結果いつものように魚を選択すればよかったと思ったのはここだけの話)

デザートは「軽く炙ったマンゴーとパッションフルーツのシャーベット」です。若干昨日の「Yi」のデザートに似ていますね。

食後にカフェラテを頂き、短い時間ではありますが我々のランチ休憩が終了です。店内は落ち着いているものの、モーフィーアス全体の無機質感や、ラグジュアリーな空間演出とは異なりかなりカジュアルでエネルギッシュな色使いとなっていますので、少し気軽に時間を過ごしたいという滞在中の気分転換にはもってこいなお店だと感じました。

ランチ後は各人ビジネスを行い、夕食で集合となっています。
・・・今日の本題「Alain Ducasse at Morpheus」での夕食です。

ミシュラン二つ星の名店「Alain Ducasse at Morpheus」

欧米人にとっては少し晩餐には早い19:30、私たちはモーフィアス3階にあるグランメゾン「Alain Ducasse at Morpheus」にショウアップです。こちらはドレスコードがありますので、ジャケットは必須となりますが、ギッチギチのドレスコードではありません。ここ「Alain Ducasse at Morpheus」はフレンチの巨匠アラン・デュカス氏がプロデュースし、ミシュラン香港マカオ2019でいきなり二つ星を獲得し大きな話題になったことから美食フリークの中でも注目されているグランメゾン。なんと使用される食器類はデュカス氏が世界中から集めたプライベートコレクションだというから驚きです。偶然だが今回のマカオ旅行で夕食をここに選定できたのはとてもラッキーだったなぁ・・・と。

「Alain Ducasse at Morpheus」のインテリアはフランス本国のアラン・デュカス専用のインテリアデザイナーチームが創意工夫を重ね、アジアンテイストをコンテンポラリー且つラグジュアリーに表現した一見氷の空間の様な仕立てとなっています。かつて訪れた「アイスホテル」を想起させる透明と闇、そして乱反射する光がレストランに足を踏み入れた者の日常を奪い去り、一瞬にして非日常の時間へと誘ってくれる素敵な空間演出です。

実はこれ「氷」を表現したものではなく「透明の竹藪」を表現しているとのことです。アジアを感じさせる象徴としての「竹」なのかもしれませんが、まぁどこまで行っても西洋から見たアジアというものはこういったものが象徴的なのでしょう。・・・しかしながら中国の方々には「竹藪」というものはとても神聖でかつ珍しい空間でもあるらしく、京都の竹藪などが人気なのもこれが起因していると聞きますよね。そんな透明な竹が上手に配置された結果、ブースに入ると、それぞれのプライバシーは保護され、落ち着いてディナーをいただけるという配慮がなされています。

ということで、長ったらしい説明はこの辺にして肝心のディナーをドーンとご紹介しましょう。
(※シンプルに言えばこの日のメニューはもらい忘れたので細かく説明できません。)

まずはアミューズですね。ミニ餃子の様な揚げたラビオリをポリポリと食べながらシャンパンを喉に流し込んでいきます。地味にこのラビオリがめっぽう美味しくてですね・・・、なんかこれだけでテーブルが盛り上がっていたのを覚えています。

バゲット用のバターはこのピラミッドの様な塩バターを目の前でロール型にすくってくれまして、その後テーブルにサーブされます。バター大好きっ子としてはこのバターピラミッド・・・凄まじいシズル感です(笑)。もう「パン!パン頂戴!早く頂戴!」ってな大興奮パフォーマンスなのです。

え、しつこいって?・・・いや、あまりにもバターが好きで思わず。

こんな感じでバゲットをつまみつつ、白ワインを喉に流し込みつつ最初のディッシュとなるスープを待ちます。・・・薄々気づいた方もいるでしょうが、はいこのアラン・デュカス・・・めっちゃ照明暗いんですよ。手元灯は奥に見える円灯ひとつなので、写真で見る以上に暗いです。・・・というか相当頑張って撮影しています。

インゲン豆とグリーンピースのムース&スープです。これがですねぇ「青臭い」ギリギリを攻めていて、でも「青臭くない」絶妙な野菜味を口の中にひろげる「一本!」ってなスープでした。見た目より深いお皿になっていまして、下の方に大量のグリーンピースが沈殿していますのでいきなりの満足感っ!これ本当に美味しかったです。

メニューが手元にないことと、食べるのに必死だったので今回はちょっと食材などを説明することがほぼできませんので写真で味わってください(笑)。まぁ、これは見ればわかるキャビアですよね。ドライな白ワインとの相性抜群で普段飲まない私ですが、結構白ワインが進んだ記憶があります。

はいー、キャビアの次はフォアグラですよー!これもまた上にかかったソースが絶品で。。。文句がなかったので、逆に食べた記憶が薄いというか「美味しかった」という記憶しかないんですよね。すんません。

お魚です、なんというかそのままバリバリ食べちゃって!という感じですね。身が極めて少ないのですが、骨を含めて全体で一つの味になっていますので付け合わせのお野菜、果物と合わせながら様々な味のバリエーションをこの一皿を使って自分で作り出して食べてゆく・・・という趣旨ですね。

いよいよ旅の終着点・・・最後の一皿はお肉です。ポ・・・ポークだった記憶です(お酒も回って本当にこの辺の記憶が曖昧・・・笑)。このふた切れくらいのポーションが最適という感じでした。地味にお腹いっぱいになるんですよ。

デザートはザ・アラン・デュカスという感じのチョコレート攻め!アイスクリームとチョコソースです。このデザート・・・超絶カロリーが高い上にポーションも結構ある・・・ということで、テーブルの全員の胃袋が限界を突破します(笑)。え?美味しいかって?・・・そりゃもう絶品に美味しかったですよ!

