ANAビジネスクラス搭乗記 : ブリュッセル → 成田 (NH232 / BRU-NRT / Business Class)

トラベル(海外)

無事にブリュッセルに着いた我々は、初日の夕ご飯を終え各自ホテルの部屋で翌日の準備を軽く済ませ睡眠に入ります。・・・あまり時差の影響を受けない体質なので、どこへ行こうと寝ようと思えば寝れてしまいます(笑)。

●ブリュッセルまでの往路はこちらの記事をごらんください。 →「プレミアムエコノミークラス搭乗記 : TOKYO to BRUSSELS (NH231 / NRT-BRU / Premium Economy Class)

今回のブリュッセル滞在はなんと3日。到着日も入れての話なので実質2日の強行軍です。さらに私は東京での予定が立て込んでおり、2日目の会議の後そのまま空港へ向かい帰京するスケジュールとなっています。

2日目の朝、キリッと冷えて景色の良い朝を迎えたブリュッセルの街を同僚と歩きながら会議のある近くのオフィスを目指します。少し早めに着いてしまったので、情報のすり合わせを兼ねて近所のカフェでカフェラテを体に入れ再度脳みそを仕事モードに切り替えて行きます。

カフェを出れば朝の光が燦々(さんさん)と降り注ぎなんとも心地よい空気が体を包んでくれます。意外と縁のある街なのでちょいちょい来ている印象がありますが、フランス語が飛び交い、コンパクトにまとまったこの街は我々日本人がウロウロしていても違和感を感じにくい・・・とても過ごし易い街の一つではないかと思っています。

街の建造物も非常にスタイリッシュな小技が効いており、観光をするのも楽しいのではないかと思いますね。・・・街に飽きたらブリュージュやアントワープなど少しエクスカーションして気分を変えることもできますし、電車でもう少し動けばアムステルダムも近いですからね。

とか考えつつ、これから2日間はびっしりとタイムスケジュールが詰まった会議をこなして行きます。この会議のためだけにヨーロッパやシンガポール、アメリカ、そして日本からスタッフが集まりワイワイガヤガヤと国際交流です。

・・・旅人みたいな生活ですがちゃんと仕事してるんです(笑)。

濃いコーヒーの飲み過ぎに気をつけ、適宜ミネラルウォーターを体に流し込みながらコーヒーの味の様に濃いディスカッションへ向け脳みそをフル活用で昼間の時間は過ごして行きます。

各国から持ち寄られたお菓子をほうばりつつ、様々な価値観やロジックの応酬の中に身を置くのは心地よいエクササイズです。窓の外には相変わらず快晴で気持ちの良いブリュッセルの街並みが見えている点も気分転換になりますね。

夜は各国から集まったスタッフ達とフレンチやベルギーキュイジーヌで会食を行い、日中の厳しい議論からそれぞれの人生を背負った人間同士の時間を楽しみます。あいにく私はお酒があまり得意ではありませんので、折角ブリュッセルに来ているのにベルギービールを楽しめないんですよね・・・。これは次回の滞在ではちょっとなんか挑戦してみたい部分ではあるんです。

滞在したホテルもコンパクトながらも十分な機能性と、ヨーロピアンモダンのインテリアは居心地の良いものであり、ターコイズブルーとマットブラウンのコントラストがとても素敵でした。ほぼホテルにいる時間はなかったという感じではありますが、1日の終わりに戻ってくる場所が自分の好みのデザインである点はとてもリフレッシュになりますからね。ブリュッセルはカジュアルな価格の宿が極めてデザイン性に優れており、下手にグローバルホテルチェーン系に泊まるより良い体験ができるかもしれません。我々の定宿(今回は急だったので別のホテルにしていますが)も、こういったデザインホテル系を使っていますし。

・・・と、2日目のミーティングを終え、ホテルのロビーで日本から来ているスタッフと雑談をしつつ、私だけはスケジュールの関係で今夜止まらずこのまま空港です。・・・夕食へ向かおうとするスタッフに見送られ、タクシーで一路空港へ向かった私はここで久しぶりに「厳戒態勢」であるブリュッセルを思い出すことになるのです。

通常出発階に到着するタクシーが、マシンガンを構えた兵士の誘導に従い随分と裏動線へ進んだ後に私を降ろしてくれた場所の最初の景色が上記の写真です。

「どこやねん、ココ・・・(汗)」

「ごめんなぁ・・・」と笑顔で話しかけてくる兵士と雑談をしつつ「このサイン通りに進めばいいのね?」と自分の向かう方向を確認します。

なんにもない建物の裏手をサインの指示に従い歩くと、ようやく・・・

あぁ、一応空港なのね・・・という景色が(笑)。

でもまだ目一杯裏動線です。資材が無造作に積まれていたり、管理車両が走り去ったり不安になる要素たっぷりの空間。・・・折角なのでここに置かれた灰皿を活用して一服します(まぁ、一服中に撮った写真が上の写真ですね・・・)。

さらに足を進めていくと目を疑う様な光景が。

・・・みんな駐車場を自力で登っている。。。

見ていただければ分かりますが、駐車場の普段車が走行する場所がこの非常動線として解放されており、ここをツーリスト達は全て自力で荷物をコロコロしながら登ってくのです(笑)。みんな「ここでいいわけ?」みたいな顔をしながら黙々と登って行く姿がシュール極まりない空間でした。

駐車場登り地獄からやっと地上だ!と思ってもまだまだトラップは続きます。通常タクシーが横付けされる出発階の建物にはそのまま入れず、全てフェンスで塞がれています。出発便を使用する旅客は写真右側にある仮設建造物へ全員進む必要があり、ここで金属物などの検査が行われます。・・・もちろん建物の中にもマシンガンを構えた兵士が目を光らせており、私はものの数十秒でX-RAYを通過しただけで脱出できましたが、荷物全てを開けられている方もおり、なかなか厳しい空間だったのです。・・・空港テロ直後でしたので当たり前ですけどね。

一見平穏に見えるターミナル内ですが、ここも数十メートルおきに銃を構えた兵士が目を光らせていました。こじんまりしていますが清潔感があり素敵な空港なんですけどね。ANAのカウンターはこの写真でいうところの背後左側くらいに位置しています。

まずはチェックインを済ませようと、カウンターへ向かいます。この見慣れたバナーが視界に入ると妙な安心感があるのは使いすぎの証拠ですかね。ブリュッセル便は787で運行していますので「ファーストクラス」はなく、「ビジネスクラス」が一番上のクラスとなります。意外と埋まっている印象があるので、ヨーロッパ線には全て「ファースト」の設定を加えて欲しいんですけどね。787の大きさだとなかなかレイアウトが難しいんでしょうね。

往路諸般の事情でプレエコできた私ですが、復路は通常通りビジネスで戻ります。

無事発券されました。

ヨーロッパを出発するANA便の中で最も出発時間が遅いブリュッセル便なので、今回の様なギリギリまで会議をするというスケジュールが組めました。ヨーロッパからアウトする際のコネクションでも非常に有用なので、最近は搭乗率が高いのがこのブリュッセル便です。

ラウンジへ向かうためにX-RAYを通過します。手荷物検査場はガラスを上手に活用したインテリアであり、且つ天井がとても高いので開放的であり出発時の印象をとても良くしています。ブリュッセル空港はどこを切り取ってもスタイリッシュで本当に大好きな空港です。

そのままイミグレを通過します。出国なのであまり時間は取られず、さっさとスタンプを押してもらいいよいよ制限エリアへ足を踏み入れます。

遅い夕方の明かりが差し込む出発ゲート付近。大きすぎず、狭すぎず適度な大きさのターミナルです。飲食店も多くラインナップしており、ラウンジを使わなくても十分出発までの時間を楽しめちゃいます。軽く魚介類をつまみながら軽く一杯も楽しいと思いますし、確かオイスターバーもあった気がするなぁ。・・・ラウンジに生牡蠣置いてあったら最高なんですけどねぇ(笑)。

そんなブリュッセル空港のラウンジは一般旅客がいるフロアの上の会議室などが集まっている裏動線風エリアに突如として表れます。スターアライアンス系旅客は全てこの「brussels airline(ブリュッセル航空)」のラウンジを使用します。入口の見た目以上に中は広く、フードもサラダからハム、各種ディッシュ類含め充実しているので思わず色々口に運んでしまいます。