最後のカフェラテにもデュカスのチョコが付きます。カロリーコントロールしている方はデュカスに行く前後の日は絶食する位の心構えが必要かもしれません(笑)。

如何だったでしょう、味はですね・・・本当に美味しいのです。一皿としてしつこい味だな、とか味が足りないな、とか、なんかバランスがおかしいな・・・という経験をすることもなく美しくサーブされる一品一品に感動をし続けているうちにデザートまで来てしまいました。意外とコース全体のポーションは少なめで無駄に膨満感を感じさせることもない計算された量だと思います。しかしながら写真でご覧いただく以上に一皿のカロリーといいますかお腹への満足感は高く、モリモリと食べた印象はないもののしっかりとお腹は満たされているんです。と、同時に昨日の「Yi」で食べたトリュフを含めると、本日のキャビアとフォアグラにて世界の3大珍味は2日間で制覇したということになりますね(笑)。

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個人的にはグリーンピースのムーススープ、フォアグラあたりはその絶妙なバランスが最高の味付けだと感じました。お手軽にランチで体験という訳にはいきませんが、モーフィアスに泊まったら是非体験していただきたいディナーではあります。

Alain Ducasse at Morpheusの隠された部屋をご紹介!

・・・食後に支配人さんが少しレストラン内をツアーしてくださいました。

常に3000本を超えるワインがストックされているというワインセラーから始まり・・・

ワインセラーの奥には1室限定の「シェフズテーブル」と呼ばれる部屋がひっそりと存在しています。まぁ、超特別なお客様だけが使用できるプライベートルームってやつですね。ホワイトの壁に囲まれた「プライベートルームにしてはなかなか無味乾燥な装飾だな・・・」というお部屋ではあるんですが、実はお部屋には仕掛けがあり、食事をしながら手元のリモコンを「ピッ!」と押すと・・・

なんと部屋の外に広がる景色はメインキッチンです。チーフシェフのアンソニー・バクル氏をはじめとするアラン・デュカスの精鋭たちが自分たちの料理を今まさに生み出している瞬間を眺めながら饗宴を進めていくことができるのです。ライブキッチンとも異なる独特の食体験、これは食事の会話の良いカンフルになることでしょう。せっかくなので壁がトランスパレント(透明化)する様子を動画で撮りましたのでご興味のある方はご覧ください。

そして奥に見えているキッチンですが、ご覧いただける様に恐ろしくシンプルで綺麗です。最高峰のF1コンストラクターでもあるマクラーレンチームのファクトリーもこんな感じで油汚れ一つないファクトリーでしたが、一流の現場というのは清潔で整頓されており、その空間への誇りが感じられるものなのだな・・・と改めて感じさせられ、むしろキッチンが私の心に一番響いたという(笑)。

右側がチーフシェフであるアンソニー氏です、とても気さくな方でした。

最後にチーフシェフであるアンソニー氏にキッチン見学後にお礼を言い、一緒に写真を撮ってデュカスの夕食は締めとなりました。

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私を含むまだ話し足りない数名で隣の「Voyage」に再び移動し、軽く一杯をして眠りにつきます。・・・とはいえ話が盛り上がってしまい、夜23時閉店の「Voyage」だったのですが、スタッフが気を利かせてくれて24時まで閉店を延長(新規入店などは断った状態、まぁ貸切ですね・・・)してくださいましたので、存分に話すをすることができ、夜の「Voyage」を楽しみきってしまいました。

ちなみに「Voyage」では私はマッカランを頂いていました。マカオでマッカラン・・・ピンと来たあなたは相当な「ハゲタカ」好きだと思います(笑)。ま、私が頂いていたのは鷲津が王烈に奢ってもらった「マッカランの30年」ではなく「マッカランの18年」でしたけどね。

部屋に戻り、「Alain Ducasse at Morpheus」を出る際にレストランスタッフから受け取ったミニギフトであるガトーショコラを、コーヒーと一緒に食べているといよいよ夜も耽けてきます。チョコには圧倒的になこだわりをもつアラン・デュカスだけあり、このガトーショコラは絶品でしてミニギフトとして扱うには勿体なさすぎるほど、全体の味の調和が素晴らしいものでした。軽く口に入れるつもりが気づけば完食(汗)、この2日間でかなりのカロリーを背負ってしまいました。

これにて私たちのマカオ全日程は終了です。明日私はマカオを出て、帰国前にちょっとだけ香港に寄ろうと思います。ひょんなことで訪問することになったモーフィアス。こちらは最新型のIRとして素晴らしい設備を誇っていました。サービスレベルも高く、フロントを通らず部屋に行けば欧米のラグジュアリーリゾートだと信じきってステイすることでしょう。施設の清潔性も圧倒的でしたし、スタッフもフレンドリー、遮音性も高く、何より素晴らしいショップやレストランに囲まれています。本当に惜しむらくはまだまだ客層が地理的事情もありメインランドのお金持ちが多いためかパジャマのような格好でロビーをうろつく方や、謎のブランドロゴミックスの衣装で歩く方など洗練度は・・・という場面もありました。しかしそれらを欠点ともしない程の素晴らしい造形物、レストラン、エンターテインメント、ショップ、部屋・・・こういった世界観が日本にも現れる可能性があるのは少し楽しみです。それを確認できただけでも大きな収穫となった旅行でした。

さて、移動先の香港の様子も少しだけご紹介するつもりですので、お楽しみに。また、香港からの帰国便ではちょっと珍しい体験をしましたので、そのお話もまた。

ではまた!

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●帰路の前に、往路のお話も。羽田→香港ANAビジネスクラスの記事はこちら!

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