屋外へ目を向ければ、帰りの機体が既に到着し準備を進めています。目の前にはルーマニアのナショナルフラッグキャリアである「タロム航空(tarom)」の創業60周年を記念したレトロ塗装機が偶然止まっています。まぁラッキー。いやこれ、たぶん結構レア機です。

乗る前にちょこちょこっと写真を撮っていると、いよいよボーディングです。
現地時刻の「20:40」、B14ゲートよりボーディング開始。そこそこ混み合っている感じではありますが、旅慣れたお客さんが多く整然とみなそれぞれの座席に座って行きます。

ウェルカムドリンクを飲みつつ、窓の外に目を向ければ隣には「ブリュッセル航空」の「Avro RJ-100」が駐機しています。ほぼヨーロッパでしかみることのないこの機体、個人的には大好きです。まだ記事化できていませんが、これに乗って移動した旅もあるので搭乗記、待っていていただければと思います。

しかし良い天気ですね。もう21時近いんですけどね(汗)。

さらに視線をもう少し後方へ向けると「ブリュッセル航空」の「Red Devils」特別塗装機が羽を休ませています。なかなか今回は特別塗装機に多く遭遇しますね。・・・ブリュッセル航空は「ルネ・マグリット特別塗装」など、数多くの特別塗装機を実施する遊び心豊かな航空会社でもあるんですよね。

「21:11」ついにドアクローズし、同17分にはプッシュバック。エンジンスタートシークエンスを進めている頃、窓の外はいよいよの夕暮れです。ツヤのあるオレンジが一面に広がり、旅の終わりを告げるにはこれ以上ない情景が広がっています。ただ、この夕景、冬季の場合は既にどっぷり日が暮れていますので夏季の搭乗限定で観れる景色です。

キャビンにも夕日のオレンジが差し込み、キャビン全体がオレンジに染まって行きます。ほんとなんだか心洗われる素敵な出発風景です。この日のNH232便は離陸直後までこの夕日を堪能することができ、最高の空の旅の情感を与えてくれました。

真横には、同じタイミングで逆側のターミナルからプッシュバックされてきた機体が出発準備中です。っていうか、これ「Airbus A319」ですね。この超寸胴感がたまんなく可愛くて好きです(笑)。着陸操作間違えたら一発でポーポイズするだろ?っていうショートホイールベース感も航空工学でもギリギリの線を攻めてる感あります。。。

いよいよタクシーアウト、滑走路へ向けゆっくりと地上走行が続きます。なんかとっても透明感ある夕暮れじゃないですか?多くのお客様がこの夕暮れが作り出す空港風景の美しさに心奪われていたことだと思います。

いよいよ滑走路です。ご覧の通り、本日は「RWY25R」からの離陸ですね。

私たちの便の前でアメリカミシガンに拠点を持つ貨物専門の航空会社「Kalitta Air」「Boeing747-200」がまさに離陸しようとしています。そしてこの「N742CK」というシップナンバーが記載された747は、かつて「日本航空」「日本アジア航空」で運行されていた、まさに日本の空を飛んでいたジャンボであり、おそらく多くの日本人旅客を乗せていた機材なのです。今やこうやって貨物を運ぶ機体としてその余生を送っていますが、日本の空の花形として飛んでいた時期があった訳なんですね。感無量です。

カリッタのジャンボが心地よい轟音とともに離陸していった直後に私たちもいよいよ離陸です。離陸滑走に入る直前、機窓には「Flybe(イギリスのコミューター航空会社)」のボンバルディアが待機中です。様々な機体、航空会社を見ることができるのは海外空港の楽しみの一つですよね。

本日、私を東京・成田まで運んでくれるのは「NH232便(BRU→NRT)」、使用機材は「Boring787-8(シップナンバー:JA827A)」飛行距離5882mile予定飛行時間10時間44分となっています。

「21:34」、ブリュッセル空港「RWY25R」をスムーズに離陸。直後180度の左旋回をしてグングン高度を上げて行きます。左手眼下には今まさに離陸してきたブリュッセル空港が黄金色に輝く姿を確認できます。・・・ちょうど窓側に夕日が来る角度で飛んでいたため、離陸後もなんともセンチメンタルに暮れてゆくヨーロッパの街並みを捉え続けることができ、カメラ大好きっ子の私としてはゆっくりビジネスクラスの座席に体を預けるなんて状況じゃありません(笑)。

ここ最近に機上からみた夕景の中でもおそらくトップになるんじゃないか?という位光量、色彩、透明感がズバぬけた夕景です。仕事の疲れなんかこの景色を見れば一瞬で吹っ飛びますね・・・。しかも夕日を反射する反り返った787の翼の美しさには言葉もありません。

離陸後30分で最初の巡行高度である「FL350(35,000ft)」に到達し、その直後に「FL370(37,000ft)」へステップアップします。夜遅めに離陸しているので、ベルトサイン消灯後は比較的スピーディーにドリンク〜夕食のサービスが行われる印象です。

ドリンクサービスに続き、夕食の香りがビジネスクラスキャビンを満たす頃、窓の外はいよいよ夏のヨーロッパにも夜が来る・・・といった趣の空が広がり始めます。

高度も上がり、緯度も上がってきているので空の色も碧から濃青といった風情を醸し出します。

アミューズが届けられました。ヨーロッパ発便は確実に洋食ですね。こういったアミューズやアペタイザーは圧倒的に美味しいです。特にこの最初のディッシュが毎回楽しみで、これの量増やしてほしいくらいなんですよね(笑)。今度余ってるのないか聞こうかな。

とか言いつつ(笑)、なぜか今回は和食を選択。なんでそうしたのかは記憶にないですし、20回に1回くらいしか頼まない和食(笑)。しかも、今回撮影しててわかったのは和食はめっちゃフォトジェニックじゃないんです。これ、もう少し提供方法とか検討したほうがいいかもしれないです、ANAさん。

別に和食なんて、日本着いてから食べればいいのに、なんで頼んだんだろなぁ・・・。この辺メモっておかないと全然忘れちゃいますね。たま〜に和食ばっかりオーダーされて足らなくなったので協力してもらえますか?みたいのはありますが、今回は満席でもなかったのでそれはないだろうしなぁ。

でもまぁ、日本人なんで落ち着く味ではありますよね。って書いてて思い出しましたけど、和食にした理由は「洋食のメインが食べたいメニューがなかった!(&いつも食べてるメニューで飽きた)」だった。消極的選択ってやつです。乗る頻度が高いとメニュー見て「あぁ、これか」と味が想像できちゃうから、和食に逃げるパターン・・・たしかにコレたまにやります。

窓の外はいよいよそろそろ漆黒の闇が全ての色を奪っていきそうです。

そう、この主菜とご飯。これです、この殺風景さが超フォトジェニックじゃない(笑)。容器の色なりなんなりちぃとは工夫してくだされ。この写真みても(おいらの写真の腕はさておき)、頼みたい!って思わないでしょ?味は美味しいんです、それだけにこの殺風景な和食の絵姿は残念かもしれないです(機内の肉眼だとここまで残念な感じには見えてませんが)。

あと、ファーストと違ってビジネスはその場でご飯炊いてませんからね。そういう意味ではできる限り「洋食」を選択するほうが満足感高いと思います。

デザートはチョコレートムースです。桜餅とか出るのか?と思うでしょうが、和食・洋食ともにデザートは一緒なんですよね。このほかにチーズだったり、フルーツだったり好きなものをチョイスすれば良いと思います。・・・ちなみにデザートは「一人一個」じゃないので、好きなものを全部いただいてOKです。(※満席便とかだと嫌がられるので、状況見ながらお願いしてくださいませ・・・)

あれ?写真貼る順番間違えてません?とか思っちゃいますよね。
ちょうどデザートが終わってコーヒーを飲んでる頃、窓の外見て思わずコーヒー吹きそうになったのがこの景色です。

そうです、一旦暮れかけた空が飛行機がグイグイ北へ向かって飛んだおかげで高緯度帯へ入り「白夜ゾーン」上空を飛んでいる関係上、空の上でも一旦暮れかけた空がもう一度明るくなってしまう。という「暮れない空」・・・それが特定時間の夏季ヨーロッパ線です。場所的にはラトビアの「リガ」を越えるあたりで再度空が明るくなってきます。北緯56度あたりですね。

晴れていると放射状に伸びる光の筋が美しいサンクトペテルブルク一帯は雲に覆われており、残念ながら水の都の荘厳な夜景を見ることは叶いませんでしたが、窓の外では「夜のないフライト」のショーが繰り広げられています。

機内の照明もそんな白夜をオマージュしたのか、通常よりオレンジ成分の強いトランジションパターンになっており、機内・機外の色彩が見事に揃っています。特に787-9以外のスタッガード型ビジネスクラスはブルーのアンビエントライトが各席に備わっていますので、機内が幻想的にブルーに染まる分、こういったオレンジの差し色を天井の間接照明に入れてもらえると非常に落ち着いた雰囲気が生まれますね。

肉眼ではもっと広く見えますが、各窓の外が美しいブルーとオレンジ、赤のグラデーションになっていて、高バイパス比エンジンが放出する低く穏やかなジェットサウンドが機内にバッソオスティナート(通奏低音)として静かに響く快適な空間です。空の旅の醍醐味の一つを感じさせてくれる景色だったと思います。

この日のエンルートは比較的緯度が低めの航路(往路は幻の高緯度ルート「G355」でしたが)を使用しているので、もっと高緯度だったら更に外の世界は明るのかったかもしれないなぁ、と思いつつ順調に時速930kmで移動する生命維持装置はフライトタイムを消化して行きます。

途中、軽く水割りを頂きつつボンヤリと東京での仕事に頭を回しつつ、ガンガン音楽を聴きながら過ごす長距離フライトの夜こそ至福の時間ですね。この時間帯はみなさん寝ていますので、機内に物音はほとんどなく、時たま上層の風の変化で揺れるタイミングにインテリア同士がこすれあう音が響くのみです。

朝食が始まる前に再度コーヒーと、アイスクリームを頂きます。途中2時間程度仮眠してましたので、軽い目覚ましでもあります。

しかし!ブリュッセル線は搭載されているハーゲンダッツのフレーバーに注目。そう、

「Belgian Chocolate(ベルギーチョコ)」!

ブリュッセル線にお乗りの方、逃してはなりませぬぞ。

ハバロフスク直前には高度を「FL410(41,000ft)」に上げており、787のいつもの高度って感じです。窓の外は完全に明るくなっており、真っ暗だった機内照明もいよいよ到着に向けた「Dawn Mode(夜明けモード)」に切り替わり。眼下にはロシアの終わりを告げる湿地帯の緑と、光の反射で光る蛇行した川たちの姿が見えてきます。この「Dawn Mode」に切り替わったのは、離陸から8時間半後くらいのタイミングですね。

ちなみに軽く「FL410」って書いてますが、787の最大運用高度(上昇限界)は「43,100ft」ですので、結構ギリギリまで上がっています。「FL430」で巡行する場合、リミットまで100ft(33m程度)しか余裕がありませんので、ほぼ実際には使用されない高度かと思います。

(※偶然この限界ギリギリを攻めたフライトに遭遇した際の搭乗記としてこちらがございます→「Jetstarビジネスクラス搭乗記 : GOLD COAST (JQ11 & JQ12 / NRT-OOL-NRT / Business Class)」

離陸から9時間ちょい過ぎとなる、日本時間の「14:27」機体は通過に高額の費用を請求されるロシア領の一角を回避するために若干遠回りするルートである「おなじみの右旋回」をします。この右旋回が入ると一気に日本海へ抜け、高度を下げ・・・と到着のプロシージャーがスタートするまさに「旅の終わり」を告げる旋回です。

同時にこの旋回前後のタイミングで機内は「朝食」がスタートします。機体もそうですが、キャビンも到着へ向け準備をスタートするのです。

普段はフルーツとバゲットしか頼まないのですが、この日はフルメニューで朝食を頂きます。(ちなみにフルメニューを頼まないとテーブルクロスひいてくれません・笑)。

うん、でも久しぶりのフルメニュー。堪能しました。やっぱ見た目にも豪華で彩りがあって良いですね。今度はちゃんと頼もうかな。。。

粟島の南方洋上で機体はいよいよ高度を下げ始めます。

こころなしか知ってる空の景色に変わるんですよね。

高度を下げ始めた2分後となる「14:42」、機体はついに本州上空へ進入します。ぐいぐいと高度を降ろし、いよいよ成田空港へのアプローチが始まります。

「15:04」・・・ポーン、ポーン、ポーン、ポーンと聞き慣れたファイナルアプローチのサインです。荷物を整理し、座席をアップライトへ戻し、脱いでいた靴を履きます。ここから着陸までの降下中はやや強めの揺れが機体を揺さぶり、よくしなる8の翼は上に下に大きくたわんでいる様子が機内からもよくわかります。

この日は雲が分厚く、モクモクした雲の中へ入ったり出たり・・・。コスモポイントで車輪を降ろした後も機外は真っ白な雲の中・・・という形で着陸するわずか前まで地上の景色を楽しむことはできません。

どんよりと曇った成田の景色を視界にとらえた直後、出発後10時間8分後となる「15:19」機体は成田空港「RWY34L」へスムーズにランディング。最終的には「15:25」に42番スポットへ駐機が完了し、ブリュッセルからのフライトは無事幕を閉じました。

弾丸の慌ただしい出張の幕開けから紆余曲折がありましたが、結局はいつも通りの素晴らしいフライトとサービスに助けられ快適な旅を過ごすことができました。今回はブリュッセルの美しい夕景や、暮れない夏のヨーロッパ・北欧の空を堪能することができ大満足でしたね〜。

帰国後の週末は近所のカフェでゆっくり鋭気を養い、次のフライトに備えたいと思います。

まぁそろそろ北米路線にも乗りたい気分ですが・・・。

ではまた!

***

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この記事を書いた人

東京でプランナーとして働きつつ、様々なフィールドで遊ばせてもらっています。

ON / OFF問わず日本各地、世界各地へ出かけることが多いこと、そして移動手段
である航空機が大好きなことを理由に「航空機を活用した旅」をメインとしたブログ「Days of StyleDept」を書かせてもらっていましたが、もう少し幅の広い話題を取り扱うブログへの進化を目指してこの「Life with curiosity」を立ち上げ。

アイドルから航空機までをカバーする明るいオタクとして、日々好奇心の赴くままに暮らす二人の娘のオヤジでもあります。

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コメント

  1. lwc より:

    タヌキ猫様

    そうなんです、なんか銃を構えてる兵士をパシャパシャするのは気が引けて(笑)。
    先月にブリュッセル行った時も大きく変わってはいなかったので、その話も近日中
    にブログ化したいと思います。

    出来るだけ綺麗に旅の雰囲気を味わって頂きたいので、下手なりに写真は頑張って
    撮ろうと思っています!なかなか自身の腕の限界か、似たような写真が増えてしま
    うのですが、機内で一眼を構える怪しい旅客として今後も頑張ろうと思います。。。

    タロムは私も存じ上げなかったのですが、特別塗装含めなんだかいろんなのが欧州
    の空港では見れるので楽しみの一つになっています。

    この秋もアメリカ、ドイツ、ベルギー、イギリスと渡航が控えてますのでブログネ
    タを一杯仕入れてこようと思いますので、どうぞお付き合いください!

  2. タヌキ猫 より:

    StyleDeptさん、こんばんは!!

    やっぱり写真の一枚一枚がステキなんですよね♪
    あの、暗い中でのグラスの写真なんかイイですよね♪

    ホント、お仕事をお忙しくされているようでブリュッセルにも
    ほぼほぼお仕事でのフライトだった模様

    また、テロから間もないブリュッセルからの出発とのことで
    写真からもさすがにマシンガンをもった兵士は映っていないものの
    緊迫感が伝わってきますよね・・・。

    そんなブリュッセル空港での一コマの中でも
    タロム航空???聞いたことがないですねぇ~

    世界には、まだまだタヌキ猫が知らないようなエアラインもたくさんありますし
    そんな中でも、かつてJALにて使用されていた機材がこうして今も
    現役で世界を飛び回っているのは、嬉しいですね♪

    成田でも、おそらく貨物機がメインですが
    何機か元JAL機が飛んできていますので、
    撮影の機会があったら見てみたいと思いつつも・・・

    今年は、あまり撮影に訪れる機会の少ない成田です。

    タヌキ猫でした。